g13longkillの飯(ラーメン・居酒屋)

食事の感想と料理のレシピです。好きなブロガーさんの記事に酷似しているのは御愛敬

自家製麺 伊藤 シナそば中盛(具無し)

















参拝か巡礼か。






















そう、ここは総本山。
















いつもご紹介させて頂いている「北東北ラーメンマスター」でお馴染みのharusakikaiさんのブログ。



harusakikai.hatenablog.com





何故、総本山と呼ばれているか、詳しくはコチラをお読み頂ければ分かるのだが、取り敢えずGoogleで「自家製麺伊藤」と検索していただくと良い。







「角館」なんて、まぁ一番上には出てこない。
出てくるのは赤羽とか、銀座とかとにかく都内が中心。

しかし、ある意味で「本店」がこの秋田県、角館の伊藤なのである。


この親父の経歴等々は簡単に検索可能だし、harusakikaiさんも仰る通り、言動がバカみたいにファンキーなので、ここでは割愛させて頂く。








さて、昨晩炭楽でしこたま飲んで食った我々は、どうしても「私が妻を連れて行きたくて」ライドオン。

大仙市から角館までは車で30分程度。

若干、昼の混雑が予想された為、20分前には到着すると既に一台の車有り。

横に駐車し、1分程待っていると、隣の車に乗っていたおじさんが










「あのさぁ、多分もう開けてくれると思うからちょっと待ってて!」




と言って、店内に入っていく。
「はぁ?」と何が起こっているのか状況の整理が私も妻もついていない。

しばらくして先程のおじさんが再度助手席側に立ち



「もう大丈夫だって!行こう行こう!!!」





・・・・・・・・・・。












何か狐につままれた状態で店内に入店すると、さすがの店内・・・。
陸王以上のインパクトを叩きつけられたが、やはり聖地巡礼には度胸が必要だ。


我々は水を用意して、待つ。


子供が小さいときにシールを張ったのを放って置いたのがやたらと目立つカウンターのテーブルで

MMRキバヤシ(隊長)のシールを見つけようとは思わなんだ・・・・・。


















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潔さナンバーワン。

そう、メニューの通り、具は無い。
豚肉が乗っているモノもあるが、やはり私は具無し派だ。


この、作戦なんだか煩雑なんだか、最早凡人には理解できないネギの盛付けを見れば、如何にこの店が危険かお分かり頂けると思う。


因みに、この店にはレンゲが無い。

スープを飲みたければ、丼をキャプチャーだ!!!























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ぬぬぬぅ・・・・・・・・・・やはり・・・・・・






























I...TO...だ・・・・・・ッッッッ!!!!!

























まぁ良く言われる食感が「ポキポキ」や「パッツン」。

純粋に「麺の美味さを楽しむ店」であるので、茹で加減も個人的には最高だぜ、親父ッッッッ!!!



なかなか形容し難いが・・・滅茶苦茶簡単に説明すると・・・「ちょっと太目のトンコツラーメンの麺」といったところか・・・。

それを切れ味鋭い醤油ダレと魚介スープで割るのだが、魚介の香りが抑えられ、なんだかんだ美味え醤油ダレで麺の美味さを満喫する感じ、のラーメンだ。


分かるのは・・・親父のファンキーさ・・・以上だッッッッ!!!!




















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ここで・・・スープに「甘さ」を加えている犯人が、この何欠片感か放りこまれたタマネギ。

甘辛く煮詰められたタマネギは何故か「やたら美味い牛丼のタマネギ」を食べている感覚に陥る。


箸休めにもよし。
豚そばを頼んでいる方は、共に食べるもよし。

ナイスな存在である。

















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後は全体と絡めて、とにかく啜る。
下にある「既に多少のスープを吸った麺の破壊力」は相当危険である。

不思議なのは吸っているのだが、麺が伸びた感覚はまるで無いこと。


ここに店主、否、仙人の技量が見受けられる。















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ごちそうさまでした。

これが私の紹介する「秋田辺境の地、三大ラーメン屋」の一つ。

伊藤・湯の台・ドリルマン。



しかし、やはり伊藤は特に特殊で、店構えや店内、何より親父が異色過ぎる。

この異色度合いは行った人間にしかわからない。






とにかく、だ。harusakikaiさんも言っているが、角館でもっとラーメンらしいラーメンを食べたければ「花うさぎ」に行けば良い。



そう、皆が言う通りここは「伊藤」。
「伊藤」と言う麺類を提供する、唯一無二の店なのだ・・・。



































皆のラーメンを作り終えると、暇なのだろう。厨房から出てきておじさんに話掛けまくる。


秋田弁の度合いがバチバチにキツいので、マジで解読が困難だ。
イントネーションとプロナンシエイションが崩壊している。








急に小松左京(日本沈没の作者)を話題にしたかと思うと、



「筆者の「復活の日」は現代のウィルスの予言だ!」




と言い放ち、飯を食いに来ている我々の前で力説し始める。
秋田弁全開なのと「中国・チャイナ・シナ」と、表現の異なる同義語を駆使してくるので、タチが悪い。


そして、急に私の妻の方を向き





「○△から?」


と、問う。


「いえ、ここです。秋田。」


と返す妻。
それを聞き、返事も何も無い親父。




なんか変な会話だな・・・・と思うが「この親父に捕まるとなかなか帰れなくなる」ことは承知しているので、さっさと出る。



おじさんにもお礼を言い、車に乗り私が妻に・・・




「ここ、じゃないでしょ。秋田市なんだから。角館は仙北市でしょ?」



「ん?どういうこと?」



「いや、さっき親父さんに「市内から?」って聞かれてたじゃん?」



「え!「市内から?」って言ってたの?滑舌のせいで全然聞こえなかった・・・。」



「なんて聞こえたの?」


































「仙台から?」



































・・・・・・・・・・・・。















市内 = 仙台 ・・・・・・?????。


確かに親父の滑舌は悪い・・・・・・。
しかも訛っているから・・・・・・。

危険な・・・店だ・・・・・・・・・!!!

因みに皆から「仙人」の愛称で親しまれていることを添えておく。


























たかぼんさん!!!こちらこそよろしくお願いいたします!


goukakuigakubuさん!!!ホルモン好きの方でしたかッッッッ!!!!そうなんですよね、ミノやコブクロみたいなサクサクコリコリ系の楽しみもありますし、ホルモンみたいにずっと噛んでいたい系の楽しみも・・・・・・また食いに行きたくなってきた・・・・・!!!!


Pちゃんさん!実は私もそう思うのですが・・・なんせ「売り方がとにかく下手」ですから・・・全く潤わねえ!!!
その分、食い物が潤っているんでしょうね・・・!!!