上司と揉めない為に我慢する。
なんて言うのも時間の問題。
私の堤防はサランラップ並みの強度しかないため、「納得出来ない事」があれば即切れる。
上から目線で「これをやれ」と言うのが心底嫌いな私は即「理由を説明してください」となる訳だ。
こんな風に書くと「ただの我儘野郎」と思われてもしょうがないが、無論納得していることには即座に応じる。
私が言いたいのは「昨日の段階では無かった、案件を社の都合ではなく、自分の主観で、かつ、私の本来の業務を邪魔してまでも私にやらせようとする」ことにある。
理不尽、納得出来ないこと、はしない。
そもそも納得させられる説明をすることが出来ない時点でただの勉強不足、職務怠慢の何物でもない。
努力していない、と言うバックボーンが見え見えだからこういうことになる。
何が言いたいのか。
こんな飯を作ることの出来る「歳の取り方」をしたいってぇ、そう言う話さッ。
ライスはセットメニュー。
なんか・・・・・奥に角チャーがゴロゴロいるな・・・。
おそらく坂本龍馬好きの親父さん(店内は高知県と坂本龍馬のポスターだらけ)。
店名もさることながら、このまぜそばの冠が「竜馬」なのも異様に気になる。
良いビジュアルじゃねーか。
既に「五香粉・八角系」の香りが全開。
隣の兄ちゃんはチャーシューメンとチャーシュー丼、と言う若気の至りが崩壊したとしか思えない注文だ。
挙げ句
「コイツも使いなッッッッ!!!!!!!」
と、マヨネーズのボトル一本を兄ちゃんの目の前に叩き付ける親父・・・・・・。
流石ですッッッッ!!!!!!
まずは混ぜずにいってみよう・・・。
こ・・・こりゃあ・・・・・・・
ムニンムニンだッッッッ!!!!!!!
なんて官能的、妖艶な食感。タレと絡んだ部分・・・・・ヤバイっすッッッッ!
やはり危険な親父だ・・・!!!
や・・・やべえ・・・・・・美味え・・・・・!!!!!!
まぜそば賛否両論野郎の私の辞書を打ち砕く。
タレはしっかり「りょう馬」のベースになっていて、あのりょう馬からしにも使われているラー油がアクセントになっている。
そこに例のフレーバーの角チャーが混ざり合い、何とも言えん!
そこに・・・ライスがあるのなら・・・・・
これが正解なんですよね、ライスファイターの皆さんッッッッ!!!!?????
たまにはにざんささんに、「追い飯返し」をしなければならない、このフィールドはにざんささんの独壇場になっている感じがあるからな・・・。
しかし危険な店だ・・・・。
厨房内では親父さんが
「クッソぅ・・・ラーメン作ると、暑くてしょうがねえ・・・」
と難解な定理の証明をしていることが分かる。
なんて、愛すべき店なんだ・・・!!!
ごちそうさまでした。
陸王程メニューが多く無いため、制覇は比較的容易と言える。
何度も言うが、ジョロキアだけは考えないようにする。
しかし、このまぜそば、そしてチャーシューメン。
この2つは個人的に相当なレベルにあると思う。
まだまだ懐が深そうだぜッッッッ!!!!
帰り際、私より少し前に隣の兄ちゃんが席を立つ。
チャーシュー丼のダメージがあるのか、チャーシューメンのスープは、ほぼ飲んでいないか、の様だ。
「あい~毎度あり~!
おやッッッッ・・・・・お兄さん・・・
かなりのマヨラーだねッッッッ!!!!!!」
大きなお世話だろ・・・・・・・・ッッッッ!!!!!
ここが秋田のワンダーランドであり、テーマパークになりつつある。
どうやらマヨネーズをかけても、このチャーシューは旨いらしい。
全く摩訶不思議な店である。
Pちゃんさん、何でも「和風」としときゃ、「和風」になるもんです!