どうやら二郎が食いたいらしい。
いや、よし虎の二郎が食いたいらしい。
そんな憶測が出来るLINEが届いたのは、その日の昼であった。
どうせ明日休みだから、ニンニクを補給しよう、そう思ったのであろう。
仕事を終え、妻の連絡を待つ私は「その戦い」に備え、いつも以上の運動を敢行。
汗だくになったところで妻から連絡が入る。
妻をピックアップし、よし虎へ全力ドライビング。有料駐車場に車を止めようと、一旦よし虎の前を通り過ぎようとしたとき、であった。
「あれ・・・・・営業してるか?」
「して・・・ん・・・???」
丁度後ろに車は走っていない。
減速して入り口ドアに目をやると・・・
「メニューリニューアルのため本日定休となります」
・・・・・・・・・。
まさに「夢幻の如く」。
本宮作品の織田信長と化した妻は絶句&発狂。
「私・・・・・・一体・・・・・・・・。」
二郎で良ければ、マシンガンもにぼすけも近くにある、が「よし虎の二郎」と言うリクエストがあった時点で、その案は不採用。
だが、だ。
昨年2月によし虎をオープンさせ、数ヵ月後には駅前で「謎の2号店」を出店させた寵児、武田店長の2号店が駅前にある・・・。
即ハンドルを切り、駅前の駐車場へGO。
暖簾を潜った我々はタッチパネルを操作し、しばし、待ったのだ・・・。
脂マシ・・・・・この角度からでは判断し辛いが・・・
丼の「対岸半分が塊脂」と言う暴挙じゃねーか・・・。
因みに麺量は150g、野菜は200g。
そう、その通りだ。
野菜が少ないのではなく麺が少な過ぎて標高が低く見えるだけと言う謎の現象。
良いんだ・・・・、これ晩飯だから・・・・・。
ぬぬぬぅ・・・・・・・・・・
A...MA...ME...だ・・・ッッッッ!!!!!
アァァンマァァァイッッッッ!!!!!
やはり二郎はこうでなくてはいかんッッッッ!!!
この豚の甘さを追求すれば、結果的にこの暴力スープに辿り着くだろう!!!
これに脂と・・・ニンニク・・・最高じゃないですかッッッッ!!!
ゴッワゴワのワッシワシ!!!
前日にアタリメを食ったりして、顎の調整をしないと、急性顎関節症に成りかねないぜ!!!
甘じょっぱさを余すこと無くリフトしてくれる危険な麺であることを、声を大にしてお伝えしたい。
スープの下から続々と出てくる肉塊は
「あれ?増してないよな?」
と言う困惑を生み出す要因となっている。
繊維部分を食べ易い様に「キッチンバサミで切り込みを入れる」と言うホスピタリティーを私は見逃さなかった訳だ。
さすがの「武田の血液」。
そして、である。
スシ・・・テンプラ・・・・???
NO..NO......
SU...KI...YA...KI...ッッッッ!!!!!
肉の甘さ+脂の甘さ+醤油ダレ= SUKIYAKI
まさにジャパニーズ方程式。
最高のディップはここにある。
リッツパーティーには絶対に負けないと言うことだ。
2枚目のラー油ディップに関しては
の必殺技ではないか、と思ったためついやってしまったが、言わずもがな、最高であった。
ごちそうさまでした。
まさに鬼、鬼。とにかく鬼。
スーパー甘甘スープの威力は超強力。
秋田の二郎系の中では食べ易い、と評判だがそれは「よし虎」の話。
チェ・タケダで脂マシをした瞬間、それはただの暴力に変わり、「俺ちょっと脂酔いしてない?」と言う感覚に成らざるを得ない。
この二大系列の破壊力・・・今後も見逃せません!!!!!!
翌日、当然の様にマスクを新品にチェンジし、玄関でセット。
部屋を出て鍵をかけ、エレベーターのボタンを押すと、マスクが臭え・・・。
おい・・・・今封を切ったばかりだぞ・・・・。
んなことがあんのか・・・・・。
そう、既に聡明であられる読者の皆様はお分かりであろう。
そりゃあ・・・テメーの・・・・
口が臭えだけだろうが・・・・・・ッッッッ!!!!!!!
やはりあの量のニンニクは強力。
取り敢えず・・・口臭ケアグッズを・・・大量に買おう・・・・・・。
Pちゃんさん!!!この時期の冷麺はどうしても頼まざるを得ないですよねッッッッ!
そうなんです・・・私のハイボールではありませんでしたッッッッ!