g13longkillの飯(ラーメン・居酒屋)

食事の感想と料理のレシピです。好きなブロガーさんの記事に酷似しているのは御愛敬

打ち立て中華そば自家製麺5102 究極の泥煮干し(限定)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舟を編む」を読んだ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舟を編む」のネタバレ要素を少なからず含んでおりますので、これから読もう・見ようと思っている方は注意して下さい。

 

 

 

 

 

息子の寝かしつけが終了したら、と言う視点でこれまではバタバタと忙しく、時間を取ることができる日もあればそうでない日もあった。

 

しかし、最近「ほぼ確実に21時前後には就寝」と言うパターンが確立され、私の就寝時間までの時間を若干の趣味の時間に回すことができるようになった。

 

ちょっとゲームなんかもしてみたが、なんだか、短時間でなんとかなる要素のソフトが少なく、どうしても中途半端になってしまう。

 

 

 

それなら、と本棚に積まれている文庫を再読してみようなんて意識が浮かび上がってきた。

 

そこで、たまたま平積みで一番上に積まれていたのが「舟を編む」。

 

 

三浦しをんの傑作とも言える作品の一つだと個人的には思っており

・映画化

・ドラマ化

・アニメ化

までされている人気作品である。

 

 

 

 

 

映画も個人的には相当面白く、マジで松田龍平や宮﨑あおいも凄いが

 

オダギリジョー

 

の好演が光っていると思う(最後の八千草薫もヤバい)。

 

 

 

しかし、小説でのキャラクターの位置づけをほぼ完璧に再現しているどんな映画も、どうしても小説には見劣りする部分があり、もっと時間を長くしても「ここは入れて欲しかった!!!」的な箇所が多い。

 

 

特に松田龍平演じる馬締とオダギリジョー演じる西岡、見た目も性格も仕事ぶりも完全に正反対の二人が、細かいきっかけを通じて打ち解けて、次第に認め合っていく様、そして西岡の異動と言うある種の事件。

 

 

本作は

・「辞書を作るということはどういうことか」

・「辞書はどのように作られていくのか」

・「辞書の広義・狭義での意味合い」

を客観的視点と登場人物の主観的視点から描き、演出方法が非常に巧みである。

 

また、三浦しをん必殺の徹底的な取材力と表現力により、まったく飽きさせることがない。

 

 

 

冒頭の「君は「右」を説明できるか?」の問いに対し、一般的な回答を提示してからの馬締の答えが

 

「方向としての右でしょうか、それとも思想としての右でしょうか?」

 

と尋ねる時点で、私はグイッと引き込まれてしまった。

 

まほろ駅前多田便利軒」で直木賞を受賞し、「風が強く吹いている」や本作、また「神去シリーズ」など、大衆文学の凄さに目を奪われていると

 

「あの家に暮らす四人の女」

 

で、作者の引き出しの多さに愕然とする(純文学要素てんこ盛りで滅茶苦茶難解)。

 

 

 

大衆文学的なタイトルからの「あの」内容・・・。

そんな気軽な感じで気軽に頼んだが、やはり「究極」の冠は伊達ではなかった、と言う訳だ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・これぞ・・・・セメントだ!!!

ひぇ〜・・・完全に「灰色」じゃないですが・・・。まぁノーマルの泥煮干しを注文してもこのレベルの色だが、しかしこの煮干し粉末の量・・・。

 

しかし、まさにこれぞ「究極」であり、振り切っているのが素晴らしい。

さぁ・・・まみれようじゃないですか!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぬぬぬぬぬぅぅ・・・この見た目でも尚最高の・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A…MA…ME…だ・・・ッッッッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして激熱!!!

いずれにしろ、煮干しの風味と甘めのスープ・・・マジで最高です!!!

ノーマルの時点のスープと現状はあまり変わらないが、この粉末が全てスープに取り込まれたとき・・・どうなるのか!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも煮干しに負けず、しっかりと小麦の風味を残している麺の存在には脱帽。

 

麺マスターの手腕が本日も冴え渡っている。

とても・・・凄い麺です・・・。

 

 

 

 

 

 

 

チャーシューとメンマも、この煮干し軍に負けず、しっかりとした主張をしてきている。

 

次第に煮干し粉にスープが侵食され始め、煮干し感が急激に増す。

甘みが旨味と塩味に変化していき、違った顔を見せ始める。

 

何と言う・・・二重の極みか・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごちそうさまでした。

これは青森県勢の煮干し軍団にもある意味では対抗できる一杯かと思うが、あちらが凄いのは

 

煮干しラーメンの種類

 

であり、〇〇系煮干しラーメンが多数存在する。例えば長尾中華そばのセメントは塩分が強い太麺だったり。

 

作る側の解釈と技量でこんなにも種類が生まれるラーメンという料理・・・恐ろしいでしょう!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに、だが「神去シリーズ」の一作目

 

神去なあなあ日常

 

は「林業」にスポットを当てており、これも知識のない私はとても楽しく読ませて頂いた。

急にリアルからファンタージー要素が登場するのも「三浦しをん節」と言え、しかし林業業界の過酷さ、壮大さを先述の「必殺の取材力」で包括している。

 

 

しかし、だ・・・。

この作品も映画化されているがタイトルが・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜(ウッジョブ かむさりなあなあにちじょう)」だったらなんだかわかりませんてッッッッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小説のメインタイトルが映画版では随分控えめなサブタイトルに・・・

 

逆に原作ファンを置いてけぼりにしたとしか・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴリさん!!!

仰る通りだと思います。どうしても偏差値最重要主義にならざるを得なくなり、人生に深みを与える教育みたいなものが⋯⋯。

もう、学校以外でなんとかするしかないかもしれません!!!

 

 

だるころ先生!!!

そうですね〜。道徳の授業で自分なりの感想を言ったりする時間はあると思うのですが、そこのリンクが上手くいっていない感はあります。

物凄い香りのラーメンでした!!!