体調が悪い
から、迎えに来て・・・
との要望が入った。
成る程それは大変だ。
私は先日実家で作業があり、夜に電話したのだが出なかった。
どうやらストーブの前で寝落ちしていたらしい。
体力的に疲労のピークにきているのだろうか、まぁとにかく、仕事終了の連絡が入ったので、即向かう。
「何か食いたいモノは?」
の私からの問いに「マックかはま寿司」と答えた時点で、「だいぶキテいる」のは瞬時に理解できたが、急に
「よし虎・・・・・嫌・・・・・・・オクトッッッッ!!!」
と、威勢の良い返事が・・・。
「了解です。」
以外の回答を私は持ち合わせていなかった、と言う訳だ。
コイツは・・・。
半端ねえ味噌臭だが、やはり背脂と言う油膜に覆われているために、また本気が見えないところが危険の印。
今回はバターをTPと言う荒業に挑戦。
まず・・・バターをどかそう。
ぬぬぬぅ・・・コイツは例の・・・
SHI...MI...RU...ヤツッッッッ!!!
味噌を主体とするラーメン屋のタンメン・・・・味が全然違うッッッッ!!!
完全にタンメン様の味だッッッッ!!!
直前に炒めた野菜の甘味に対抗するために、味噌の甘さを抑えているところ辺り・・・まさに危険な手腕!!!
ヤベーな・・・。
濃厚味噌 ✕ 中太(浅草開化楼)
= ひたすら美味え
完全なるオクトの土俵。
これはただただ相性抜群。
しかし、勢い良過ぎの啜りは、服にスープが飛ぶので注意だッッッッ!!!
前回の塩野菜で、具に関しては十分書いたので今回は割愛。
今回の目玉はバターである。
個人的な注意事項として、本来のスープの味が変わり過ぎるとよろしくない。
よって、少しずつ様子をみながら溶かしていきたいモノである。
それは勿論生姜も同様。
まぁ人それぞれ、自由に食えば良いんだ・・・!!!
ごちそうさまでした。
つけめん300g&ミニ油淋鶏丼
と言う危険なセットメニューを平らげた妻は、これまた破顔。
満足、とはこう言う状況を言うのか、言葉の意味を体感で認識することが、第三者の私でも分かるレベル。
私と言えば、最後に一味を掛けたら余計にとんでもない味になったモンで、完飲を我慢するのに必死であった。
そして本日も怒涛のホスピタリティー・・・感無量です!!!
コンビニで酒を購入し、一息つく。
妻は流石の満腹か、即寝の体制。
まぁ良いさ、ゆっくり寝れば。
私は未だ読んでいない小説が溜まって来たので、必殺マッハ読み開始。
と言っても、速読のようなモノではなく、それでも二行分位は一気に読む。
何か、高校時分に練習したら出来るようになった業だ。
積み本の一番上にあったのが
「などらきの首」 澤村伊智
あの「ぼぎわんが、来る」で一躍有名になった作家の作品だ。
私はホラー小説は好きだが、まさかそこに、まぁこんな書き方をすると安っぽく聞こえるが
悪霊 vs そっち系の人
を、こんなに巧みに持って来る作家がいるとは思っていなかった。
因みに「ぼぎわん」と「ずうのめ人形」はある種のセットなので、興味のある方は二冊まとめ読みをお薦めしたい。
で、だ。
私は意外とこの「霊系」には強い方なのだが、澤村伊智の作品はなかなかである。
「ぼぎわん」を初めて読んだときは、怖いを通り超して感動したが。
などらぎもスロースターター、じわじわと恐怖が押し寄せる。
さっきから、アルコールを飲む手を止め、一心不乱に読む私。
最早二行読み何てしている場合じゃない!!!
じっくり読んでいる最中、それは起こった・・・。
「グ・・・グゴゴァァアグゴッッッッ!!!」
「ぬぉッッッッ!!!!!!!」
妻のイビキで滅茶苦茶ビビった・・・。
私もまだまだである・・・。
ふつ映さん!!!
流石ですッッッッ!!!
やはり「無言でキン肉バスター」なんて勢いが足りませんからね!!!