g13longkillの飯(ラーメン・居酒屋・自炊飯)

食事の感想と料理のレシピです。好きなブロガーさんの記事に酷似しているのは御愛敬

家飯 この天かすがあれば何でも大丈夫





















その日私は一軒目の店で先輩と飲んだ。

















酔わないように注意しながら。

















その先輩は私にとってみれば大先輩にあたる方で、仕事における信頼もそうだが、人間的にもかなりの信頼をおいている人物だ。


よって、そんな先輩の前でハメなどを外す訳にはいかない。
しっかりと先輩の話に耳を傾けるのみである。




そんな先輩から来た依頼が「息子の大学受験のレポート・志願理由書を見て欲しい」と言うものだ。


私はこれまでの職歴上、そう言うのはお手の物である。
二つ返事で引き受けた私は、その後上司が倒れるため若干後悔することになるのだが、まぁ良い。
















そんなこんなで、酔うだけ酔った先輩が代行を待つ間、促されて私は家路に着く。









しかし、だ。

殆ど酒を飲んでおらず、ほぼシラフであることに気付いた私は、懇意にしている店長がやっている居酒屋へ行くことにした。



暖簾をくぐると、客はカウンターに一人と奥のテーブル席一つが埋まっていると言う状況。



「すいません店長、飲み物だけでも良いですか?」


「良いっすよ、じゃあお通しもなしにしておきますね。」


「ありがとうございます。麦のロック一つお願いします。」



と言い、先程の預かった試験概要に目を通す。
成程成程・・・。
最終質問で差を付けるタイプのレポートか・・・。

分析結果をスマホにメモしていると、だ。





カウンターの一人の客が随分上機嫌。

「いやぁ・・・本当に偶然ってあるもんですね!!!」




まず声がバカでかい。
テンションもバカ高い。
そして大分酔っている。

と言う三種の神器を携えた彼は、どうやら神奈川から出張で秋田市に来た作業員らしい。





臨海道路付近が現場で、この炎天下で仕事を終え、ホテルに帰るのもなんだから、大町で一杯やろうと思って入ったこの店をいたく気にいった、と言う趣旨の内容。


「マジでこの店最高っすよ!!!」

あぁ、確かに私もそう思う。
こんないい店は他にはなかなか無い。
兄ちゃんのテンションが高い状況で、これ以上試験の分析は無理だと判断した私は、そこで始めて酒に口をつける。



むぅ・・・しみじみ美味い・・・。





「じゃあ最後に一杯だけもらおうかな!!!
えぇっと・・・・緑茶ハイ濃いめをチェイサーにして・・・」





・・・おい・・・今お前何て言った・・・!?
最後に一杯「だけ」って聞こえたぞ、コラァァ!!!
チェイサーが酒でもいいけどよ、それじゃあ二杯だろうが!!!



そして、この兄ちゃんは帰って間違いなく爆睡する解答を導き出したのだ・・・。


































「バクハイ濃いめで!!!」
































もともと濃いものを更に濃くすなぁッッッッ!!!



















事前に用意するのは合わせダレとまたしてもみかわの天かす。

これがあれば大体は何でも美味くなる。
ただ天かす自体が美味すぎるので、他の食材が負ける危険性がある。
入れすぎに・・・注意だ・・・。


安藤の白だしと酒とミリン、そして片栗粉を入れて、餡で絡めることとする。


肉とキャベツの芯側を先に炒めておく。














残りの材料、キャベツとモヤシを全て投入し、いいタイミングで天かすを。


天かすが全体に馴染んだら合わせダレを入れて、よく撹拌する。













完成だ。

やはりこの天かすは異常。
ただの野菜炒めが急激に高級感溢れる料理に変貌を遂げる。

淡く香る海老の香りがまた素晴らしく、いろんな魚介や野菜のフレーバーが次々と来襲。


万能過ぎるぜ・・・!!!































最後の皿に残っている煮込みの豆腐と酒をあおりながら、兄ちゃんのテンションは加速する。


声のデカさに、私も頭の整理がつかなくなると判断し、一旦飲むことに集中する。


しかし、よく見ればかなりのガテン系の肉体。
肘周りの筋肉が、そこらの成人男性の上腕二頭筋くらいの太さ。



「いやね、現場が臨海の、あのパンダの看板のラーメン屋の近くなんですけどね!!!」


と、店長に「現場近くで美味い昼飯が食える店」を尋ねている。


「あのラーメン屋もそんなに悪くないですよ。」


「でもチェーン店じゃないですか?折角秋田にきたんだから、秋田の人が美味しいと思うような昼飯を食べたいんですよ!!!」










それは一理ある。
それが仮にラーメン屋だったとしても定食屋だったとしても、その土地の人間が薦める店に行きたいと言う感覚は私もある。


しかし、この後の店長の質問に対する兄ちゃんの解答に、店内一同驚愕することになる・・・。




「え?じゃあ今日の昼は何を食べたんですか?」



「近くにセリオンってあるじゃないですか?
そこの・・・



































うどんそば自販機の蕎麦を二杯!!!」




































自販かいッッッッ!!!

















続く・・・。