g13longkillの飯(ラーメン・居酒屋)

食事の感想と料理のレシピです。好きなブロガーさんの記事に酷似しているのは御愛敬

中華そばde小松 醤油中華そば 味玉 替玉(半玉)


















スタンダードか限定か。






















この問題はラーメン野郎共、にとってはなかなか、如何ともし難い命題の一つである。
















秋田には「初代麺屋とのさき」
と言う「限定無双」をする、秋田市最強クラスの一角がある。

連日のあの並びに辟易するため、なかなか行くことは難しい。








しかし、



「親鶏と三関セリのまぜそば



と言う危険極まりないメニューは、秋田県人ならずとも、訪れる人を大いに魅了する。
なかには「限定以外食べたことがない」と、不届きな台詞を吐く輩もいるくらいだ。






思うことは多々あるが、今日は「その店」は休みではないことは確認済みだ。









そんな私は、あのMと今まさにこうして県南にいる。
前回は「しな竹」が猛威をふるったこの大仙市で、また一つ選択肢が生まれるのか否か。





暖簾を潜ると、皆が言うようにカウンター4席。
2人掛けテーブルが一つ。

昼営業だと瞬間で満員になるらしい。
店内には常連らしき女性が1人。

ここも恐るべき「限定」を出す店。



「冷やし汁なし担々麺」

ピリ辛ジャージャー麺

比内地鶏ワンタン麺」

「ガーリックカレーナポリタン」





等々、4番目に至っては最早サッパリ分からんが、店主は、県南以外の人間をも虜にする技術の持ち主。

さて、券売機を確認・・・・・・・・・



えッッ・・・・・・限定が・・・・・・・・










































担々麺しかねえッッッッ!!!!!!!




















皆さんもご存知「汁有り担々麺否定派」の中核を担う私がとった行動は、これ以外に無かったのだ・・・。
























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もともと店舗の作りは居酒屋だったのであろう。
照明がキラキラと反射して、いかにもジェニックなラーメンになっている。
私は本日、スタンダードの申し子にならざるを得なかった、と言うことだ。


Mは限定担々麺大盛(ノーマルの担々麺もある)のスープを一口啜りボソッと一言


「美味え・・・。甘えし、酸っぺえし・・・辛え・・・。

いや・・・美味え・・・・。」





なんてウザいんだ・・・。
黙って食えねえのか・・・。









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ぬぬぅ・・・・・・・・・・
































SYO...U...GA...だ....ッッッッ!!!!!!!

















決して強くはないが、美しさえ感じられるほのかな生姜の香りに、醤油の切れ味が素晴らしい。
凄い上品な鶏出汁の吸い物(醤油味)を飲んでいるかのようだ・・・。




「美味え・・・・・・。」




と、私も言ってしまったのは内緒にして頂きたい。
いや、このクラスなら、皆が言うはずだ・・・。


















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んなッッ・・・・。
なんと・・・ちょい平打ち・・・と来たもんだ・・・!!!!

醤油とプッツン麺との相性は抜群。

しかも、異様に喉越しが良い。
こりゃあやってくれる。

こうなってくると、担々麺以外の限定、が悔やまれるな。












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実に味わい深いメンマは、このプッツン麺と一緒に咀嚼することで、歯応えに彩りを与えてくれる。

この太さも、このラーメンにはピッタリだと思う。










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久し振りに「低温調理系」じゃないチャーシューを食ったが、この柔らかさ、そして味・・・巧みです!



「もうすぐあがりま~す。」

と、店主から一言。











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多少先程よりも「固め」に茹であがった麺が、「一杯で二度美味しい」と言う、何ともありがたい状況を提供してくれた。

プッツンと麺を噛みきり、咀嚼することですると、そこでもプッツン乱舞が発生。

祭りが始まった・・・!!!!!













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この、漆黒の味玉は完全なる米案件。


味の濃さがとんでもないので「繊細なスープの味が壊れる」可能性が浮上。

やはり、米の上、もしくは替玉の上、もしくは即一口食い、が理想である。










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ごちそうさまでした。

限定が危険な店のスタンダードが不味い訳がない。基礎がしっかりしていなければ亜流は存在しないはず、だからだ。

やはり基礎は大事、馬場さんも生きていれば、そう言うに違いないのだ。


次は鶏つけそばか、それとも限定か・・・。


悩ましいところだな・・・。


































「なんか本当に、普通の担々麺には無い味がして・・・ってこの甘いのって何なんですか?」



既にいた女性客が店主に質問する。
やはりスタンダードの担々麺も食べているのだろう。
そして、間違いなく常連だ。






「あぁ、それはですねぇ、ジャム使ってるんですよ。
これです、マーマレード。」




「あぁ!そう言えば、確かに柑橘系ですね!たまにフワッときて、とっても美味しい!」



「ちょっとアジア系の味を足してみたんですよ。砂糖を少量溶かしたナンプラーも入ってます。」











・・・・・・・・・・・・・・・。店主・・・・・・・・オープン過ぎるだろ・・・・・・・・。

















ドンッッッッ!!!!

横でスープを一気飲みしたMが豪快に丼を置く。
コイツは大盛りに替玉1玉。

なんだか恍惚溢れる顔面をしているため、無視して店主に挨拶し、外へ出る。



「旨かったですねぇ・・・・。」


「あぁ。今のところは、限定でヤバそうなのが来たら小松で、そうじゃないときはしな竹って感じだな(しな竹はそれくらい旨い)。」


「ところで・・・・・あの甘さは何だったんだ・・・。」
















・・・・・・・・・・。







「・・・マーマレード・・・・・・・・。」





「えッッッッ!g13さん!食ってもないのに・・なんで・・・・・!!!???確かに言われてみれば柑橘系だった・・・・・・。」





「お前・・・・・聞いて無かったのか・・・・???」





「え・・・・・美味しいモノを食べているとき・・・

































私は大体聞いていないじゃないですか・・・・。」





















どや顔言うモンだから、ナンプラーのことは秘密にしよう、そう思ったのだ・・・。







因みにMは帰りのコンビニで


「あの味を思い出して。」


と言っておにぎり2つを購入し、車の中で食っていた・・・・・。

糖尿って、怖いな・・・。











Pちゃんさん!このメンマは「ホロッホロ」の甘めの奴で、飯に移行して食いたいくらいです(長過ぎて乗らないかも・・・)。


kami3sakiさん!熱くなるのもしょうがないんでさぁ!
そして、陸王の店主・・・まさに鬼なんです!