良いじゃないか・・・。
恒例なのだから・・・。
今回も毎年恒例の祭り。
これも何度も書かせているのだが、私はこの店に出会うまで「天ぷら」のことをただの「揚げ物」と思っていた。いや、揚げ物には違いないし、他の揚げ物にも失礼になるから表現が難しいのだが。
しかし、ここの店主が言うように
「天ぷら」とは調理法ですから
と言う至高の名言は、初めて伺ったときに言葉と味で私と妻を虜にしたことを今でも今日のことのように思い出す。
如何に中の食材を美味しく食べさせることが出来るか、に全精力を傾けて揚げる店主。しかし、揚げるための小麦粉と油の高騰・・・。
「値上げと言う形になってしまって本当に申し訳ございません」
店主・・・、いや店長・・・そんなことはどうでもいい。
全てを委ねて着席した、と言う訳だ・・・。
まずは
地物のなめこの和物
甘エビの昆布締め
なめこの味の濃さを活かし、醤油ベースのタレを和える。秋田の郷土料理でよくある料理だが、それはきのこの味の濃さにおんぶにだっこ。タレできのこを活かすことは無い。ここの料理は・・・それがある・・・。
甘エビの無駄な水分が抜け、昆布の風味が甘エビの美味さを引き立てる。
先付で・・・これか・・・。
繰り返しなるが何度も紹介させて頂いているので、ある程度食べている食材は割愛。
本日のレンコンは美味さと歯ごたえの共同制作。ラストサムライの如く、押し寄せる勢いからの余韻だけで日本酒もう一杯。
ナスはみかわでも一二を争う激熱爆弾。しっかり天つゆで冷まし(同時に天つゆを染み込ませる)、ホックホクでトロットロの味と触感を楽しもう。
秋田の、と言うか知る人は知る鱈の白子。秋田では「ダダミ」と呼ばれ親しまれている。少し前までは県民の冬の風物詩であったが、今ではこちらも高騰のため。いつの間にか高級食材に。店主曰く
「美味しさもピカイチですが熱さはピカイチどころじゃないですのでお気をつけ下さい。」
・・・仰る通りです・・・!!!
そしてご覧頂きたいのはこのホタテの火の通り具合・・・。
これぞお馴染み
「火の通った生」
異次元の技術である・・・。
問答無用のウニ、それを海苔の天ぷらに乗せての提供・・・。
ありがたや・・・ありがたや・・・。
ただ、これは妻にあげた。理由は・・・妻の方が私よりもウニが大好き、以上だ!!!
今回は吸い物欲しさにかき揚げを選択し、完全に感無量という域に至った・・・・。
ごちそうさまでした。
もう一度言おう、ごちそうさまでした。確かに値段は張る、しかし天ぷらの概念を覆す、そして「ご褒美感覚」を実感するため、この行事を欠かすことはできない、そう思うのだ。
帰りに頂く天かすも、入れ方と量を間違えると天かす自体が美味すぎるので
元々の料理キラー
になってしまうが、適量を見つけて放り込むと料理の味を何十倍にも引き上げてくれる最高の調味料だ。
さぁ・・・何を作ろうかな・・・。
私はまたしてもヤッてしまった・・・。
美味すぎる食べ物を食べた後は自分の舌をノーマルに戻したい・・・。
店長も「私も大失敗しました。」と以前も共有したことなのに、私は調子に乗ってしでかしたのである・・・。
そう・・・帰ってからの締めの・・・
どん兵衛に天かすを入れ過ぎた・・・!!!
もう「みかわの味」しかしねぇ・・・。
Pちゃんさん!!!
マジで・・・・・・何なんですかあの愛宕橋の風力は・・・!!!
BEAMSの店舗(まだあるのかな?)があるあたりは、雪も降っていないのに無駄に道路が凍りますし・・・危険です!!!
岩手は・・・雪が加わるんでしょうね・・・・。寿司に関しては・・・マジで最高でした!!!
hyakuman_amaneさん!!!
ちょっと待って下さい・・・食の都の一つ・・・富山ですか!!!
正直、秋田で食べることのできるカニは基本的に秋田のカニでは無いですから・・・羨ましい!!!
muraさん!!!
あっぱれ寿司は最高ですね・・・混んでると・・・注文が遅くなりますけどね・・・。
そして・・・お分かり頂けますか・・・!!!
私も県南の盆地野郎ですから・・・あの風力と冷たさは厳しい・・・!!!
それは・・・「駅前事変」と呼んでも良いでしょう・・・!!!