チャンス到来・・・
ここを逃す訳にはいかない・・・。
妻を誘った際「令和の虎完全オール」並のOKを頂戴する。
そりゃそうだ、妻は夜来香が大好きな店の一つだが、しばらく来ていない。
私は前日から「何を注文するかちゃんと考えておけよ。」と再三言っていたのだが、いざ券売機の前に立った妻はフリーズ。
あまりの久々の来店に対するテンションと、その間の券売機の配置の変更と価格の変更に追いつくことができていない妻。
散々悩んで、店員さんに後押しされて購入したは良いが、結果注文を間違えた妻。
無理もない、夜来香とはそう言う店なのだ。
かくいう私も「半ライスと追い飯の食券を買い間違えた」ことを店員さんに申告。
ミスした二人は、それでも眼の前の一杯に期待を込めて待った、と言う訳だ・・・。
むぅ・・・・・・以前食べた汁なしとは、香りが全く異なるように感じられる・・・。
このむせ返るミンチの破壊力は唯一無二・・・って言うか・・・この香りはむしろ担担麺というよりも「台湾まぜそば」に近い気もする。
しかしながら、花椒の鮮烈な香りが周囲を駆け巡っているのも事実・・・。
すでにテンションは最高潮だ・・・!!!
ぬぬぬぬぬぬぅぅぅ・・・・・このラー油はまさに・・・
MU…TE…KI…でしょう・・・ッッッッ!!!
改めて言わせて頂く。
「一体何なんだこのラー油は!!!」
信じられない味わいを持ち、まるで脂っぽくもしつこくもない。
挙句の果てに香りは史上最高という全くの意味不明。
そこに合わさる淡い胡麻の香りと味と甘み、それを跳ね上げる台湾ミンチの暴力・・・・・・。
布陣に隙が見当たらない・・・。
引っ張り出したるは、これまた最高の中太麺。跳ね返す弾力も楽しいが、特筆すべきはこの強烈な香りと味に負けない「麺の味わい」。
撹拌すればするほど、味の真価が楽しめるという、素晴らしいオプション付きである。
この台湾(?)ミンチの味が奥深さを演出している。
この「四川風」と付く担担麺はどちらかと言うと胡麻の味を抑えめにして
味は台湾まぜそば寄り
香りは担担麺寄り
にしているのであろう。
げに恐るべき一杯であり、これを今まで食ってこなかった自分に蹴りを入れてやりたい、そう思うのだ・・・。
そして「追いラー油」は必然・・・そう・・・ただの・・・・・・必然・・・。
この「鬼の飯」を作成→完食することにより、永遠の無病息災が約束される可能性が非常に高くなる。
「そんなにラー油を接種して平気なの?」
と問われれば私の返答は一つ。
「野暮なことを言わんで下さい・・・。」
以上だッッッッ!!!
酢で引き締めるのもとても重要だ、と個人的には思うんですよね・・・。
ごちそうさまでした。
あぁ・・・・・・美味かった・・・。
もう少しでメニュー完全制覇となるが、私にとって担担麺は鬼門であった。
何度も書いているので詳細は割愛するがとにかく
担担麺は味の幅が狭い
からと言う認識で、ある程度の味で、どの店も大体同じ味になると思うからだ。
しかし、その機微の部分を理解するところまで到達すると、これが「蕎麦並に」面白いと言うことが分かったのが最近。
まだまだ・・・勉強します!!!
夜来香。
この店には小上がりが二卓存在し、子供連れに非常に有り難い店である。
隣の席も当然ながら子供連れ。
店員方も子供の受け入れに非常に寛容で、笑顔で対応してくれる。
そして、だ・・・・・・。
言われてちょいと複雑な気持ちになる、またしても定番のあの一言が店員さんから掛けられたのだ。
「あらぁ〜可愛い!!!
女の子ですか!?」
私は人相が悪い。
やはり妻に・・・・・・似たんだな・・・・・・。
ゴリさん!!!
それは大いに大変なミッションだったであろうことを推察致します!!!
美味いラーメンを喰って忘れる、現状の私の癒やしはこれしかありません!!!
ふつ映さん!!!
この尋常ならざる塩分補給も、非常に重要なのだと理解致しました・・・・・・・・・・・・!!!