先日私は無駄に講釈を垂れた。
しかし、あえて言おう。
味を守ることは非常に重要かつ大事なこと。
成長と相反するものだが、同居しなければならない事象が存在し得ると思うのである。
私はただ、安定的な味のラーメンよりも「ヤンチャ」なラーメンが好きなだけであり、こと、他の料理に関しては見方によっては保守も保守。
焼きそばを見ればお分かり頂けるであろう。
さて、表題の通りである。
先日「ももはなさん」のブログを読ませてもらっていたときのこと。
誠に勝手ながら紹介させて頂くが、私はこの方の文章内容・表現もさることながら「文体」(表現とは多少異なる)がやたらと好きなのである。私は比較的活字馬鹿なのだが、実に綺麗な文体。
個人的な見解ではあるが、特に「抽象表現」が素晴らしい(因みに過去の片っ端から読んでいることは公然の秘密である)。
こればっかり書くと軽く数千字を越えるので割愛するが、「表現」を生業としている「プロ」とはこういうモノであろう。
で、だ。
記事の一つに(リンクの張り方がわかんないのでご容赦下さい)「あんかけ焼きそば」がある種のファクターになっているものがある。
これも実に胸打つ記事なのだが、ここに御座しますは(お前は何様だ)活字馬鹿かつ料理馬鹿。
結局読後に・・・・・・
あんかけ焼きそば食いてぇ・・・・・
こうなる(無論頬に涙の後はあるよ!)・・・。
しかし、である。
聡明な皆様であれば簡単にお分かり頂けるであろうが、ちゃんと作るとこんなに面倒な料理は無く、そして、具材にしろ麺にしろこんなに幅が広い料理は無い。だって、定義は「餡がかかった麺」な訳で。
烏賊、海老、肉、牡蠣、ウズラの卵、各種野菜・・・・・・
下ごしらえ、下処理だって一つひとつ異なるし、何より「油通し」。部屋が油臭くなることは確定。
従って「町中華の具材簡素バージョン」を作る。
私が選んだ材料は・・・・こうだ!
白菜三枚分
ニンジン3cm分
キクラゲ数欠片
モヤシ一握り
豚肉(今日も前日からの発酵豚)
海老(有頭無かったんじゃ!)
烏賊(紋甲イカはめんどい!でも鹿の子はやったよ!)
そう、コイツは強敵。
だって生きが良いのが此しか無かったんじゃ!
残りはシーフードミックス扱いにする。
塩を振り、一定時間待つ。
その間に必殺油通し。
因みに紋甲イカの捌き方、知らない方はネットで検索されたし。
今日は油断して墨破裂。
さぁ、仕上げだ。
g
麺に焼き目を着けつつ、餡を作る。
オイスターソース
塩
醤油
酒
水
しょっつる(魚介の味を強化する)
そして・・・
今日は楽をした。
しかし、各々方・・・・・・・。
ガチの方はちゃんと殻スープもガチであることを忘れてはならない。
仕上げだ!
麺を乾かす、かつ焼き目を着けて・・・
同時に餡を。
桃屋のメンマを追加したのは、通でないと見つけられない事象である。
完成だ。
素人が作ると味はある程度でも、プロが作るのと「時間」が違う。そして、下準備。
やはりプロとは異次元。
世界が異なるのである。
味としては旨かったが、差を痛感させられた。シンプルなもの程そうであろう。
ところで、イカの墨袋が破裂しシンクが事件になったのは内緒にしてください。
縁とは不思議なものである。
ももはなさんには感謝の一言。
ありがとうございました。また何か有れば「断りを入れ」料理をしたい。
しかしだ。最早家の沼(昔は良く取って調理して食った)でも生息ギリギリ。
ナマズは無理かも知れん!
ももはなさん
重複になりますが本当にありがとうございました。
ナマズ、旨いですよね・・・・・!!!!!!!!