攻殻機動隊・・・
「笑い男」と「個別の11人」・・・。
シリーズは多くあるが、私が好きな作品はこの2つ(SSSをまだ見ていないのでいつか見なければ・・・)。
神山健治の掌の上で転がされている私ではあるが、この脚本であればしょうがない。
東京在住の頃、深夜にぼーっと見ていたテレビで見たのが攻殻機動隊第九話。
笑い男とは一体何だったのか、と言う討論をしている回。
この回を見た私は衝撃を受けた。
こんなに頭を使う、しかもスリリングなアニメを見たことが無かった。
ただ、当時金も何もなくそのときに空腹過ぎた私は、それよりも今日の飯、と言う思想だったため、印象には残ったものの探究心はそこで途絶えてしまう。
しばらくして実家に戻り、あのMと話す機会があった私は、こいつが生粋のアニメ野郎と言う事と、ふと先述のことを思い出しMに尋ねてみた。
「あのさ、タイトルが分からないんだけど、なんか番組内で討論していて、で、印象に残っているセリフで「ソース・ソース・中濃ソース⁉」って揶揄する・・・」
まで言った私を遮ったMは
「大丈夫ですg13さん・・・
家に全話あります・・・。」
このセリフのみで完全正解を出したM。
そんなMと攻殻機動隊の版画展を見るために合流。Mの希望の腹ごしらえをする必要があった、と言う訳だ・・・。
熱、それは単純な温度でもあり、「やる気のようなもの」の比喩的表現でもある。
そしてこの一杯には「少なくとも両方」が備わっており、こちらもそれに応えるべく襟を正さなければならない。
Mは、と言えば初めての五右ェ門のこの餡の衝撃を真っ向から受け止めている。
さぁ・・・いくか・・・。
ぬぬぬぬぬ・・・っっ・・ぅぅぅ・・・あぁっ・・・
アアアアッッツァァァッッッッ・・・!!!
これぞ洗礼。
私もいつ来ても、最初の一口目の緊張感が半端じゃねえ。
そして、そこを順調に乗り越えてこのしみじみとした美味さを堪能するわけである。
醤油ベースと各種のエキスが混じり合った餡とスープ。
Mは一口目が大き&多過ぎて悶絶。
ただ、そこを超えたMのスピードは・・・異次元だぜ・・・。
柔めのこの麺が正解なのだろう。
麺硬めオーダーも可能であるのだが、やはり店のオススメのこの硬さ。
異様に絡まる餡。
ただ、激熱の餡と共に啜るのは実に困難だから、上手に空気を取り入れながらゆっくり食べていこう。
具はいつも通りの選抜軍団。
イカと牡蠣、えびの海鮮たちが実に嬉しい。
そして、何度も申し上げるが、マジで辛いこの辛み。
匙1杯分は私でも致死量ですから、ちょっとずつ使いましょう。
ごちそうさまでした。
私は熱さに異様に強いので、この類の一杯を食べる速度が常人よりも速い。
それはMも同様だが、初めてのこの一杯がよほど気に入ったのか、私がこの状況になる前に完飲。
その後しっかり定休日を確認し、後で一人で来るとのこと。
これが五右ェ門の魔力だ・・・!!!
「え・・・これが版画・・・???」
「マジすか・・・」
その技法の巧みさに驚き、尚且つその価格に散々驚いて会場を後にする。
その後いろいろ回りMは
「メンチカツとチーズケーキの概念が変わってしまった・・・・・・。」
との言葉を残し、秋田市を出発。
因みにこれが今回の戦利品です・・・・・・。
ありがたいことではあるが、勿体なくてステッカーとしての役割は今後も無い、と言わねばなるまい・・・・・・。
Pちゃんさん!!!
そうなんです・・・見た目からも味からも、濃厚さは完全皆無!!!
最早薄めの出汁スープの感じ、と言っても差し支えないと思われます!!!
こっちは大丈夫でしたし、実家も問題なしですが、実家の「付近」はなかなかの状態でございます!!!