また1人。
また1人と、気心の知れた店員さんがいなくなっていく。
この状況が原因の一端なのは分かる。
それでも私は、金を落とす以外の手法を持たない。
原価率が最も悪いメニューを片っ端から注文する、と言う荒業がどれだけ功を奏したのかは分からない。
例えば冷奴。
豆腐300g一丁、30円程度の県で150gで500円。
これは完全に店の勝ちだ(無駄遣いと言ってくれるな)。
だからこそ、である。
私はこんなメニューばかり注文してきた。
そして、良く飲んだ。
アホか、と言われてもおかしくない飲酒量。
帰りは大体泥酔で、専ら、気付けば頭痛で朝を迎える、と言う経験を幾度となくしてきた訳だ。
しかし、この度はなんと店長が辞め、別の仕事に就くと言う。
なんてこった・・・。
こんな気心の知れた店長はそうはいない。
客が私1人になると、焼酎ロックが大きめのコップ一杯に出てくるクレイジー店長。
◯◯五点盛り
みたいな料理を注文すると、100%七点盛りにする店長。
店長が出勤する最終日、私は系列店に顔を出した。店長はそこで最終出勤を迎える、と言うのだ。
ここに来るのは・・・・相当久し振りだ・・・。
ビール片手にお通しが到着。
この「お通しに炭水化物」と言うのが、飲んべえ界隈では実はありがたい。
飲み過ぎて胃を壊すことを妨げてくれるからだ。
シンプルな味付けは最高な訳である。
左から
砂肝
かしら
ハツ
ハラミ
ロース
の五点。
焼く前に
「好きなの5本選んでもらっていいっすよ!」
店長!それだと五点盛りの意味がねえッッッッ!利益率、おかしくなるだろ!
と言う説得の元、
「じゃあハラミだけお願いします」
と言うやり取りの後出てきたのがこれだ。
高いのから順に片っ端から焼きやがって・・・。
泣けるぜ!
この梅水晶と言うのが実に危険な一品で、まぁ妻を待ちながら飲んでいる訳だが、完全に酔っ払い作成料理なのだ。
梅肉とサメの軟骨を和えているだけなのに、この酒の進み具合と言ったらどういうコトだ・・・。
酸味と歯応えで酒が・・・・・。
妻の到着に合わせて注文された、うつつ必殺の人気メニュー
「牛肉炙り寿司」
オンされているフライドガーリック、危険な仕事をしている・・・。
気付けば4貫・・・妻が食った・・・・・・。
店長の最終奥義発動。
これぞ人を狂わせるレバカツ。
ソースをたっぷりかけて召し上がれ。
無論・・・・1つは、妻がスティールすることになることは皆さんにお分かり頂けるであろう。
ごちそうさまでした。
そして、お疲れ様でした。
最終的に土産を渡し、またどこかで会える日を願う。
店長からは「ウチの系列店をよろしくお願いします。」なんて言われた日にゃあ、足しげく通わないといけない。
熱い男がまた1人、去る姿を見るのは辛さもあるが、気持ち良く送り出すのが、こちらの役目ってモンだ。
様々な思い出を呼び起こしながら、ラストの一杯。
世は出会いと別れの連続。
縁とは、嬉しくもあり、悲しくもある。
しかし、残されたモノは気概を持ちつつ頑張って行くのだ・・・。
店長が用意してくれたのはジョッキ一杯分の麦ロック・・・。
気付けば、妻はいなくなり・・・私は1人・・・店に残された・・・・!!!!!
気概を・・・保て・・・・・・・!!!!!
kami3sakiさん!そうなんです容器がタフに作られているからこそ出来る技らしいです。
マニアック・・・・・なんでしょう!!!!!!
まぁ見ないと思い出せないモノも多いですからね!!!
Pちゃんさん!セガールがマフィアなら、世界が崩壊してしまいます・・・・・!!!
アイツに勝てる正義が一人もいなくなってしまうじゃないですか!
チンも考えましたが・・・取り敢えず・・・ブッこんでみました・・・・!!!!