続々と産み出される限定。
向かうしかない我々。
何故こうもスパンが短いのか。
月一単位で魅力的なメニューが次々と放出。
よりによって今回は妻の大好物「担担麺」ときたもんだ。
芝麻醤・ラー油・肉味噌・XO醤
これら全てが自家製であると言う念の入れよう。あの「異様に真摯なラーメン屋」がここまでやるからには、必ず何かがあるに違いない。
妻の仕事終わりを目掛けて突進すれば、そろそろ終了なのだが、駐車場はギリギリ一台。
店内はほぼ満席と言う熱い状況である。
何とか二人、座ることが出来、期待を胸に待とうとすると・・・
「ハイボール・・・飲んで良い・・・?」
と言う謎の提案が妻から発動。
どうせ・・・運転手は俺・・・。
「(結果は変わらないから)・・・良いよ・・・。」
大変美味そうにハイボールを飲み、「何故店で飲むハイボールはこんなに美味しいのか」と言う、講釈を聞かされながら・・・待った・・・。
「いつもありがとうございます。サービスのチャーシューです。奥様には味玉をトッピングしておきました。」
・・・・泣いてまうやろッッッッ!!!!!!!!
と言う、いきなりのスーパーホスピタリティーから開幕したオクトの担担麺。味玉の下には、美しい自家製ラー油がナリを潜めている。
そしてお馴染み・・・自家栽培パクチー・・・。
何か・・・恐ろしいことになりそうだ・・・。
ぬぬぬぬぬぅ・・・担担麺はここに・・・・
KI...WA...MA...RE...RI...ッッッッ!!!
落ち着こう。
まずこれは「中華料理屋の担担麺」ではなく、「ラーメン屋の担担麺」だ。
よってファーストインパクトは「濃厚なつけめんのつけ汁」に「フワッとゴマの香りと、自家製ラー油」がのっかる。
以上の理由から
「こんなに旨味の強い担担麺のスープは他には無い」
と言うことになる。
私は・・・マジでビビったッッッッ!!!!
上記飲通り、麺には通常の担担麺以外にも複雑な旨味が絡み付き、はっきり申し上げて、
「はっきり説明出来ない旨味」
のオンパレード。
ゴマだけが主張する訳でもなく、「危険なラーメンよりの味」は・・・未体験ゾーン!!!
ほぉら・・・・干し海老発見・・・。
こう言うことをしてくるから、オクトは油断ならぬ。
間違いなく一役買っていることに他ならない。
肉味噌・モヤシ・ナッツ
連中の歯ごたえと味を噛み締めながら麺を啜ると言う、まさに蛮行である。
オクトの味玉はライス必須の一品なのは間違いない。
妻は半ライスを注文し、完全ラーメンライス状態。
そして、サービスで提供されるとこちらが怯んでしまうくらいのチャーシューは、ただただ美味過ぎる。
半分は妻にあげた。
やたらと・・・感謝された・・・・・。
ごちそうさまでした。
後半ようやくゴマの濃厚な威力が顔を出し、いわゆる担担麺的な味に近付いていくが、しかし、やはり奥行きの味わいが、そうはさせない。
サルベージを念頭に置いているつもりが、いつの間にかレンゲを手に取り、ここまでスープを飲んでしまった・・・。
まず間違いなく、人生で食った担担麺で一位確定。個人的には
「ここ以外で担担麺は食わんでいい」
と言って良い。
・・・・・・・・限定かよ・・・・・・・ッッッッ!!!!!!
ひっきりなしに入り口からUber Eatsの配達員が訪ねてくる。
オクトは専用のフライヤーを構え、テイクアウトにも余念がない。
もちろん店でも食べられるのだが、テイクアウト専用の揚物バスケットがあったり、と魅力が一杯だ。
しかも唐揚げは相当美味いらしく、食べた後に持ち帰る客が異様に多い。
我々が食べている途中、一番奥の席で味噌ラーメンを食べていた若者がおもむろに立ち上がり、店員さんに唐揚げ×2の食券を二枚渡している。
若者は味噌ラーメン&唐揚げ(追加含む)&ライスと言う、まさに若者セットで、至福タイムを過ごしている最中だ。
食べ終えた若者が挨拶をして席を立つ。と、同時に、我々の席からも見える、「Uber Eatsの注文完了確認のディスプレイ」に一報が入った。
そろそろ閉店時間だと言うのに大変だ。
再度フライヤーに火を入れ、油の温度を確認している店長に、若者は踵を返し・・・
「すいません・・・
唐揚げの持ち帰りって出来ます?」
どんだけ食うんだ・・・・!!!!!!
そんなに美味えのか・・・・。
今度・・・頼むしかねえッッッッ!!!!
goukakuigakubuさん!!!
入れて煮えたら即食いです!!!
そうしないと・・皮がドンドン溶けていきますッッッッ!!!
Pちゃんさん!!!
まぁWC取って有頂天でしょうから選手のテンションは置いておいて・・・おじさんは放心状態レベルだったとのことです!!!
まさに・・・・・・恍惚ッッッッ!!!!!!