またかよ・・・。
俺は陸王に行きたかったんだ・・・。
食欲が戻ってきた、と言えばよいのか、それとも
戻ってきてしまった
と言えば良いのか・・・。こうなると俄然妻の食欲に拍車を掛けるのは「餡」を伴った一杯であることは明白。
そして、秋田市における「あんかけ」の名店は多くあれど、我々のファーストセレクトは基本的に一店舗に絞られる。
妻の病院に想定外の時間が掛かり、一番乗りを果たすどころか12時丁度と言う激戦必至の時間帯に到着した我々は、駐車場の「満」を覚悟していたが、何と二台空き。
こんな奇跡的な事態が合って良いものか、と怪訝な感じで店に突入。
数分待ちの末着席したが、私はと言えば多分に漏れず、またしても一押しメニューのラインからは外れたメニューを注文した、と言う訳だ・・・。
何度も言うが、この店のメニューは基本四種類。
あんかけちゃんぽん(醤油)
ちゃんぽん(塩)
チャーシューメン
味噌ラーメン
かつ、私調べによる来客の注文の比率は
6︰2.5:1.5:1
チャーシューメンと味噌ラーメンを注文する声が聞こえると、店内に衝撃が走り、店内中の視線が注文した者に注がれる、と言う奇特な雰囲気の店である。
しかし、その視線を浴びることに慣れた猛者の一人である私は、最早問答無用。
逆に言うと、定番メニューしか頼まないものには、丁寧に仕込まれたこの店のチャーシューとメンマを食う資格は無いってことさ・・・。
ぬぬぬぬぅ・・・・・・文句なしの・・・・・・
O…U…DO…U…の味よッッッッ!!!
このスープがベースとなり、あんかけちゃんぽん醤油のベースのスープと餡が作られているのならば、やはり混じりっけなしのスープを味わうことはこの店のファンの鉄則と言えると思うのだが・・・。
あんかけの中毒性が高すぎて、そこまでいっていない客が多い・・・そして妻も・・・その一人だ・・・。
丁寧に抽出された動物系の出汁と、淡い醤油ダレが織りなすパーフェクトハーモニーは、土台の強固さを感じさせてくれる・・・。
しみじみ・・・美味い・・・。
麺はおそらく四種のラーメン全て同じ麺を使用しているが、この多加水全開麺は、地味にスープを吸って、いい感じの様相。
若干柔めの感じも個人的には好みであるが、客の若手の大半は「麺硬め」を注文している・・・。
ここは好みではあるが、店側には融通が効くので遠慮せずお願いするべきだ・・・。
そして今回の主役陣。チャーシューメンか味噌ラーメンを注文しないと食べることが出来ない、事実、妻も私から貰う以外で食べたことのない逸品。
柔らかしっとりからの肉肉しい味わいを追いかけるように、漬け込んだタレの味が押し寄せてくる珠玉のチャーシューは、絶対に損をさせない仕事が施されている。
同様に「たまり醤油で漬けたんですか?」と問いたくなる程の深い味わいと甘さを宿したメンマは、繊維を感じさせない柔らかさなのに、コリッという食感を持ち合わせる、魔法の様なメンマである。
チャーシューで隠された部屋を中を垣間見れば、出てくるは炒め野菜という名のお宝が。
キャベツ・ニンジン・玉ねぎ・モヤシ、また、別でワカメとコーンが入ってくるのは良いとして何故か
豚肉と豚挽肉
までがベースのスープで炒められている・・・。
そう、五右ェ門のチャーシューメンは通常のラーメン屋での名称だと
タンメン醤油味、トッピングでチャーシュー&メンマ&コーン&ワカメ
なのである・・・。
そして五右ェ門のお家芸、自家製と思われる辛味やラー油、そしてすりおろしニンニクを投入し、暴力ラーメンに豹変させて最後まで堪能しよう・・・。
ごちそうさまでした。
普通の店だと確実に1000円を超えてくるラインナップの布陣に対し、原価が上がってもこれで1000円丁度とはこれ如何に。
卓上調味料も充実しており、当然入れ放題。
あんかけ野郎たちは、その上に大量の紅生姜を乗せてガンガンに食う、そして火傷する・・・。
これが・・・五右エ門ファンの生き様ってモンよ・・・!!!
もう、アレだ。
とにかく客がひっきりなし。例のウイルスが流行る前は、基本的に「相席前提」としたルールであったが、今はそうもいかず、店内待ち客が非常に多い。
とにかく入れるだけ店内に入る。
まぁあんかけは激熱ではあるが、何故かこの店は回転率が良いので(多分、みんな一生懸命に食べるから)それでもドンドン捌けていく。
しかし、我々が会計を終え・・・外を見ると・・・待ちが15人以上だと・・・!!!
何と言う五右エ門フィーバー・・・到来か・・・到来なのか・・・!?!?!?
なんて言う思いを抱き、我々は妻の希望により日帰りで強首温泉に向かう。
途中の茨島交差点で妻が気づいた。
「なんであんなに五右ェ門が混んでいたのか分かったよ。」
「ん?・・・なんで?」
「ほら、見てみて・・・
チャイナタウンが休みだ。」
・・・・・・・・ッッッッ!!!
秋田市民あるあるだったか・・・。
いずれにしろ・・・みんなあんかけ好き過ぎるだろ・・・。
hyakuman_amaneさん!!!
驚くべきことに・・・・・・この見た目でアッサリなんです!!!
くどさがまるで無く、終盤まで実に美味く食べることが出来ます!!!
酢で味を引き締めれば・・・最早言うことはありませんし・・・この辛味・・・見た目はこんなんですが・・・マジでただのピリ辛で・・・しかも美味いんです!!!
Pちゃんさん!!!
海苔の天ぷらオンザ雲丹のコラボレーションは・・・まさに卑怯業の極みと言えると思います!!!
そうなんですよ、しかも通常の台湾まぜそばとは違い、香りが弱めで実に和風なテイスト・・・!!!
醤油ダレの旨さが異様に引き立つ仕上がりになっております!!!
健康にも良い・・・・・・流石元・・・ホスピタリティの塊の様なホテルの調理場にいただけあります・・・化け物です!!!
muraさん!!!
台湾まぜそばの王道かつ、味も頂点クラスを攻めるのであれば、第一候補は確実に夜来香と言えます(そのときは追い飯or味付け替玉も)!!!
あの中国大陸イズムの鮮烈さは、個人的には最高ですが・・・あそこのスーラーにドはまりしている私の甥は、台湾よりもスーラーが良い、と言ってはばかりません!!!
とんぼ庵や湯沢市の鰯の史の台湾は独自性がある美味しさですから、ここはもう好みです!!!
先程記事を拝見しましたが・・・「中華そば」今野は店内と駐車場のトリッキーさが・・・!!!
オクトは・・・実に素晴らしい店です・・・。是非限定メニューも召し上がって頂きたい!!!
だるころ先生!!!
それは・・・ひたすら羨ましい案件・・・!!!
オープンしたならば・・・関西圏ですから麺屋はなびに対抗するためにかなりの味で仕上げてくるでしょうから、期待大だと思います!!!