またしても・・・
妻の蕎麦欲求・・・。
私は秋田でも有数の蕎麦の町である「羽後町」に比較的近い地域に実家があり、最早その蕎麦で育ってきた、と言っても過言ではない。
そして羽後町の蕎麦の特徴はなんと言っても
「冷やがけ」
これに尽きる。
私はざるももりもこれに比べればそこまで好まないし、温なぞ目もくれない。
そんな私の思考回路を、大学時代に打ち砕いたのが
山形の肉そば
だ。
コンセプトは冷やがけと変わりはないが、出汁に親鳥を、そして具にその煮た親鳥を使用。
甘めの出汁のお陰で随分私好みの味わいになっているのだ。
そして、なかなか行く機会がなかったのだが秋田のブロガーであるmuraさんのブログを見た我々は一念発起。
敷地は広大だがカオスな駐車場に車を停めて店内へ。
メニューを確認すると・・・
肉そばがねぇ・・・・・ッッッッ!!!
失意の中、私がとった行動は・・・「足し算」だったと言う訳だ・・・。
そうだ・・・。そうことだ・・・。
なければ有り物で作ればいいだけの話・・・。
通常メニューには冷やがけはなく、店内に張り出されていたメニューであるため、もしかしたら秋季までの限定なのかもしれないがまぁそれは良い。
羽後系の冷やがけと比べ、出汁の香りよりも醤油の香りが強いような気がするがそこも楽しみなところだ。
妻は鉄板の板そば。
山形蕎麦の原点的な、例の蕎麦の太さを堪能できるヤツだ。
さて・・・。
ぬぬぬぬぅ・・・まさに香りの通りの・・・切れのある・・・
SYO…U…YU…よ・・・ッッッッ!!!
出汁のパワーを十二分に上回る醤油のエッジは、通好みのツユつけ過ぎ注意のソレだ。
とすれば・・・muraさんの旦那さんが注文している「温」の鶏そば・・・間違いなく個人的に期待大!!!
何度も言うが節が強めの蕎麦ツユの場合、個人的にあの酸味が苦手。しかしここのツユにその危険性は皆無・・・。
次はソレを食うしかねぇ・・・。
ビシッと締められている蕎麦は、咀嚼という行為のヒエラルキーを高めてくれる。
醤油の味と風味が次第に薄れ、しかし蕎麦の香りが立ち上るのが至福タイムである。
しかし・・・このボンクラの私は・・・「山形」を堪能するために・・・。
ちょっとそのまま食って、煮込みの汁ごとブッ込んだ私はただの愚行野郎。
若干想定外だったとすれば、煮込みの味付けがAMAMEではなかったかこと。
しかし・・・このコンビネーションはナイス。
私は本当に・・・山形の肉そばが好きなのだから・・・。
ごちそうさまでした。
本当に並で足りたのかって?
俺の胃袋を舐めてもらっては困る。マジで・・・マジで小食なのだから・・・。
店舗の位置は、熟練者でなければ見逃しやすく、そして駐車場に行くのも軽くトリッキーなので、初めて行かれる方は必ず下調べをして頂きたい。
結局通り過ぎ・・・面倒になって「きちじ」に行く、なんて言うことも起こりかねないからな・・・。
因みに「きちじ」も蕎麦屋です。
十割そば屋を過ぎたら、次の信号を左折すれば到着するでしょう。
私が小食になってもう4年目。
何がきっかけかは微妙だが、とにかく異様に燃費が良くなってしまった。
コンビニのおにぎり一つで5時間くらいは余裕で持つし、腹一杯感の持続も長い。
何が言いたいのか、と言うと現在の私において
蕎麦は即腹一杯になる麺類ナンバーワン
だと言うことだ。
これが大盛りになったらどうだろう。私は家までの運転すら辟易してしまうだろう。
だた、だ。
分かってはいるのだが・・・蕎麦は・・・直ぐ腹一杯になる反面・・・
腹が減るのも速ぇし早ぇッッッッ!!!
なかなかのジレンマよ・・・。
bollaさん!!!
私も想定外の出来事でまだまだパニックです!!!
しかし・・・・・・この甘じょっぱさはなかなかのパワー・・・・・・!!!!
是非チャレンジして頂きたいです!!!