実は私は・・・
辛いものが好きだ。
基本的に世間で激辛と言われているモノがどれほどのものか分からないのでなんとも言えないが、例えば蒙古タンメンの北極のカップ麺。
あれ、全然。
普通に「まぁちょっと辛いかも知れないな」くらい。
て言うか、ちゃんと中本の店で食ったらあのカップ麺は4辛くらいだと思う。
私は数年前に東京に遊びに行ったとき、目黒店で6辛を食べたが、最高に美味かった。
しかし、啜れなかった。
何度もむせながら食い、6時間で三回トイレに行くことになるとは・・・。
しかしこれは、例えば前日にある程度辛いものを食べて、体を慣らしていけば容易に克服出来る。
最近の辛美味は、セブンの冷凍の蒙古タンメン。
これは丁度いい。
もっと辛くても良いが・・・。
とにかく、何が言いたいのかと言えば、私が辛いモノを欲するときの多くは「ムシャクシャしている」とき。
この日、あのバカ上司にキレた私は自分を落ち着けるために辛めのラーメンを摂取しようと考える。
とすれば、仕事終わりでも万全の体制を誇るこの店に行くのは必然だった、と言う訳だ・・・。
真紅・・・!!!
いいじゃないか・・・。
すでにこのタイプの大辛は経験済みだが、そのとき店長に
「激辛の追加トッピングも出来ますよ。」
と声を掛けられていたことを忘れていなかった私。
一気に激辛3(最高レベル)を頼んでも良かったのだが、妻に一旦止められてこの結果に。
渡される時に店長に「赤と黄色と緑の感じもお楽しみ下さい」なんて粋なことを言われた私は異様に納得。
ノーマルの麻辣に「キャロライナリーパーの粉末」が加わっているとのことだが、さて・・・。
ぬぬぬぬぬぅ・・・こりゃあ純粋な・・・
KA…RA…U…MA…だ・・・ッッッッ!!!
キャロライナリーパーの粉末部分を掬い取って飲んでみれば、刺激がフワッと来て、そしてオクトの本領の濃厚味噌がガツンと来る。
最後に山椒系の風味が香り、味と香りの形成をしている・・・。
店長!!!・・・そこまで辛くねぇって言うか、マジの辛ウマ!!!
しかし、この少量の粉末だけでもなかなかの刺激。キャロライナリーパー・・・伊達じゃねぇ!!!
この味噌ベースの味に、浅草開化楼の中太麺は納得と言う言葉以外考えられないくらい相性が抜群だ。
言うなればチャドのドラムにおけるベースのフリー。
色んな意味でレッチリラーメンと言うに相応しい、そう思うのである。
野菜の上に鎮座するチャーシューは、この量でも存在感ハンパねえ。
オクトのチャーシューは本当にいい仕事をしているのである。
そして、鬼なのは味玉。
あの腐れ縁Mが「人生最高の味玉」と豪語したモノ。
この真紅のスープの中にいて、スープに負けない強い味を出している。
もし辛いのが苦手な方は、この卵黄に助けを求めよう。何とかなる・・・はずだ・・・。
無料の刻みニンニクの量はサービスし過ぎを疑う程の量だったが、関係ねえ!!!
全ブチ込みに決まってる!!!
熟れた頃には最高のスープに変化し、ゴクゴクイケるレベルだ。
そして丹念なサルベージを忘れてはならない。
ニラ一枚・コーン一粒・・・。
全てを引き上げるのが使命だ!!!
ごちそうさまでした。
辛さはしっかり感じられたモノの、単純に美味い味噌ラーメン。
餅は餅屋の本領発揮である。
もしかしたら背脂有りにしたので、辛味が緩和されてしまったのかも知れないが、あの味わいは必須。
とすれば、やはり2or3を攻める必要がある、と言うことか・・・。
ただそうこうしているうちに次の限定も出るだろう。
・・・忙しいぜッッッッ!!!
「ごちそうさまでした。マジで美味かったっす。」
と店長に挨拶していると、隣から
「一口飲んでみようかな・・・。」
と言う恐ろしい声が聞こえてきた。
妻は辛いモノが好きなのだが苦手。
怖い話を聞きたいけど、半分耳を塞いでいる、みたいな感じ。
私が「美味い美味い」と食っていたから、多少の欲求が出てきてしまったようだ。
レンゲを持ち、啜る・・・。
「あ・・・美味しい!!!」
ほぉ・・・成長したか・・・。
しかし、数秒後・・・
「あ・・・
無理だッッッッ!!!」
急に顔面が崩壊し、水を飲む妻。
「二口が限界」
と謎の名言を残す。
それは「一口が限界と同意語」ではないだろうか・・・。
SSさん!!!
申し訳有りません!!!
完全に逮捕確定案件ですから、大人しくお縄を頂戴します!!!
白米はパーフェクトの相性、海苔で巻いて食うとマジで最高です!!!
Pちゃんさん!!!
秋田県で最も肉肉しいチャーシューであることに間違いはなく、妻にしてみれば「肉を食べている感全開」とのことです!!!
Mは置いておいても、あのサークルは私も含め皆クレイジーでしたから・・・。
因みに社会に出てからは、あんな連中みたいなのとは一人も会ってません!!!