スパイス=辛さ
そんな方程式は無い。
そして本日も「くろふねさん」に捧ぐ。
辛くないスパイスも沢山ある。
辛いのは所詮唐辛子系統であり、風味の演出がスパイスの仕事だ。
私はこの店の店主を以前より
「県南最強のスパイスマスター」
と言ってはばからない。
実家に帰る用事があった私はMを誘いラーメンを食いに。
Mは最近虜になっている
中華そば今野
居酒屋今野
のどちらかに行きたい、と言っている。
「いや~是非牡蠣の中華そばが食べたいんですよね・・・。」
そんなこんなで向かう。今日は土曜、確実に両方ともに空いているのは確定している。
意気込んで向かった結果は皆さんも既にご存知・・・・・
ダブル臨休ッッッッ!!!!!
「またテメーの運の悪さが全開だな。」
と言う私の一言で完全に息が絶えたMは「満腹になりたい」と言う欲求の元・・・ココへ車を走らせたのだ・・・。
以前ココで醤油らーめんを食べた際、辛ネギ付近を食ったときの衝撃を忘れていなかった私は、辛ネギを増した。
ここの辛ネギはただ辛い等と言う無粋な真似をしていない。
何か、奥底から感じられるフレーバーが一層旨味を引き立てるのだ。
であれば、と思い、通常のみそではなく、辛い味を選択するのは「辛いの好き」の必然だろう。
では・・・
ぬぬぬぅ・・・・・・何と・・・・・・・
MA...RO...YA...KA...だ・・・ッッッッ!!!
濃厚な味噌の中にも、まろやかさを感じるスープは、「ついついゴクゴク」のアレだ!!!
しかも直前に炒められた挽き肉&野菜がより香ばしさを演出!!!
陸王やよし虎を思い出させてくれるぜ!!!
この憂いのある感じ・・・そして辛ネギを混ぜる前のこのテンションはまるで・・・
「襟裳岬のサビ前」
🎶ひろいぃぃぃぃ~集めてぇぇぇぇ~あたぁぁぁぁためぇぇぇぇ~あおぉぉぉぉぉう~🎶
を連想させる!!!
みそらーめんにバッチリの中太麺は、咀嚼甲斐もあり最高だ。
「モッチリプッツン」
系の麺は歯切れも良く、啜るのが楽しい限りである。
そして・・・・
やはり・・・・・この辛ネギ・・・・・・
🎶えりぃぃぃぃものぉぉぉぉ~春ぅぅはぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁ~🎶
完全にサビに突入ッッッッ!!!!!
期待していたケミストリー炸裂とはこう言うことだ!!!
キレある辛みと奥深い香り、そして濃厚かつまろやかの共演だ・・・。
これぞまさに
やはりスパイスマスター・・・ただ者じゃねえッッッッ!!!
これまた「まろやか辛味噌」・・・!!!
だいぶ塩分も辛みも抑えられ、そのまま食っても酒のつまみになりそうなヤツだ。
そうときたら、色々オンして遊ぶのが吉。
因みにチャーシューはこのバラタイプとモモタイプの二種あるので、そこの違いも堪能して頂きたい。
店名を冠するメンマ否しな竹。
この形で「繊維の存在を疑う」のは店主の仕込みの腕が目映い程に光る。
そして・・・・いつから燻玉に・・・ッッッッ!!!
この香り・・・・・・・流石マスター・・・・油断禁物だッッッッ!!!
ごちそうさまでした。
やはりレベル高過ぎ案件・・・。
今回をもって主要メニューはほぼ制覇。
個人的なナンバーワンは
「煮干のまぜそば」
これに尽きる。
このまぜそば、まぜそばの概念が絶対に変わると思われる一品だ。
次はコイツに辛ネギをトッピング、と行こうじゃないか・・・・!!!
本日のM
煮干のまぜそば 大盛(JAF会員特権)
ライスセット (ライスと温玉)
煮干の和え玉 × 2
煮干和え玉に至っては、客が我々だけだったから良かったモノの
一杯目を20秒ほどで完食し、直ぐ店員さんを呼ぶ、と言う行為。
それに対して私が
「どうせ食うのが分かってんだから、その時点で二つ頼めよ。」
「(店員さんが二杯目を持って来てくれた後)何度もすいません、とかあるだろ普通。」
とか、ネチネチ文句を言ったのだが
「すいません・・・美味過ぎて・・・・。」
と、反省の色もなく、ただただ全力で啜っている。
マジで迷惑な客だ・・・・。
そんなこんなで店を出てコンビニに向かう途中、おもむろにMが言う。
「g13さん、さっきの話なんですけど・・・一気に二杯分注文するより、一杯ずつの方が
「あ、食べて美味しいと思ってもう一杯注文してくれたんだ、嬉しいな」
と、店員さんが思う可能性もあると思いませんか?」
「・・・・・・・
確かにそうだな・・・・・・・・・。」
だったら「あんまり美味しくて、つい・・・」とか言えよ
と言うツッコミは面倒だからしなかった。
「じゃがりことラミー」を帰りの車で食い、コーラで流し込んでいたコイツは、間違いなく、私よりも早く死ぬだろう・・・・・。
いや、酒飲み過ぎの俺かな・・・・・・。
ふつ映さん!!!
ラリーX・・・最高です!!!