ここにも一人・・・
激アツの親父が・・・。
今はその店は「福禄寿」と言う店名で、秋田市の雄である「ゑびす」から独立したと言うか、暖簾分けしたラーメン屋になっている。
その土崎のテナントを離れ、現在泉の店舗に引っ越してきた、秋田親父ラーメン界の雄の一つ。
それが本日紹介する「麺一徹」である。
王道のラーメンが鶏白湯と喜多方ラーメンの二大巨頭、と言うだけでも危険なコンセプトなのに、それに加えて奇抜なメニューまで搭載しているから、手に負えない(褒め言葉)。
明太チーズラーメンがいい例で、その他の店の掲示・ポップもはっきり言って大分破天荒と言って良い。
どのくらい破天荒なスタイルかと言うと、食べ物や飲み物、なんでも持ち込み可能で、カップラーメンを持っていった場合、店長がお湯ではなく
麺一徹のラーメンのベースのスープを入れてくれる
と言う、まさに愛すべき親父の店なのだ。
この日、中途半端な時間に仕事が終わった私は、昼食を食べていなかったことに気付いたのが丁度泉に入った辺り。
新国道を右に曲がればHOPES、左に入れば富蔵など、ここもラーメン屋に溢れてはいるのだが、やはり・・・欲望には抗えなかった、と言う訳だ・・・。
ほぉぉ・・・。TPされている具材は通常のラーメンではあまり見かけないモノが多い。
まずチャーシューでなく下茹でした豚バラだし、手前のは大ぶりの玉ねぎ。そして左奥にはキャベツがどっさり。
しかし、かなり煮込まれたであろう鶏白湯の白濁色と決して臭みなど感じない鶏の香りは食欲を全開で刺激してくる。
さて・・・この店ではベタな一杯だが・・・。
ぬぬぬぬぬぅ・・・やってくれるな親父・・・この見た目で・・・
A…MA…ME…だ・・・ッッッッ!!!
濃厚・・・実に濃厚な鶏の旨味と、溶け出した鶏と野菜の甘味が染み渡る。秋田でも相当屈指のパワーのある白湯だと言えるのではないか。
私は・・・このスープ好きです!!!
おそらくこの親父はかなりの長時間スープを炊いているはずだ・・・。やりやがるぜ・・・。
親父ご自慢の多加水麺は、プリプリにも程があるプリプリ。
そしてこの微妙な縮れが上手いことスープを絡めてくる。実に合理的な手法と言えよう。
メニューにはこの多加水麺の親父のこだわりが、しっかり説明されているので、注文したものが届く前に熟読しておくことお勧めてしておく。
「味玉半玉入ってますけど、それでも味玉入れた方が良いですか?」
と注文の際に私に助言をくれた親父には感謝しか無い。
しかし・・・親父・・・「味」玉って言うほど・・・味がねぇ!!!
キャベツを筆頭にした野菜陣は一口食べたら全部スープに沈めてしまったほうが良い。
後半の野菜を楽しみに待とう。
珍しいのはこの肉。
まさかのチャーシューではなく茹で豚。しかし、このスープには主張しすぎないこれくらいが好ましい。
豚×鶏の相乗効果も狙えるぜ・・・。
ごちそうさまでした。
店のイチオシ人気メニュー、さすがの一杯であったと言わせていただきたい。
とにかくまとまりが良い、完成度の高いラーメンであると思う。前の店舗からこれまでの看板だから流石にこれは間違いないだろう。
こうなると他のモノも食べてみたい、特に気になるのは喜多方。
近日中に・・・又来ます!!!
この店には不思議な掲示がいくつかあるが、その中でも異彩を放つのが・・・
「アンパンを持参したお客様には、アンパン代100円お渡しします。」
・・・・・。
これは一体どう言うことなのか・・・。
ザックリ説明すると・・・
「店主はアンパンを食べた後にうちの醤油ラーメンを食べるととて美味しいと思っています。」
以上の理由から・・・
*あんぱん企画
お客様が持参したあんぱんを 醤油ラーメン を召し上がる前にいただいてもらいます。一律100円をあんぱん代としてキャッシュバックします
・・・・・ッッッッ!!!
俺には・・・無理だ・・・。
bollaさん!!!
私も初めて食べたときは「秋田市の五右ェ門のチャンポンの方が俺は好きだな・・・」と思いそこから随分食べませんでしたが・・・たまに食うと悪くないんですよね・・・!!!