ゼネラリストと・・・
スペシャリスト・・・・・・。
企業系の用語であればこの対比関係が成立することが多いと思うが、スポーツ業界だと「ゼネラリスト」は聞き慣れない。
「ユーティリティプレイヤー」と言う言葉が好まれる。
正直なところ、観衆側の観点で言うと「スペシャリスト集団」で構成されるチームの試合は見ていて非常に楽しい。
バスケで言えば、漫画「SLAM DUNK」における湘北高校。
主人公でもある桜木花道が籍を置く高校だが、この1〜5番は全員が全員スペシャリストである(流川もそうです)。
スペシャリストの強みは「その勝負」であれば絶対に優位に立てる可能性が高い、と言うことであり、しかし、裏を返せば
それ以外が弱い
と言うことに他ならない。
この場合、桜木にカットインやスリーを求めることはできないのである。
だからこそ穴を互いに補い、それぞれがチームメイトを信頼することでチームケミストリーが発動し、観客を魅了する試合展開になりやすい、と言うことになる。
全くの対比関係を見てみよう。
全盛期を若干過ぎた感があるとは言え、未だキレッキレのスピード&ハンドリングで得点を量産するカイリー・アービング。
そしてスロベニアが生んだ異次元の化物、スピード感はまるでないのにそれ以外がマジで化物のルカ・ドンチッチ。
この二大巨頭を擁するダラス・マーベリックスは、苛烈を極めるウェストを勝ち抜いてきた。
ミネソタとかデンバーとか、考えただけでも今のウェストは恐ろしい。
しかし、ダラスはファイナルで1勝4敗で敗れた。
優勝は古豪であり最強王者ボストン・セルティックス。
このチーム・・・・・・スタメン5人が高水準の・・・
ユーティリティプレイヤーなんですッッッッ!!!
長らくNBAを観てきたが、こんなに隙が無い「ただただひたすら強い」チームは初めてだ・・・。
そこに刺激を受けてしまったのであろう私は、久方ぶりにタイミングが合ったため、辺境の地にある「県内最高峰のユーティリティ(いやスペシャリストか・・・)ラーメン屋」に赴いた、と言う訳だ・・・・・・。
「鯛かアスパラが限定みたい」と言う妻の調べを信用して券売機前に立つと、この鯛と「とんこつ」が本日の限定。
そして最も驚いたことが、「あの」湯の台なのに
客が我々ともう一組だけ
と言う貸切状態・・・。
様々なパニック要因が交錯する中、この丼の見た目で更に困惑・・・。
何か・・・起こるのかもしれない・・・。
ぬぬぬぬぬぬぅぅ・・・・・・Oh・・・My・・・
Goodness・・・・・・ッッッッ!!!
考えられん・・・考えられんですぞ!!!
上品でキリッとした味わいの塩味なのだが、後半押し寄せてくる力強い鯛の味。
濃厚さとクリーミーさと脂も感じられるがしつこさ等はまるでない。
後味には生臭さも何もなく、再度スッキリとした風味が残る・・・。
完全にお手上げだ・・・。
キンキンに締められているため、コシの強さ全開の細麺はこの奥深い鯛出汁を損なうことがなく、咀嚼して飲み込む頃には「あの鯛の香り」が鼻を抜ける。
まさに・・・湯の台マジック・・・。
多分だが、水分を抜いて優しめのザーサイ風の味付けをしたキュウリ。
パワフルなスープに別角度からの切れ味を与えてくれる。
チャーシューは見た感じそのままのムッチムチで、味付けはさすが湯の台。
そして私は、少ない客の店内だったから、店員さんに声を掛けやすかったのだろう。
暴挙にでてしまった・・・。
ごちそうさまでした。
「殿、ご乱心です!!!」と言われたら、言い訳のしようがない。しかし、この鯛の濃厚スープで
最高の鯛茶漬け
を味わいたい欲求を分かってくださる方は少なくないはずだ(あぽろんさんなら必ず)。
因みに、湯の台でライスを注文すると例外なく「店のオリジナルのふりかけ」が提供され、これまた実に美味いために
ふりかけだけでライスを食べすぎてしまう
危険性もあるので、是非注意して頂きたい。
とにかく・・・今日も最高でした!!!
追記ですが、ここまで来たらせっかくなので「あぽろんさんと同様に道の駅に寄る」と言う行為は、県内・県外人問わない「嗜み」ですので宜しくお願いいたします。
補完能力、と言えば良いだろうか。
セルティックスの5人はそれぞれが単体でも勝負でき、誰かが不調でも自然にそこを補うことが可能だ。
セルフィッシュではない選手、と言う表現ではなく、その日調子が良ければ、その選手が主体となれば良いし、ディフェンスがキツければ別の選手に。
ディフェンスもそれぞれがハードで、マンツーマンもゾーンもなんでもあり。
しかも、だ。
イーストには現段階で強豪と言えるチームが・・・
セルティックスのみ・・・!!!
よってこのチームは決勝までにしのぎを削ったり、つまり疲弊や怪我の恐れがほとんど無く、完璧な状態で試合に臨めると言う・・・。
このままだったら・・・来年もつまんねーぞNBA!!!
ゴリさん!!!
バルサのフィーゴへの評価の低さと、あのときバルサが掲示していた金額を用意できるチームと・・・いろいろ噛み合っちゃいましたからね・・・。
逆の立場のルイス・エンリケにはあまり焦点がいかないという謎も見逃せません!!!