実家から自宅に帰る。
ただそれだけのこと、なのだが、吹雪・豪雪が私の視界と命を奪いにやってくる。
道路脇は確実に車の高さを越え、信号のある交差点ならまだしも、そうでない路地では壁に阻まれ、行く先が見えない。
挙げ句の果てに、である。
秋田市はそんなに雪が無いため、問題ないが、これだけ降られ、そして気温が-6℃ともなると、冬様ではないワイパーが即死。
フロントガラスに全開で温風を送ると、雪が解けて水分に早変わりするのだが、ワイパーで拭った瞬間に凍り始める。
凍った水分がフロントガラス脇に溜まっていくのと同じくして、ワイパーが凍結。
往復する度にガンガンと音をたてる、まさに地獄。
普段の倍の時間をかけて、ようやく秋田市内に入ってみれば、除雪環境が全く整っておらず、とにかく低速スリップを繰り返す。
坐骨神経痛の私の右足股関節付近は次第に悲鳴を上げ始め、気付けば栄養補給の為か、勝手知ったる暖簾をくぐっていたのであった。
約10ヶ月ぶり、と言ったところか・・・。
先のリズムボーイさんの「とんこつラーメン動画」のせいで、私の気分はとんこつ一色。
しかし、である。
もう視界に「白いモノ」を入れたくなかった私は、とんこつ醤油である「赤」を選択
してしまったのだ。
ぬぅ・・・・・・・・!!!!
これぞ「ぞんたくエスプレッソ」。
駐車場から歩いて店に入るまでに漂う厳めしい程の豚骨臭。
豚の甘さに醤油の旨味。
俺はこれが食いたかったんだ!
豚エスプレッソの中から取り出したるは、お馴染みの細の細。
スープを逃さない、のではない。
スープが勝手に纏わり付くだけの話だ。
しかも意外と噛み応えもあるので、よく咀嚼しよう。
絶対に秋田のネギではない。
緑の多いネギは確実に関西地方からの輸送品。
西の味は、西の食材から。
これは鉄則だ。
そして何故こんなにキクラゲが合うのか。
以前妻がキクラゲ増しをしたところ、鬼の様な量が来たのは、中々の思い出である。
何度も書くが、私はこの店で「数日~数ヶ月分のセサミンの摂取」を目標としている(すりゴマで無いため、無理だと言うことは百も承知)。
一回ゴマを入れすぎてスープがほぼ持っていかれる、と言うのも良い経験であった。
先日の陸王での油そばでのライス。
あの時私は今さらながら気付いてしまった。
私は・・・・・・・・・・
「味玉ご飯」が好きだ、と言うことに・・・・・ッッッッ!!!!!!
まぁ、ただ乗っけただけなのだが、これならゆたこさんにも気に入って頂けるであろう。
事前にチャーシューも移動させておいたのでナイスライスの完成だ!
写真は取らなかったが、
味玉ご飯
↓
チャーシューご飯
↓
海苔巻きご飯
↓
高菜ご飯
↓
紅生姜ご飯
↓
スープご飯
の流れでのフィニッシュッッッッ!!!
腹一杯だ・・・・・・・・・!!!!!!
ごちそうさまでした。
半ライスの為、無論替玉は無し。
替玉食ってたら死んどったな。
しかし、このラーメン。
鶏油の入っていないだけの家系、の気がするのは私だけであろうか(だからライスを頼んだ)。
佐々木屋も若虎屋(秋田市の家系の店)も、家系ラーメンマンさんの記事の写真と比較すると、どうもスープが白過ぎる。
やはりこれくらいの茶色感、が欲しい訳だ。
ぞんたくの卓上調味料に鶏油を置いて欲しいと、今日は強く思った次第である。
会計の際、席を立つ。
しかし、ここまで来て、私には大いなる迷いがある。どうしよう、どうしよう、と思ってみたところで、その案件は不可避。
覚悟を決めるしかない・・・・・・・・。
そう、既に皆様はお分かりであろう。
このラーメンの直後は・・・・・・・
マスクの内側が死ぬ、と言うことに・・・・・!!!!!!
のど飴でも「上書き」は不可能。
これがぞんたく・・・・・・・。
秋田市のオンリーワンとんこつ・・・・・・・・。
アバラよ・・・・早い回復を・・・・・・!
Pちゃ・・・・・響子さん!
ノビル(野蒜)のヒル(蒜)の部分を取り、そのヒルの若い状態、だから「ヒルの子ども」
→ひろっこ(蒜っ子)になまった様です。
ヒル系の野菜は全て一緒の扱いをしていた時代の名残。まぁでもノビルじゃないんですけどね!