陸王が休みで、私が休み。
1月で中々ホームに帰還できない「難民」となった私は「たまには新規開拓でもしよう」と言う気になってしまっていた。
ところで、昨年中頃、インスタグラムに急に「これから開店するラーメン屋の画像が乱発」された。
よくは知らんが「浅草開化楼の麺」なるモノを引っ提げ、毎日の様に投稿される画像。
どうやら「味噌基準」であった為、当時の私には特に興味はなかった。
なんてったって「ふっく」のらーめんを食ってしまったのだ。
当時、私の心情は多大に閉鎖的になっていた
しかし、である。
「陸王」・「よし虎」・「どりるまん」・「りょう馬」等、やけに美味い味噌ラーメンを提供してくれるラーメン屋があることも事実。
私の態度は今や、大分軟化している。
歩いても時間は掛からない。
トボトボ歩いて開店時間に間に合わせてみれば、Googleの口コミにもあるように、
清々しい接客に出迎えられる。
グループ単位で極力席を離しての席誘導や、店員同士の仕事内での会話も、淡々としながらも相手に対する尊重が見え、ホスピタリティーの高さを実感することができる。
そんな風に考えながら待っていると・・・
これまた随分味噌ジェニックなモノが登場したもんだ・・・。
なにか、見た目は先日のどりるまん系の見た目。
様式美が感じられる見た目である。
この手のラーメンのスープは一旦撹拌しないと「ただの油膜」を掬ってしまうことになるのを我々は皆、本能的に知っている・・・・。
アッツァァッッッッ!!!!!!
流石の油膜下におわします熱量。
ぬぅ・・・・・・・・。
美味いし・・・・何より・・・・深い。
麹系の風味も感じられ、やはりそこらの「味噌の味しかしない味噌らーめん」とは確実に一線を画すモノだと言わざるを得ない。
これは・・・・・・。
美味え、太めの奴やッッッッ!!!
太いが、しっかりと味噌をキャプチャー。
ナイスオーション!!!と言わざるを得ない噛み応え。
若干、割りと若干縮れた太麺。
良いんです!
この巻かれたチャーシュー。
箸で持つと現状維持が難しいレベルの奴だ。
直前にフライパンで何かしら施されたのかなんなのか、理解できるのは残り3枚はとにかくスープに沈めてから堪能しよう、と言うことである。
コイツも味噌の味を損なわない、が単体でも十分に旨い。
柔らか旨い、の権化が登場した。
味玉のクオリティも申し分無し。
これは米案件確定事象。
しかし、「牛スジストロガノフ」みたいなメニューがあるこの店・・・。
危険ですッッッッ!!!!!!!!!
やはり、美味い味噌には辛味が良く似合う。
スープが相当濃厚な為、かなりの量をぶっかけるべきである。
ラストは穴空きレンゲで全ての具材をサルベージ。
ごちそうさまでした。
味噌とスープのレベルのバランス。
味噌ラーメンは味噌に頼ってはいけない。
味噌は旨すぎる調味料の為、出来の良い味噌ラーメンと、出来の悪い味噌ラーメンの差は「80点と60点」程度しかない(ラーメン発見伝より)。
等、味噌ラーメンには悪い噂が堪えないが、反面その「80点」を見極める舌を持たなければならない、と気を引き締めるのみだ。
帰る際、わざわざ調理の手を止めてこちらを向いての挨拶。
染み入ります。
イッテッッッッ!!!!!!!!
駐車場に戻る際、滑って転んだことは内緒(ショナイ)でお願いいたします。
何にも引き締まってねぇッッッッ!!!!!
アバラは・・・・・死守しました・・・・・。
最後の湘北のディフェンスばりに・・・。