g13longkillの飯(ラーメン・居酒屋)

食事の感想と料理のレシピです。好きなブロガーさんの記事に酷似しているのは御愛敬

そば処 長谷山 ぶっかけそば

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一体どうしたものか・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はラーメンが嫌いで、そして蕎麦が好きだった。

そしてそれはここ5年位で逆転した。

 

 

蕎麦が嫌いになった、と表現をすると語弊がある。蕎麦が好きではなくなった、と表現するべきだ。

 

 

 

どの節を使うか、どう組み合わせるか、どの醤油を使うか、どう組み合わせるか、昆布は使うのかどうか、甘さは何で出すか。

蕎麦は二八が良いのか十割が良いのか、それとも違うものを組み合わせるか。

温が良いか冷が良いか。

 

 

 

 

このように数多の可能性を模索することが出来るが、どう作っても味は大方の予想が付く。

 

 

 

 

再度言うが蕎麦を否定しているのではない。ある程度の上限が見えてしまうために蕎麦での感動を味わう機会が無くなっているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

そんな折、妻の恒例の「蕎麦が食べたい」発言が。

秋田市内か、それ以外か、の問には

 

 

 

「できれば羽後町」

 

と言うひたすら贅沢な返答が。

 

 

私は羽後町の冷がけが好きだ、と言う事は何度もブログで書かせて頂いた。

しかし、だ。

 

 

 

羽後町には「羽後町の名産冷がけを「メニューに載せていないのに」羽後町の冷がけそば屋グループに含まれる謎のそば屋」がある。

 

 

このストロングスタイルな店に初めて行ってきた、と言う訳だ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何と言うストイックな見た目か・・・。

あまりのストイックさに私は感銘すら覚える。私が

 

漫画美味しんぼ

 

で好きなシーンの一つ、良三が海原雄山に蕎麦を出した際、雄山はネギとわさびの乗った薬味の皿を良三の顔面に投げつける。

 

「いくら新そばとは言え、ネギとわさびの風味と組み合わさればどうなるのか分からんのか!!!」

 

こんな大説教が放たれるのだが、コレには私も大賛成。ネギが蕎麦の上に乗ってくるだけで、私のテンションはダダ下がり。

 

しかしどうだ・・・。私が望む完璧なビジュアル・・・。さぁ・・・どう来るか・・・。

 

補足だが、羽後町で冷がけ系を注文すると、基本レンゲは付いてこない。豪快に丼からツユを味わおう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぬぬぬぬぬぬぬぅ・・・何と言うことだ・・・久々に蕎麦で・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

KA…N…DO…U…です・・・ッッッッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美味え!!!

って言うか凄え!!!

 

この町の冷がけは基本若干甘い。事実公認のパンフにもそう書いてある。

 

しかし・・・何ということだ・・・。この醤油の切れ味たるや・・・。

醤油5:出汁4:甘さ1

 

これが私の感想であり、私のベストかもしれない・・・。俺が今まで食ってきたのは・・・何だったんだ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出汁を強めにしても蕎麦は負けてしまう可能性がある。それを見越しての配分なのだろうが、店主のバランス感覚は異次元だ。

 

結局熱を通していないから醤油の香りが立つことは無い、立つのは「味」である。

 

 

しかし、啜ってみれば新そばの例の香りが口から鼻へ大移動。

噛んで見れば「布のり」を入れてコシを強めている冷がけに匹敵する勢いのブリンブリン。

 

まるで二郎系の麺を噛んでいるかの如く、この細さで信じられない跳ねっ返りを堪能できる。

噛み締めていくと醤油メインの味わいがゆっくり抜けていき、最後には蕎麦の清々しい香りが鼻から抜けていくってことさ・・・。

 

 

あぁ・・・美味え・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店長・・・このネギ・・・何か工夫してませんか・・・???!!!

 

こんなに主張の激しくない優しい風味と味のネギがあってたまるか・・・。

 

ツユに入れたくないからこんな食い方をしてみれば、蕎麦の香りに抑えめのネギの香りが素晴らしいじゃねーか・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

半分ずつにしよう、と言った妻が頼んだセットの天丼。

 

私と妻の人生の天丼ランキングがあっさり崩壊。

そして、こう言う店の天丼の美味さをこの歳になってようやく個人的な理屈で理解した。

 

天ぷら屋の揚げる天ぷら以外を見くびっていてごめんなさい。反省しました。

 

 

 

衣が分厚いのは、決してエビの旨味を逃さないのと同時に、サクッと食感を残したまま丼ツユを吸収させるため。

エビも異様にデカくて美味かったが、とにかく感動したのは丼ツユ。

 

最高すぎるだろ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごちそうさまでした。

 

正直完飲以外の選択肢なし。問答無用、必然中の必然、それほどの仕事振りがこの一杯から感じられる、そんな蕎麦だったしそんな店主だった。

 

マジで最高。

 

注意点は駐車場と、メニューが思いの外多いこと。ただ初回ならぶっかけかせいろのセットが良いだろう。二度目以降でこの季節ならば・・・鴨南蛮か・・・!!!

 

 

 

 

これが店主のプライドなのかもしれない。

我々の次に来た客にも

 

「冷がけでなく、ぶっかけならあります。」

 

と答えていた店主・・・カッコいい・・・。

 

 

因みに店主はメチャクチャ良い方なので安心して暖簾を潜ると良いですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰りに道の駅に寄った私は、どうしても確認したくなってしまった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは羽後町の道の駅の冷がけ、つまり総本山である

 

「弥助そば」

 

の遺伝子を持つ一杯だ。

ここに「小」のサイズがあることを、ここらの人間ならば皆知っている。

 

そう・・・「俺が今まで美味いと思って食ってきたモノとの食べ比べ」を敢行する・・・!!!

 

 

 

 

 

ぬぬぬぅ・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A…MA…過ぎるッッッッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

醤油3:出汁3,3:甘さ3,7

 

って感じだ・・・。

腹一杯とは異なる理由でツユを全て飲むことが出来なかった・・・。

 

この歳になっても・・・まだまだ知ることが多いな・・・。

 

 

 

 

 

 

 

Pちゃんさん!!!

常にアニサキス注意報が出ておりますが、何とか注意していきたいと思います!!!

このスープは、まさに中華のスープ、と言う仕上がりで、清湯感全開でした!!!

霧には・・・十分に注意して帰ります・・・マジで・・・数m先くらいしか見えません!!!

 

 

kami3sakiさん!!!

相当海鮮出汁が出ていて、妻も気に入ったらしいです!!!

私は大晦日の年越しそばに向けて・・・ガラを調達してきます・・・!!!