前回の訪問は・・・
夏真っ盛りの時期か・・・。
そんなことを思いながらのこの寒い時期、妻と二人で外で食事を、なんて感じで大町に出てみる。
大町での食事は随分久し振りで、一応行く店は決まっているのだが、ブラっと歩く。
木枯らしどころか、相当冷たい風に妻は辟易し、既に散歩終了宣言。
北国出身の人間が、そんなことでどうする、と嫌味の一つでも言ってやりたいが、そこは個々人の耐性もあるのでグッと飲み込む。
そう、私は意外と寒さに強いのだ。
店の前に到着し、今日のお薦めをしっかりとインプット。
必ず石鯛を食べようと心に決めた、と言う訳だ・・・。
生白魚→スズキ→石鯛と言う白身の三重奏は順を追って私の好みの味になるという嬉しい設定だ。
白魚→スズキまでのラインは多少の生臭さがあるが、それは当然の想定内。
しかし、最後の石鯛にそんなモノがあるわけがなく、旨味の爆弾を運んできてくれる。
この旨味の凝縮率は・・・鯛の中でも相当上位に来るぜ・・・。
なんかの番組でかき揚げを見てしまった私は、事前に注文をしておいた。
海老と各種野菜がゴロゴロ投入されているかき揚げは実に渋い。秋野菜がふんだんに盛り込まれているので、サツマイモに当たったときの安心感はマジで半端ねぇ。
鶏天は・・・必ず頼んでしまう酒泥棒だ・・・!!!
あっぱれのイクラはマジで美味い。そして昨今のツイッターであがったあの
を見た私は、こう言う店でなければ怖くて食べられない症候群に陥っている。
安心して舌鼓を打つことができるってモンだ(絶対ではない)。
最後に注文したわさび菜納豆・・・。
これは・・・洒落にならん辛さだッッッッ!!!
とんでもない瞬間最大風速を叩き出し、一口ごとに涙と、鼻からの空気放出が止まらない・・・。
これはある意味・・・良い締めだったのかもしれない・・・。
ごちそうさまでした。
久し振りの寿司を大いに堪能。私の数倍満足していた妻は、諸事情で酒が飲めないのに実に楽しそうである。
刺し身と寿司を肴にするのはジャパニーズの特権かは知らないが、とにかく美味かった。
我々が最初の客だったが、帰る頃にはほぼ満席、やはり・・・危険な店だぜ・・・。
妻の母、義理の母から冷蔵で何かが届いた。
開けてみると・・・
自家製のイクラです
とのことだ・・・。
このご時世のアニサキス・・・よく作る気になったモンだぜ・・・。
開封して妻が早速一口食べてみる。実に・・・実に訝しげな顔をし、果ては首を傾げる。
その後、スプーンを私にパス。
「食ってみろってこと?」
の質問に、訝しげな表情のまま頷く妻。一口食べると・・・
スーパーボール位硬ぇ・・・・・ッッッッ!!!
イクラの味を楽しむために、奥歯のピンポイント部分にイクラを入れ、丁度噛まないと破裂してくれない・・・。
これが噂のピンポンイクラ・・・。
成熟し過ぎか・・・洗い過ぎか・・・。
実に・・・残念だ・・・。