またしても、だ。
何気に長距離運転。
まさか実家関係でこんなに頻繁に帰る用事ができるとは思わなかった。
所用が18:00から。
なかなか中途半端な時間であり、夕飯がてら、と言う訳にもいきそうに無い。
いざ始まってみれば、運営側の怠慢・勉強不足が目立つ。
説明不足も否めないし、何より進行が滞る。
だんだん腹が立ってきた私は、ちょっとキレようかな、とも思ったが、こんなところである種の醜態を晒す訳にはいかない。
結局時間は無駄に過ぎ、終わった時間はなんと20:00前。
終わった・・・・・。
飯食いに行こうと思っていたのに・・・。
私は失意のドン底に落とされた。
目的のラーメン屋は軒並み閉店時間。
そのときである。
あのMから、このタイミングで連絡が入った。
「あ、g13さん・・・今こっちなんですよね?」
「ああ、でも明日も早いし時間も微妙だしな。」
一応何かあれば、と事前に私からMに連絡はしておいたのだ。
「いや・・・・まだ選択肢はあります。」
「そうなの?例えば何処よ?」
「まぁ、今から迎えに行きますよ。」
と言う事でMの車にライドオンし、急遽横手市内へと車は移動。馬喰町と言う飲み屋街の入り口付近に煌々と輝く看板が見えてきた。
「あれですよ。」
「おお・・・・これまた久し振りな・・・。」
先日「そうま」の紹介をさせて頂いた。
どういう経緯、そして事情が果たして事実かどうかは噂でしかないのだが、この店は「そうま」から分かれた店だと言う。
20年程前、オープンした頃に一度行ったことがあるが、味は覚えていない。
「飲んだ後にここに来る客が多いので、深夜まで空いているんですよ。」
そう言い残し、ズンズン店内へ。
久し振り過ぎる為、私は最もオーソドックスな一杯を頼むことにした訳だ。
成る程・・・。
背脂の浮き具合は完全に「そうまの系譜」を感じさせる。
背脂の欠片がとても細かい。
そして意外にも、飲んだ後に食うラーメンにしては丼もでかいし、何より多い。
危険な〆の一杯かもしれない・・・。
ぬぅ・・・・・
アッツァァッッッッ!!!!!!
出ました!背脂あるある!!!
そうまとは異なり、完全に動物ベースのパワー!
そこに背脂の甘さが加わっている。
て言うか・・・マジで〆の一杯じゃねえッッッッ!
おいおい・・・。
普通に美味えーじゃねーか!
混雑、と言う訳ではないがひっきりなしに客の出入りがある。
しかも、我々以外は全員酔いどれだ!
オールドスクール的なチャーシューはまさにそうまのソレ。
あの、ちょっと塩分高めでライスに合う奴、である。
しかし、この穂先メンマは完全に想定外の美味さ。マジでビビらざるを得ない。
米を頼まなかったことを後悔するが、この量では無理だ!
結果、味玉も素晴らしいモノであったが、ここで軽くシステムを。
TPで味玉を注文した訳だが、テンプレで味玉半分は入ってくる。
つまり、そうすることで味玉1つ分、となる訳だ。
この店の恐ろしいのは、メニューに「ダブル」と言う項目が存在し、ダブルだと
麺・穂先・ネギ・チャーシュー・味玉
これらが倍になる、と言う使用だ。
そう、完全に2倍。
しかもプラス200円。
大盤振る舞いも甚だしい・・・。
因みに説明の必要もないが、Mが食っているのは「モチのロン」でダブルである。
最後はラー油ブースト。
脂にも・・・辛みは必須である・・・・・。
ごちそうさまでした。
この店は一品料理や何故か日本酒の種類も相当豊富で、隣の兄ちゃん連中は散々食って飲んだ後、
〆にラーメンを食う
と言う若気の至りの極み、と言える食いかたをしていた。
あのメンマをツマミに飲んだらさぞ幸せであろう。
しかしどうだ・・・。
入れ違いに、また飲んべえ集団が入店。
愛されている店、そう思った。
「そうまよりも、年齢層が低めの味だったな。」
「ですよね。あの魚粉の香りも良いですが、「幸」の動物系も[たまには]良いんですよ。」
「・・・・・・ん・・・・・・・・???
お前、今[たまには]って言ったけど・・・どういうこと・・・?」
「いや、実は幸は・・・
ちゃんぽんが美味いんです。」
「先に言えやァッッッッ!!!!!!!」
因みに次に行く機会があれば、
ワンタン麺
ちゃんぽん風イカスミ
を食べます。
何故かちゃんぽん「風」・・・・。
帰りの車内は大いに・・・揉めた・・・。
kami3sakiさん!
良いんです!こんな話は途中からで十分!
Fってのはそんなヤツですから・・・!!!