たまに来る衝動。
晩飯作るのマジで面倒(韻を踏んでいる訳ではない)・・・。
実家の畑で収穫されたワラビ。
昨年は私自ら実家に帰り、収穫した訳だが、今年はタイミングが微妙に合わず、「何故か私の職場に郵送」されてきた。
ワラビの処理のポイントは、皆さんご存知「灰汁抜き」、これに尽きる。
デカい鍋に水をタップリ。
沸騰してきたら必殺「重曹」。
入れた瞬間、噴火みたいになり少し落ち着く。
そのタイミングでワラビを投入。
火が改めて通って来ると「何か、またしても噴火の前兆」みたいな波が来るので、その時に「鍋の中のワラビを天地返し」して、火を止める。
そのまま冷めるまで待ち水を変えながら一昼夜置く。
家のワラビは恐らく、そこら辺のよりも灰汁が多いのであろう。
通常よりも念入りに時間をかけて灰汁を抜く。
しかし、だ。
職場の人間が、私の居ぬ間に勝手に灰汁抜きをした。
その結果・・・・・・・
All WARABI are dead・・・・・・!!!!!!!!
ふざけんじゃねぇッッッッ!!!
「失敗したかも」じゃねえぞ、このボンクラがぁッッッッ!!!!!
ドンだけの食材を無駄にしたと思ってんのじゃ!
普段から料理をしている = 料理が上手
こんな方程式は存在しねえッッッッ!!!
バカかぁテメーはッッッッ!!!!!
今後2度と触るなコラァッッッッ!!!!
「不味い食材はない。不味い料理があるだけだ。」
もうね、その通りですよ・・・。
会社で散々ぶちギレた私は、「お宅のしたことは冒涜かつ犯罪です。その「空っぽの頭で」しこたま反省しろ」と罵り、あっちが反論し始めたところで・・・
「だったら弁償せえや・・・。おい・・・・!!!」
と、まさに鬼発言。
しかし、テメーの腕を過信し、この希少な季節食材をダメにした罪は重い。
て言うか、家のだからなコラァッッッッ!!!
帰宅後、やる気の出ない私。
「今日は家のワラビだから」と妻に告げ、ワラビを楽しみにしている妻。
そんな私は妻に経緯を説明し、「禁忌を犯す」ことにしたと言う訳だ・・・。
溢れんばかりの豚骨臭は暖簾を潜った瞬間から漂っていたわけだが、眼前に来るとまさに暴力。
例のフレーバーなぞ、なんのその。
勝てる訳はないのだ。
そしてこの岩のりよ・・・・・。
客が妻と私の2人だけ、なんてぞんたく以来初の出来事だ・・・。
ぬぬぬぅ・・・・・・・・I love you・・・・・non・・・・・
I need you・・・・・・!!!!!!!!
やはり私のパーフェクトはこの「赤」豚骨!!!
フルノーマルな「白」とは一線を画す、この破壊力!!!
醤油ダレが、極めて危険な化学反応をもたらしているッッッッ!
鶏油が入れば完全に家系と化す、この「福岡と横浜の間」ラーメン・・・欲してまぁーーーすッッッッ(棚橋ではない)!!!
バリカタ仕上げの麺を啜ってみれば、キクラゲからネギから、そして海苔からを全てまとめあげる「粘着スープ」と、この歯ごたえ!
因みに、レジ横には「なんでんかんでんの社長」と、ぞんたくの店長が写っている写真がある・・・。
まさに、「ナイススタローン」と言えよう・・・。
多分ぞんたくの方が美味えけどな・・・!
セサミンとアリシンを同時に摂取・接種することが出来る稀有なラーメン。
挙げ句コラーゲンも半端ねぇ・・・とくれば「やっぱりラーメンて健康的じゃない?」と思わざるを得ない。
ありがとう、素材。
そして・・・・・・「素材を大事にする」ぞんたく・・・・!!!
ブレが酷いが・・・恒例の・・・
「煮たまご・豚骨スープを吸った岩のり・チャーシューご飯」はジェニック以外の何物でもない。
無論、替え玉用のラーメンダレ、高菜、そして紅しょうがを大いに使用し・・・堪能・・・!!!!!!
ごちそうさまでした。
県内のラーメン好き軍団に「定期的な接種が必要」と謳われる、秋田唯一にして無二の「豚骨」ラーメン屋。
県内最強、マジでそう思う。
専門的に豚骨を出すだけではなく、味噌豚骨や油そば、つけ麺等、色んな客層を楽しませる工夫も見事。
何より、明太子ご飯・・・・・・鬼です・・・!!!
替え玉よりも「このスープで米が食いたい」と思わせる技量に頭は勝手に下がるのである・・・。
キクラゲマシ・煮たまご・半ライス
と言う私よりも「消化に悪いメニュー」を食った妻は、流石に満腹であろう、ソファーに埋まったまま、動かない。
私と言えば、「失敗作ワラビ」を「何か可能性があれば」と言う一縷の望みを捨てずに実家に連絡。
「もしもし?・・・・・・と言う理由で、ワラビがこうなったんだけど、リカバリーの方法ってある?」
「ちょっと味見してみて?」
「ああ・・・、筋は残っているし、何よりワラビの味がねぇ。」
「成る程・・・・
じゃあ無理。」
NOーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!
次、手出したらマジで「重曹を口の中に突っ込んでやる」・・・・。
そう、固く決意したのだ・・・・・・。
kami3sakiさん!私は「良く噛んで食べる野郎」ですので・・・その隙をついて、パシャリといってます・・・。
飯が冷める様な真似はしませんぜッッッッ!