片岡篤史と言う・・・
危険な男・・・。
野球に特に興味の無い方でも一度は見たことがある可能性が高い。
しかもそれは「活躍してる場面」のモノではなく
奪三振の際のフルスイング
である。
新人時代の松坂大輔の映像が出るたびにあの高めのストレートの映像。
そしてソレに伴う片岡のフルスイング。
全然、バットにかすりもせずに、挙げ句スッテンコロリンの片岡。
厄介なのは、片岡がバッターとして優秀だと言うことであり、そのこともこの映像の威力に拍車をかけている(実際その後松坂からホームランを2本打っている)。
そしてソレだけではない。
古田敦也が言っていたのだが、
「潮崎のシンカーで仰け反ってストライクをとられる片岡も見もの」
とのことで、私は探した。
実際に発見し、確かにその映像は見ものだと思った。
しかし、だ。
個人的に、そのシンカーで「片岡よりも良いリアクション」でヤラれる男を見つけてしまった。
その男の名は・・・
駒田徳広・・・ッッッッ!!!
最高のリアクションには最高の魚、いや肴で応えたかった、と言う訳だ・・・。
まずは乾杯。
筍の和物もとても素晴らしいが、個人的にはこのもずく酢。
隠し味っていうか、ふんわり香る柚子の香りにヤラれ、ビールがみるみる無くなっていくさまは嬉しさと悲しさの悲鳴が渾然一体。
準備運動・・・完了!!!
本日のおまかせ三貫。
比較的安価な「おまかせ」であるのにも関わらずキンメダイとはこれ如何に。
まさに原価崩壊サービス・・・。
当然のことながら、中トロと鯵に間違いなど無い・・・。
赤身の美味さは血液の美味さであり、火を通すよりも生で味わうべき、とは良く言ったモノ。
そして、この田舎ならではの「わらびの巻物」を見た妻が即注文。
私も初めて食べたが・・・なかなかオツな寿司だった。
伝家の宝刀鰈の唐揚げをバッキバキと音を立てながら骨ごと食って焼酎で流し込む。
至福の時間と言うべきであろう。
ごちそうさまでした。
〆に石鯛とホタテという何気に渋いセレクションで決める。
この時期のホタテの美味さは分かるが、この石鯛の味の濃さ。
身の締まり方も素晴らしく、延々味が湧き出る感じである。
とにかく・・・・・こんなに寿司を食ったのは久しぶりかもしれない。
いつも・・・飲んでばかりですから!!!
駒田という男はそこまで突出した数字を残した訳では無い。ただ成績自体は悪くない。良く悪くも目立つ場面を残した選手、と言うのが私の印象で、
巨人時代の日本シリーズでの近鉄との第7戦の「バーカ」発言や、横浜での野次に切れ返し発言。
また「あのトレードの内訳」。
反面、満塁での無類の強さや、ショートバウンドの華麗な捕球。
何よりその人間味、のようなところが魅力だった選手ではないだろうか。
外様的存在の中和のために横浜のキャプテンを受け、そしてあの「マシンガン打線」で優勝をかっさらったメンバーの一員。
やはり駒田・・・熱いぜ・・・。
しかし、横浜のメンバーが言うには、最も熱く、ある意味手がつけられなかった選手は・・・
さすが渾名が「核弾頭」なだけあるぜ・・・。
ゴリさん!!!
まさかここまでの店だとは思っておりませんで、先輩には本当に感謝しかありません!!!
仰る通り、正直2杯食べたかったです!!!
次に行く機会がありましたら、間違いなく「冷」を注文すると思います!!!