g13longkillの飯(ラーメン・居酒屋)

食事の感想と料理のレシピです。好きなブロガーさんの記事に酷似しているのは御愛敬

天ぷら みかわ 年一行事

















先日は・・・
















私の誕生日。
















この歳になればもう祝ってもらう必要性はまるで感じない。
ケーキにロウソクなんてある種もっての他だし、厳密にかつ正直に言えば


俺らよりも若い奴らに金を使え



これしかない。
しかし、である。








食事会場がみかわとなれば話は若干変わってくる。
若い奴らに

死んでも食わせたくない

と言う謎の心情にまで発展するこの異次元の天ぷらを、分かち合えるほど私はお人好しではない。


ここの飯に限って言えば、自分が勝つ前提での取り合いになるように仕向ける程の店・・・。


抗うことは不可能だった、と言う訳だ・・・。


















先付に合わせるためのハイボールを頼んだ時点で、私の敗北は確定した。

なんて言っても先付がマハタとキジバタのお造り・・・。

若干の脂とモッチリ歯応えのマハタ
コリコリ食感で噛めば噛むほど味が出るキジバタ。


奥のジュンサイとミズとサザエの出汁和えもまさに鬼。一瞬で失くなってしまったぜ・・・。












秋田県産のメゴチ、椎茸、オクラの三部作。

メゴチのホロッホロ感と、奥の半生感。
火が通った部分と刺し身に近い味を同時に味わうことが可能である。

肉厚椎茸の外側はカリッと香ばしく、内側からは濃厚椎茸ジュースが爆発。
オクラも同様で火傷注意報全開だ。


しかし・・・俺が昨日スーパーで買ったオクラの味じゃねえ!!!














ホタテは完全に中心が半生って言うか生。
これぞ以前もご紹介した美味しんぼで言うところの

火が完全に通った生

である。
まさに神がかり調理。







そして、新政で作られた甘酒がサービスで登場。
その発酵具合から来る酸味と甘味は、最早市販の甘酒など比較になるはずもなく、カルピスに近い。

稚鮎の苦味は、それが逆に活かされるよう、たてずおろしでご賞味あれとのことで、このマッチングを考えた店長の技術には頭が下がるばかりである。













アスパラでまたしてもやられる。
同じ食材を昨日食べたはずなのに、昨日のは本当にアスパラだったのだろうか、と疑ってしまう。


締めの天茶かき揚げの選択は、毎回の心苦しい行事であるが、今回はかき揚げを。

お新香と赤だしのコンビネーションが最高に嬉しい。


あぁ・・・もう終わってしまうか・・・。














ごちそうさまでした。

年に2度の儀式みたいなモノであるが、これだけは意地でも食べに来なければならない。

このために貯金をし、季節の食材を最高の形で食べ、自分自身を労う機会でもあるのだ。

お土産に毎回頂く至高の天かす・・・。


晩飯は・・・天かす料理が増えそうだぜ・・・!!!




























以前はみかわのコースの紹介に三日かかったので、一日で紹介できる量にしているが、本来はこの倍以上のメニューが有ることを明記しておく。



我々の前に入店していた男性四人組の食欲は旺盛
で、コースを全種類平らげたあとで


「他に単品で天ぷらって出来るんですか?」


と。
調理場の棚のザルの上には、その日の最高の野菜陣が肩を並べている。

ナス
インゲン
オクラ
アスパラガス
れんこん
椎茸

このラインナップでもオクラとアスパラガスと椎茸がコースの中に含まれる理由が、より良い食材を、と言う店長の判断である。



「じゃあ、今日食べてないヤツ全部下さい!!!」


随分ワイルドなことを言うじゃねーか・・・。
次々に揚げられていく食材。

それを堪能する四人衆。
しかし、である。

酔っていたのだろう。
店長の言うことを聞かないと、大変なことが待っているのだ・・・。






「ナスでございます。大変熱いですので、十分天つゆにつけてからお召し上がり下さい。」


「へぇ〜ナスってそんなに熱いかな・・・んッッッッ
































アッッッッツァァァッッッッ!!!」


















みかわのナスと白子の天ぷらは、油断すると口が死ぬ。
気を付けていこう・・・。













muraさん!!!
絵に没頭し過ぎて・・・・・・やっちまったんです!!!
実は先日大仙市のホテルに宿泊した際、数千円分の商品券が出まして・・・・・・実質無料の嶋田ハムでしたよ!!!