「よっこいしょ、よっこいしょ!」
「よっこいしょ、よっこいしょ!」
今日も親父は独り言全開だ。
卓上にはいつもの調味料と、チャーハンお握り。そして豚角チャー丼380円の写真は、間違いなくお薦めメニューのはずなのだが、ブレブレ写真。
流石と言わざるを得ない「りょう馬の親父」。
今日も全開バリバリである。
店内の暖簾には
「Pioneer of the new era」
等と随分調子にのったコメントが書かれているが、良く見れば
「維新 竜馬」
とも書かれているので、完全に坂本龍馬の奴だろう。
店内はところ狭しと「高知のポスター」が貼られ、相当の竜馬フリークらしい親父。
その親父から解き放たれる味噌ラーメンで、私は今日一日の原動力を摂取かつ接種しようと思ったのだ。
外からの太陽光で、謎に輝くこのラーメン。
カイワレ
もやし
ネギ
と、野菜系は完全に秋田の味噌ラーメンのオールドスクールタイプ。
さて・・・。
ぬぅ・・・・・・
SA...N...MI...だ・・・・ッッッッ!!!!!
これは・・・隠し味的に香味酢が加えられている・・・。
ジンジャー系の香りもするし、何より味噌との相性は抜群だ!
流石の親父、今日もバリバリだな!
いつもの細平麺は味噌ラーメンでも出てきやがった。
もうちょい太くしてくれい!親父!
やはりこの麺は醤油系が良いと思うぞ!
しかし、何故かこのコリコリメンマが味噌ラーメンに合った。
他の店のメンマの圧が強いから、あまり意識しないが、りょう馬のメンマも侮るなかれ、である。
この「調理され過ぎて鬼の味になっているチャーシュー」も健在だ。
箸では上手く持てず、多少苦戦していると厨房から
「チッ・・・・バイデンの野郎・・・・。」
と、本気度が良く分からないコメントが聞こえて来るのも、この店の魅力と言えよう。
やはり、味噌には辛みだ。
私は混ぜずに、ラー油が掛かった麺を啜ることを好む。
よし・・・・・・ん・・・・・????
KA...RE...E...ッッッッ!!!!!!!
どんな作り方したんだ親父ッッッッ!!!!
付属の匙3杯分でこんなに辛くなんのか!
しかも自家製!
相当美味え!って言うか辛え!
harusakikaiさんなら1杯で致死量です・・・。
ごちそうさまでした。
食い終わったらスープが真紅じゃねーか・・・。
まぁ辛いモノの耐性はある方だから良いものの、知らずにほうり込んだら完全にチャレンジメニュー。
油断はできんな・・・。
しかし、やはりノーマルメニューよりも中華系が面白い様に思う。
謎のスパイスマスター親父の真骨頂だ。
メニューの「取り敢えず」の欄に「マーボー茄子」があるのだが「果たして取り敢えずに含まれるのか」は、考えない様にしておこう。
店を出てふと気付く。
「そういや、この間謎の裏口から入ってきた客がいたな・・・。」
面白そうなので裏へ回って確認してみる。
りょう馬のテナントの隣の建物が改装中で、足場を潜り抜け、細い路地を進む。
謎過ぎるだろッッッッ!!!!!!!!!
もし知っていたとしても、ここから入る勇気は無い・・・。
何か、負けた気がして家路についた・・・。
suoaeiさん!こちらこそいつもありがとうございます!
kami3sakiさん!いやいや、味玉なんて「何かにつけておけば」大丈夫ってなモンです!
Mは・・・所詮こんな奴でして・・・!!!