「聖の青春」・・・
大崎善生作・・・。
将棋世界の元編集者・編集長でながらく将棋の世界に携わってきた作者。
村山家、そして棋界に対して、とてつもない入念な取材をして書かれたこのノンフィクション小説は、凄まじく濃密な村山聖の29年の生涯を鮮明に映し出す。
4歳で腎ネフローゼに罹患し、幼少期から何度も死線をくぐり抜け、病床で独学で得た棋力を武器に将棋界に挑戦。
死と隣り合わせの毎日を、後悔の無いように将棋と共に懸命に生きる様。対局中の鬼気迫る雰囲気を、見事な表現で描いている。
その人柄で周囲の人間に支えられ、必死に一勝をもぎ取っていく様子に感動し、勇気をもらうことができる作品だと思う。
A級在籍中、がんに罹患。一旦は回復するものの再発・転移し、目標となる「名人位」に届くことなく、先述の通り29歳でこの世を去った。
東の天才 羽生善治
西の怪童 村山聖
と言われ、しかし、どうしても羽生フィーバーのなかでスポットが当たりにくかったが、強さはとにかく一級品。
対局にフォーカスするのではなく、村山の人間性、そしてそれをとりまく人物の相互関係に重点を置いているため、将棋の知識がなくとも非常に読みやすい。
松山ケンイチ主演で映画化もされており、東出昌大演ずる羽生善治との対局は
互いにとんでもなく雰囲気似過ぎ
案件で私としては大盛りあがりであった。
ただ、原作と比べると物足りない感は否めないが(それはしょうがない)・・・。
そこで私は「原作超えも期待」できそうな、聞き慣れない塩を食べに行った、と言う訳だ・・・。
・・・・・これは・・・・なんだか知らんが随分美しい・・・・・。
って言うか・・・お洒落ラーメンだ・・・。
この周囲に付着しているのがティムール塩なのか(harusakikaiさんもそう言っていた)・・・???
わからんが・・・とにかく食べましょう!!!
ぬぬぬぬぬぬぅぅ・・・・・・シンプルに・・・・・・
ウゥゥンマァァァァッッッッ!!!
美味え!!!
って言うかなんか凄え!!!
塩のコク、みたいな感じすらするし、スープの骨太感マジでパワフル!!!
そして・・・この色んな香り・・・。
恐ろしいラーメンだ!!!
ストレートではなく、まさかの細「平」系。
横に噛むと麺の味わいがダイレクトに感じられ、その甘さにこのスープが見事にマリアージュ。
歯応えも見事で・・・言うことがねぇ!!!
こんな店のチャーシューならば美味くない訳がなく、二種の味を堪能する。
そして・・・コイツか!!!
■ティムール塩
ネパールの赤色の山椒で、グレープフルーツなどの柑橘系の香りと、マンゴーなどの南国フルーツ系の香りを併せ持っている
・・・何と言う便利な調味料か・・・・。なんか・・・化学反応を起こしているのか・・・だんだんトリュフみたいな香りにも・・・・。
あぁ・・・・・・大変だ・・・・・・。
ごちそうさまでした。
はい、問答無用。問答無用です。
こりゃあビビった・・・。
なんか、ラーメンのイメージがこの店に来ると「卓越した一品料理」みたいな感じになり、大衆感が喪失するが、しかし、ラーメンはラーメン。
実に不思議な気持ちになり、ただ満足度は最高。
次こそ辛味噌を食べたい!!!
グループの入れ替わりが激しいっていうか常に激戦。
A級・B級1組・B級2組・C級1組・C級2組から成り立っており、10人しかいないA級の覇者が晴れて名人に挑戦することができる。
そう、A級とは「日本棋界の選りすぐりの化物10名」の別称(つまりほぼ世界十傑)。
トッププロ棋士の凄いところは、この熾烈な対局と同時進行で、各タイトル戦の対局をこなしたり、指導対局をしたり、イベントに出たりしていることだ。
職場に持っていくものは自らの頭脳
であり、先日の対局で財布を忘れてしまい、昼食を注文できなかった棋士には誰かなんとかしてほしい。
村山聖は40℃の熱でも、玄関を出て直ぐに倒れて身動きが取れなくなっても、対局終了後に一歩も動くことができなくなっても、それでも最後までA級に在籍した。
これがいかに凄いことか。
そして、だ。
この程度の知識ですら思うこと、それは・・・
タイトルは「取得」よりも「保持」が大変・・・。
将棋界も楽しみだ!!!
ゆかちんさん!!!
仰る通りだと思います。何かその人の個性、努力だけでは如何ともし難い部分がある可能性が高い気がしております!!!
お嬢の声はどう考えても反則⋯⋯総合的な歌唱力は凄すぎて最早分かりません!!!