やはり必要な⋯⋯
スタンダードの存在⋯⋯。
自分の好きな味、のみにこだわり、たまに相性が悪い店に入ろうもんなら
「なんであんな店が潰れねぇんだよ」
と悪態をついていた当時の私は、相当のボンクラであったと痛感する。
例えば、秋田で言うところの「どこにでもあるような味噌ラーメン屋」に対して、当時の私は相当の偏見を抱いていた。
そもそも味噌ラーメンであるからこその特徴のなさ。
ネギ味噌ラーメンや辛味噌ラーメン、辛ねぎ味噌ラーメンなどどうでも良く、そして「味噌ラーメンなんて適当に味噌といろいろ合わせればなんとかなるじゃん」と言う
ラーメン発見伝(漫画)由来の知識
が、より一層の偏屈思考をもたらした可能性がある。
ただ、そう言う店ほど潰れない。
それも「しぶとく生き残っている」と言う感じではなく「普通に人気店」であることが多い。
客層は年配が多い気がするが、当然それだけではなく歳が若い客層も少なくない。
経験を蓄えて認識したことだが、「どこにでもあるタイプのラーメンでないといけない客層」⋯⋯この認識がおかしいのではないだろうか。
私自身がよく行くラーメン屋の数々は「そう言う客層の人間にとってみれば、どこにでもあるタイプのラーメン屋」になり得る。
そう、この時点で既に客観的視点ではない訳だ。
自分が好きではないラーメン
↓
そう言うラーメンが好きな連中
↓
自分から見れば舌バカ
この流れには主観性しかなく、実に思慮浅薄な輩の発想である。
結論として「自分には合わなかった」だけであり、それが他者を否定する材料にはなり得ない。
また別件であるが「万人受けするように作られたラーメン(食べ物)」の存在は非常に重要であり、そのような店は往々にして
・座席の選択肢の多さ
・定番はあれど、メニューの選択肢の多さ
・サイドメニューの充実度
・店員の対応
なんかに優れている可能性が高い。
老若男女に喜ばれる店のポイントは味だけではない。味以外でも気分良く帰っていただくことが加味されると思うからだ。
私も子どもができて「ファミレス系の店」の存在のありがたさを大いに噛み締めている。
ある日実家に帰った際、母親から「藤田屋に行きたい」と言われ、連れて行くことにする。
「30年以上通っていたけどなんだかしょっぱくなった気がして」
と言う母に対し
「そりゃあんたの歳のせいで味覚が変わっていってるだけだろ」
と正論論破する。挙げ句
「家族で何度通っただろうか」
と口にした母に対し
「俺は今日、初めて藤田屋に行くのだが」
と返すと、しばし無言になる。
これは家族と不仲、と言うことではなく私はそのタイミングで大学に入学したからだ。
そんなこんなで、そろそろ湯沢市の老舗になりつつある店に初めて足を踏み入れた、と言う訳だ⋯⋯。

この見た目⋯⋯なんと言う既視感!!!
しかし、この手の店かつこう言う店の「味噌ラーメン」はこうでなくてはならない、そう思うのだ。
もやし・ネギ・ニラ・コーン、そしてチャーシューは最早家系における
チャーシュー・海苔・ほうれん草
と同義⋯⋯。
とりあえず⋯⋯食べてみましょうか⋯⋯。

ぬぬぬぬぅぅ⋯⋯まさに万人受けの⋯⋯
GO…N...GE…でしょうッッッッ!!!
「オーソドックスな味噌ラーメンのスープを想像してみて」
と言われて真っ先に想像する味。
教科書・セオリー⋯いろんな言葉が当てはまる。
多分このラーメン屋で評価が低いとすれば
・待ち時間
・接客
・提供の順番
・温度
と、「基本的な味以外の点」になるであろう。

しかしこの麺はどうだ⋯⋯。
良い意味での予想外⋯⋯あの「例の玉子麺系の縮れ」具体的には菊水あたりの麺とは違い、ツルツルモチモチの中太麺とは恐れ入った。
これは間違いなくこの店のオリジナリティ⋯⋯。
とすれば⋯⋯この「味噌ラーメン以外メニュー」の中に「店主の攻めた一杯」が隠されているかもしれん⋯⋯。


ごちそうさまでした。
定番メニュー自体が非常に豊富で、しかし「ブラック」「セリ中華そば」など、アウトサイダーな連中も潜んでいる⋯。
これは⋯⋯実に気になる⋯⋯。
次回以降は、こういうところに着目する必要がある、と心に決めて再訪します!!!
私のブログにおける定義の一つに
「絶対にいいポイントをお伝えする」
と言うものがあり、基本的にはけなすだけのような文は書いていない(はずだ)。
始めてから数年経過し、先の話ではないが、経験値が上がっている、ことも理由の一つであろう。
いろんなものの価格が上がっている昨今、それでも1000円前後で満足させてくれる店は本当にありがたい、そう思うのである。
そして、だ。
早くそうなって欲しい、と痛切に願うことがある。
それは⋯⋯⋯
早く息子とラーメン屋に行きたいんです!!!
かっぱ寿司かはま寿司の頻度が⋯⋯!!!
ゴリさん!!!
なんだかとても豪華絢爛なオールスターラーメンであったと思います!!!
トッピング全体を惜しみながら、ゆっくりじっくり食べてしまいました!!!