雨・・・。
そう、雨・・・。
正直私は雨は嫌いではない。
雨でしか見えない景色、また雨だからこそインドアな作業がはかどったりすることも多い。
例えば私は雨の日に読書をすることが多く、そんなときは異様に読む速度が上がり、実に効率がいい。
しかし、である。
ある程度天気予報で予測が出来ていたとしても、その日の予定が
妻とウォーキング
であった場合はどうだろう・・・。
秋田県は、県の面積は無駄に広大であり「外」の観光地は多少あるが、これが「内」となると激減する。
ある程度の歩数を獲得することが出来る建物自体が少なく、しかも、存在したとしても非常に遠い。
横手市のまんが美術館・ふるさと村
最低でも車で一時間以上は確定である。
よって、私が無理やり下した結論がこうだ・・・。
「大仙市のイオンを歩けば、多少の歩数稼ぎにはなる。」
よって、病院終わりの妻を車に乗せてGO。
高速に乗り、大曲ICで降り、大曲市街までの道を走って妻から一言。
「お昼はどうする?」
おっと・・・。それもあったか・・・。
この日は金曜で、ちょっと行きたいと思っていた「居酒屋今野」は夜営業のみ。
「にぼすけの本店は?」
秋田を代表するラーメン屋「にぼすけ美郷本店」は、この道路の突き当りを右に曲がれば大体車で10分程度。
私も本店は未訪問。
行ってみると駐車場はガラガラで・・・・・・
はい、皆さんご一緒に・・・
「臨時休業」ッッッッ!!!
そのせいで近隣のラーメン屋は大混雑・・・。とすれば、だ。
脇道を「駅方面に向かえば最寄り」、かつ「信頼のおける店」に行くのは必然であった、と言う訳だ・・・。
この店の主は県南屈指のスパイマスターであることは何度も紹介済み。
そして、そうであれば「辛味の使い方」も秀逸なのも以前の「辛ネギ」で実証済み。
よって今回は辛味✕辛味の最高のコラボを注文。実際は辛味玉はラーメンの上に乗ってくるらしいが、「わんぱくなネギの盛り」によって別皿になったらしい。
しかし・・・これは・・・。
あの「例のタイプの味噌ラーメン」の香りではない、別の香りが奥から感じられる・・・。
まさか・・・・・・これは珠玉系のヤツなのか・・・・・・。
ぬぬぬぬぬぬぅ・・・・・・まさかまさかの・・・
大・・・A...TA...RI...だ・・・ッッッッ!!!
さっき中華鍋を振るっていた音はこの一杯の中に放り込まれる野菜に「素敵な刺激」を与えるためであったか・・・。
そしてスパイマスターにお伝えしたい・・・。
このラー油マジで反則ですッッッッ!!!
味噌ラーメンを毛嫌いし、基本的には食べることが出来ない妻は
陸王 サッポロミソ
夜来香 炒め味噌らーめん
よし虎 濃厚味噌
オクト みそらーめん
これくらいしか認めていない。私も以前は味噌ラーメンに非常に厳しかったが、それは昔の話で、今は随分寛容になっている。そんな私から妻はレンゲ一杯分のスープをスティールし、判別するのが常なのだが今回は・・・
「これ・・・美味しい・・・」
ときたモンだ・・・。
この香りの爆弾味噌スープを引っ張り上げるのが、がっぷり四つからの「吊り」をしかけてくる中太麺。
味噌に負けじと小麦の香りを放つ訳だが、それがこの謎のラー油と渾然一体になり、いい意味でパニックになる・・・。
店長のバランス感覚・・・・・・どうなってやがる・・・。
この店でまぜそば・味噌ラーメンを頼む際に是非トッピングしたいのがこの辛ネギ。
問題は辛くないことではなく、香りが素晴らし過ぎることであり、ベースのラーメンが濃厚であればあるほど華やかになる。
やはり結果的に炒められていたひき肉、モヤシとめでたく対面し、この香ばしさまでもを直球で堪能する。
このラーメン・・・・・・ちょっとお得過ぎますけど・・・‼!
店名にもなっている、お家芸のメンマを堪能、そしてチャーシューも堪能したはずだが・・・。
とにかくスープとラー油とのコラボが完璧過ぎて・・・。
気付いたら・・・
ごちそうさまでした。
どのラーメンも美味いと思っていたが、私のベストは「煮干のまぜそば」だ。
まぜそばも相当美味いが、私個人の嗜好に照らし合わせれば煮干がベスト。
香りとスパイスの調合が素晴らしいのである。
しかし・・・・・・このレベルのラー油を使用されると正直・・・とても困ります!!!
今日の感想はただ一言
「参りました」
・・・・以上だッッッッ!!!
大仙市のイオンは全国各地の巨大イオンに比べれば、正直相当小規模である。
信じられないくらい暇な時間がある方は、HPで店舗でも確認してみれば良い。
悲しくなるんだから(能代はもっと酷い)・・・。
それでも端から端まで、各階をしっかりと往復すればある程度の歩数稼ぎにはなる、と言うことも否めない。
しかし、だ・・・。
妻よ・・・。休憩場所を・・・・・・
サーティワンにしたら意味が無いだろう・・・ッッッッ!!!
私もジャモカを食べました、とさ・・・。