秋田市ラーメン界の・・・・・・
危険な親父連中の一角・・・。
二年前の豪雪の際に秋田市の一部は停電に。あの日はなかなかの広範囲の停電で、当然のことながら信号もダウン。
挙句の果てに軽いホワイトアウト的な状況で、私も出社するのに相当苦労したことを思い出す。
せっかく出社したのに、「今日はもういいから」と言われ、いきなりの業務終了宣言。
「だったらハナから休みにしろよ、このクズがッッッッ!!!」
と言う気持ちをグッと堪えて家路につく。
結果的に翌日も休みになって、しかし、個人的には暇で。
昼になったので、ブラっとこちらの店「さいじょう」の暖簾を潜り、常連さんと親父の会話に耳を傾けると
「いやぁ、とりあえず昼のうちは明るいから電気要らないし、昨日は店を開けたよ!!!」
「寒いのはラーメン食べれば暖まるでしょ!!!」
「ガスと水道が生きてりゃあラーメンは作れるからさ!!!」
と言うパワフルを通り越した発言が飛び交う店内、って言うかその主である親父・・・。
麺処 りょう馬
弾岩ラーメン
そしてこの「さいじょう」
が、個人的には秋田市豪快親父ラーメン三巨頭、だと確信している。
実に中途半端な時間に仕事が終わった私は、このまま行けば昼食難民確定からの、当然の昼飯抜き。
その事態を回避すべく新国道を走っていた私の目に飛び込んだのは「風になびく例の黄色い暖簾」であり、結局のところ、私はその暖簾に吸い込まれてしまった、と言う訳だ・・・。
期間限定で人気が出たためレギュラーメニューになりました
と言う謎のラーメンがこれだ・・・。
最早醤油の「醤」を書くのが面倒で簡易版にした可能生もあるが、一旦それは置いておいて・・・この漆黒よ・・・!!!
これは完全に近隣店の「ブラック」のあの感じ・・・。
胡椒感と脂感は無いが、その分洗練された「黒」の可能性がある。
親父のことだから、油断は・・・禁物だ・・・。
ぬぬぬぬぬぅぅ・・・秋田のブラックの共通項・・・・・・それが・・・・・・
A…MA…MEだ・・・ッッッッ!!!
何に近いかと問われれば西、ないし西に近い方々ならば
この見た目でしょっぱさは際立っておらず、何より醤油のコクとキレ、そして飲んだ後に感じる甘さは末廣系。
やはりさいじょうの親父・・・只者じゃねーぜッッッッ!!!
あぁ・・・この謎の麺・・・。
よく分からないが、最近の秋田県内ではあまりお目にかかることが出来ない麺・・・。
それが逆にこの新鮮なスープと合うという、これまた謎の状況が実に素晴らしい、いや、美しい。
このタイプの黒・ブラックは・・・初めてだぜ・・・。
一応お伝えしておく。この店のメンマはマジで最高です!!!
親父連中の店のトッピングは十人十色の個性だが、どの店も味は最高だ、と個人的には思うのだ。
この醤油ベースの味がこのスープに合う・・・。
そして・・・ワカメのことは私には分からないが・・・歯応えだけで何か得した気分だ・・・。
これも個人的見解であるが、県内最高クラスと言えるこのチャーシュー。
一体どんな調理を施せばこんな味になるのであろう・・・。
このラーメンの特徴であるトッピングはワカメだけではなく、注目すべきはこのワンタン。
皮が当然の如く漆黒に染まっているが、この生姜全開の風味に最高だって言うか・・・・・・誰か・・・・・・ビールをくれぃ!!!
ごちそうさまでした。
ううぅむ・・・まだまだこの界隈の実力・・・調査不足と言っていい・・・。
まさかさいじょうで「通称ブラック」を食べることができるとも思っていなかったし、そして想像を超えてくる美味さ・・・。
秋田市内で大々的にブラックを提供する店は少ないが、他店舗に負けず劣らずの味、個性と言えるのではないだろうか・・・。
加えていつの間にかメニューに登場しているつけめん・・・気になってしょうがないぜ・・・。
この微妙な時間帯なのにも関わらず、さっきからひっきりなしに客が来る。
一組目は作業服のおっちゃん二人組。
「おやっさん、コイツに塩と、俺は半チャーハンとピリ辛の味噌。」
「ピリ辛の方はいつも通りの5倍ね?。」
「よろしく」
なんと言う手際の良さよ・・・、なんて思った数分後。
またしても作業服の兄ちゃん登場。
「いらっしゃい。」
「醤油大盛りで。」
「野菜マシかい?」
「いや、今日は野菜は普通で。」
「あいよ。」
これまた洗練されたやり取りの応酬。
その数分後・・・・・・最早「親父のみで完結」・・・・・・
「いらっしゃ・・・「いつもの大盛り」ね。」
右手だけ挙げて颯爽と私の隣に座ったこの坊主の兄ちゃんも作業服・・・。
俺だけ・・・・・ユニクロかつ・・・・・・常連感ゼロだったぜ・・・。
muraさん!!!
いやはやオクトは恐ろしい店ですよ本当に。進化継続中の危険なラーメン屋です・・・。実は・・・事情により妻と二人で外出する機会が難しかったのでテイクアウトにしましたが・・・最高でした!!!
そしてしな竹・・・大曲の雄と言っても過言ではありません!!!
シャトレーゼって・・・結局何屋さんなんでしょうか・・・!?!?
Pちゃんさん!!!
本当にご覧の通りで、これが果たして塩ラーメンかの疑いしか無いのですが・・・食べるとびっくり塩ラーメン!!!
今度は・・・海苔を大量に増やしたいと思います!!!
ゴリさん!!!
洗練と濃厚が交錯するこのスープは・・・しみじみ美味いので・・・ただただ感嘆するしかありませんでした!!!
ふつ映さん!!!
例の「引きの画角」からの「店を探そう」のコンビネーションを私も喰らった思いでした!!!ただ・・・空腹の限界を突破してからのこの染み入る味わい・・・!!!
その「土地勘無いところに迷い込んでからあるある」・・・当然私も経験済みですが・・・実に悲しいですよね・・・。
秋保に行った時にも痛感しましたよ・・・。