東京の「みかわ 是山居」
プロフェッショナルにも出演した店主のもとで修行し、何故か秋田に店を構えて下さった。
今日、明日は完全にてんぷらの食レポといこう。
長くなるので2回に分割します!
つまり、昨日の続きは明後日だ。
何故か・・・。
それは「みかわだから」。
それ以外に語る言葉は無い。
「てんぷらとは、料理ではなく、調理法」
「如何に素材の味を衣の内に残せるか」
と語る店主の、この時期のコースをご紹介したい。
まずは先物の枝豆、これはこれで良い。
みかわの恐ろしいのは「普通」の後だ。店主はこのギャップさえ楽しんでいる気がするのだ・・・。
アオリイカを。
黒いのは「炭塩」。
最早、腸内洗浄まで考慮してくれる。2つ目の皿で大分危険な香りがする。
秋田料理ではお馴染みのジュンサイ。
それを、2時間酒蒸ししたサザエと一緒に食え、等と言われたら罰当たり以外の何者でも無い。
既に日本酒へ移行したのは伏せておいて下さい!
やはりジアスターゼの摂取は必須。
大根おろしに天つゆをかけて待つのが私のスタイル。
無限におろしが消費されていく。
無くなりそうなタイミングで不意に後ろから声をかけられ、大根おろしが尽きることは無い。
謎のホスピタリティーがこの店にはある。
え・・・・・・?????!!!!!!!!
今日の一発目がこれ・・・????????!!!!!!!
「下の海苔を手でつまんでお召し上がりください。ウニにはタレを塗っておりますので、どうぞ。」
何てこった・・・
だんだん店主の「どうぞ」が大悟の「ドゥゾゥー」に聞こえてきた。
これぞウニパニック。
ハンマーヘッドシャークの可能性は少し増した。
殻は口内に残らない。
「かっぱえびせんよりもサクサク」な状態であり、あるタイミングで味噌部分を噛むと、甘さがクラッシュ。
おそらく、ジョー・ストラマーもビックリであろう。
コチラをご覧頂きたい。
「熱が通った生」これぞガチ天ぷらの醍醐味。
食感、味。
初めて来た時はこれにてシステム・オブ・ア・ダウン。
完膚なきまでに叩きのめされた。
ナナナナナナナナナナーフゥウー
冠婚葬祭での町の仕出し屋さんが作ってくれたモノを冷めた状態で食べるのが普通だった私の天ぷら人生は終了したのだ。
憎い
イヤー憎い。
殻 → 身 → と来て最後に仕事をした海老を持ってくる辺り、流石としか言い様無し。
大葉の香りからの海老の香り。
サミー・へイガーも喜んでJUMPしてくれるであろう。
鱚さんじゃないですか・・・。
実は一ネタ一ネタ、店主から「コチラは天つゆが良く合います。」等々アドバイスを受けるのだが
1 塩
2 天つゆ
3 何もつけない
この3パターンで割れる。
鱚は淡泊だから・・・と言って侮るなかれ。私の「みかわ」での選択肢は・・・3です!
フンワリ食感からの引き締まった身、からの旨味汁が駆け抜ける。
ハイウェイスターと言うよりかは
スピードキングだ!
だから、私は言ってきたのだ。
茹でじゃなくて揚げも旨ぇ!
秋田県産はまさに今が旬。
ホックホクのホックホク。一つひとつ丁寧に食べる。
て言うか隣の連中!
こんな旨いもん食ってるんだから、仕事の話なんかすんな!
熱いうちに食え!
フィル・アンセルモにどついてもらおうか・・・
「鎌」でカッ切ってやれ!
男鹿産の真鯛。
毎年鯛祭りが開かれる程、鯛が取れる。
無論この中央も半生。
味は元より、やはり食感の極み。
中盤で完全に殺されかけている・・・。
スピードキングから一転し、キル・ザ・キングのイントロが軽快に流れ出した。
結局リッチーに殺られるのか・・・!!!
明日に続く・・・・・!!!!!!!
〆は天丼か・・・否、天茶か・・・・・!!!!!