和え玉食いたい。
最早本末転倒。
考えてみれば、どうだ。
先日の夜来香もそうだが、私の「和え玉が食いたいが為に、そのラーメン屋に行く」と言う発想は、やはり本末転倒としか言えない。
なかなか画像では「和え玉の威力」はお伝えし辛いところはあるのだが、どうしても食いたい、そんなウェーブが訪れるのである。
結果、元のラーメンも半端じゃなく美味い。
シンプル・イズ・ベストとも言い難い、この秋田の鬼才が織り成す鶏のラーメンは、鶏油嫌いならいざ知らず、老若男女を虜にすること請け合いだ。
今日、私は初めて「昼営業の満開」に足を踏み入れた。
もちろん前回の二の轍を踏む訳にはいかない。和え玉切れなんて、もう嫌だ。
喧騒なりやまぬ、パチンコ店の一角に虚を構える満開は、11:00直後に来ても先着3人。
客層は殆どパチンコ屋の客の昼休憩だろう。
しかし、パチンコの合間にこんなラーメンが食えたら、こんなに幸せなことは無いのではないだろうか。
私はそんなコトをボーッと考えながら着丼を待った・・・。
出ました・・・・・。
約一年ぶりの会合。
満開の鶏醤油。
既に鶏油のお陰で、何やら素敵な反射をするスープ。
入射角と反射角、そして屈折の定義を考えさせられるスープの表面には、大いに期待できるモノがある。
ぬぬぬぅ・・・・・
鶏の・・・KO...KU...が・・・ッッッッ!!!!!
旨味半端じゃねえッッッッ!
かつ、味わいのある甘味を、醤油の切れ味が包括する、まさに最上級の教科書的一杯!
そして・・・・鶏油・・・・・サネッティ並みに仕事をしている・・・。
やはり、普通に見えても鬼才の一杯は際立つ。
頬張り過ぎは欲張り過ぎ。
麺の味と触感を満喫するには、その個人における適量を啜るコトが必要になる。
満開の適量は、啜って咀嚼し始めた瞬間から「椎名林檎の幸福論」が脳内再生されるので、そこを目安に調整頂きたい。
マジで、最高です。
いなくなってから、その大事さに気付く
等と言うドラマに有りがちなパターンがあるが、この細切りメンマはまさにソレ。
先ず、口に運んで、味わうべきだ。
この小ささ、細さからは想像がつかない味わいを、大量に口に運んで頂こう。
そのうち「モルヒネ」に曲が変わるだろう。
出ましたpart2。
しっとり胸肉チャーシューはBPの効いた素敵な香り。噛むとなんと「サクッと」した歯応え。
マジで美味え。
レア豚は「どうやって味付けしてるか分からん」代物。スープに浸けて火を通して味変を楽しむのも粋な心掛け。
マジで美味え。
「茜さす 帰路照らされど...」
茜って、赤身肉のコトを・・・言って無いね・・・。
満開の味付けとは思えない、醤油の威力が押し寄せる味玉は、飯、ないし「和え玉の和えていない部分」と共に食べるとまさに至福。
しかし、この狂暴性・・・。
「ベンジーのソレ」と同等の破壊力ではなかろうか・・・。
出ました、って言うか待ってました!
俺はコイツが食いたかったんだ!
下に隠された醤油ダレと鶏油のコラボレーションは、何か人を狂わせる。
現に私は、問答無用で食券を購入。
まさに「眩暈」・・・・・。
食ったあとも、良い意味で・・・「眩暈」・・・。
ごちそうさまでした。
ただの感無量、感無量。
満開に来て、和え玉(味付替玉)を食わないのは、
焼肉屋で肉を食わないに等しい。
これは、ラマヌジャンでなくとも分かる明解な構図だ。
鬼才の隣には鬼才。
秋田も捨てたモンじゃ無い。
加藤店長・・・今日もありがとう。
そして、初めて見たけど従業員の子・・・これからもよろしく・・・!!!
勘違いしないで頂こう。
私は「眩暈・モルヒネ」の二曲が好きだ。
数十年、椎名林檎は聞いちゃいない。
最近は専らピコピコ系メタルとメタルコア。
そう、音楽的にも私は狂っている。
結局平均値よりも「突出系」を好むのだ。
等と思い、満開から帰る車中の一曲目・・・
サマータイムブルース・・・・・!!!!!!
初夏から・・・渡辺美里でも良いじゃない・・・。
kami3sakiさん!流石に秋田市内中心ですから、ソイツは難しいですぜ!
そもそもラーメン好きは私の方で、でも私一人が行くのは許せないみたいで・・・。
マジで面倒臭えッッッッ!
bluebunny666さん!私も初めてのパターンでした!殻の出汁は胃に染み渡ります!
苦手な人はいるでしょうが、このエキスにはまれば、大変でしょう!