異様に早く目が覚めた。
そんなある朝。
先日の晩飯が遅かったため、大分食べる量を減らした。
結果、ほぼ空きっ腹に飲んだので、酔いが回るのも早い。気付けば寝ていた。
天気は晴天、と呼ぶことが出来る程のことではなかったが、昨日からの雨は上がった。
今日は早めに出勤する予定ではあったので、さっさとシャワーを浴びて準備をする。
車に乗り込み、ある程度走った私は重大なことに気付いた。
空腹だ・・・・・。
たまに一気に来る例のヤツ!!!
急なストマックアクションとストマックサウンドが私に襲いかかる。
このままでは持たない、って言うか腹減った!!!
私は「余計なタイミング」でハンドルを切る。
そう、例の親父の店ならば空いているはずだと言う思いを胸に。
案の定駐車スペース全開。
一気に入店からの、「朝に相応しい一杯」を注文することにした訳だ・・・。
おいおい・・・・。
「極上」の意味はこの可愛い丼からはサッパリわからないが、なんだか「朝専用」な感じがするじゃねーか(そうではない)。
朝日の反射が実に眩しいぜ・・・。
ぬぬぅ・・・・・・・・・
ア"ッッッツァァザッッッッ!!!!!!!!
予想だにしない超高温ッッッッ!!!
朝日の反射かと思って油断してたら、これ油膜じゃねーかッッッッ!!!
一口目で死んだ上顎はさておき・・・これ、ほぼ塩ラーメンだぞ、おい!
通常の「中華そば=醤油ベース」
の固定観念をブッ飛ばす、危険な一杯だ・・・!!!
魚介系の味わいを堪能したいのだが、未だ冷めやらぬスープでは、それは叶わぬ夢・・・。
まさか、こんなオイリーとは・・・。
流石の親父パワー全開だぜ・・・。
コイツは例の「チュルン」のヤツだ・・・・!!!
啜ってからでも、油断していると「滑りが良すぎて口の中から出ていこう」としやがる!
多分半分は油膜の影響だッッッッ!!!
しかも、合わせて高温ッッッッ!!!
見た目からは全く想像のつかない、かなりの暴力性が、ここにはある・・・。
メンマで口の中をちょっと冷やすと言う、はっきり言って意味不明なことは、意外にも有効であった。
寒暖差と言う表現を使うのが適しているのかどうかは不明だが、この一杯の中にソレは存在する。
チャーシューは既に激熱仕様と化しているが、やはり三大親父の店のチャーシューにハズレは無いことを痛感する。
旨い。
このラーメンに麩は危険だ。
逆にちょっと冷めた後半にいかないと、エクスプロージョン確定。
そして、魚介の旨味凝縮系にも、やはり辛みは合う。
胡椒だと「香りが喧嘩」する感じがするので、個人的に、このタイプはやはり辛みだ。
ごちそうさまでした。
何でこう言うことになるのか・・・。
確かにある種、淡麗系の極上の一杯だった訳だが、やはり腑に落ちない。
ここで前回私が食べたラーメンを再度ご覧ください。
この、「秋田では限りなく家系に近い一杯」を出す店の厨房はどうなっているのか・・・。
だって、家系のラーメン屋に淡麗系のラーメンは普通は無い。
親父の技量、探求心に頭が下がるばかりである。
私が来店したのと同時に、作業服を着た兄ちゃんにラーメンが提供されていた。
私が食べ終えたのと同時に、その兄ちゃんは「どんだけティッシュ使うんだ?」と言う位、鼻をかみ、汗を拭いていた。
帰りの際、兄ちゃんが食っていた丼を見ると私と同じもの。
そうか・・・・・・熱くて食えなかったんか・・・。
どうりで異様に「フーフー」聞こえてくるな、と思ったわ・・・。
さて、ここで第二回「弾丸ラーメンBGM発表」のコーナー。
今日もファンキー過ぎるラインナップ。
絶対に有線系ではあり得ない。
親父の趣味と言わざるを得ない・・・。
私が来店してからの3曲・・・
1 たま さよなら人類
2 安室奈美恵 Don't wanna cry
3 ・・・・・・
たま さよなら人類 ・・・・・・・・・・・
だからどういうセレクト・・・・????!!!!!!
三大親父の店はいつも事件で溢れている。
「ザ・ノンフィクション」ってこう言うことだろ・・・・・。
因みに皆さん、(特にリズムボーイさん)このラーメン・・・450円です・・・・・(昨日の1/3以下って・・・)!!!!!
Pちゃんさん!全くその通り!!!!
家であの味の再現は厳しいですよね・・・!!!
黙って店で食え・・・鉄則ですッッッッ!!!!!