実家で法事。
無事終了。
菩提寺の和尚にお布施を渡し、墓参りだのなんなのを済ます。
来年は父の七回忌だ。
そんなことを思いながら片付けをして寺を後にする。
家に帰り部屋を片付けて母に問う。
実は昨日の段階で「明日の昼飯、何を食べたいか考えておけ」との伝達は済ませてある。
しかし、返ってきた答えは・・・
「何でも良い」
・・・・・・。
であれば、だ。
最寄りの最強ラーメン屋、そう、あの店の支店行きを決意。
羽後町の、あのローソンの十字路を左に曲がれば羽後町本店であるが、そこを真っ直ぐ突き進む。
突き当りの北都銀行を左に曲がり、店舗前の駐車場の空きにブチ込む。
入り口の風除室のブラックボードには限定メニューの記載。
店内の待合室にはノーマルメニューの記載。
かくしてこの「限定バカ」の答えは一つしかなかった、と言う訳だ・・・。
言えることは、まさに濃厚と言える見た目と言うこと。
初訪問なんだからノーマルの中華そばを頼むべきだとは思ったのだが、
「本店と近い味だったらどうしよう?」
と言う不安が登場。
まぁしかし、どりるまんクラスの店が作った限定だ。
まぁ間違いは無いだろうが・・・。
ぬぬぬぬぬぬぅ・・・これは濃い目の・・・
TO...N...BO...A...N...だッッッッ!!!
おいおい・・・!!!
ほぼ姉妹店みたいな関係性だとはいえ・・・こんなに味が近くなるモノなのか!?
因みにレンゲを入れれば分かるのだが、表層と内部の粘度が異なる。
よってレンゲで上下運動を開始しなければならないタイプのスープだと言うことを明記しておく。
まずブワッと切れ味の良い節の香りが顔全体に広がり、その後に濃厚な鶏出汁。
丸鶏をじっくり煮た系のど濃厚&マイルド醤油のダブルパンチ。
濃厚とんぼ庵、と言って過言ではない!!!
弘安と文永が同時に来た、そんな感じだぜ(そんな例えがあるか)・・・!!!
あぁあぁ・・・。
これは完全にどりるまん・とんぼ庵の系列・・・。
この麺はヤバい・・・。
まず唇をノー摩擦で口内へ通過。
ムニンムニンの最高の食感は、噛むとプッツリと歯切れの良い食感。
この遺伝子が・・・何故秋田県メインに・・・!!!
メンマは醤油ベースの甘辛系に、ブラックペッパーが効きまくる本店とほぼ同じ仕様。
酒が欲しくなる一品。
そしてチャーシュー。
まさかのバラチャー×2&端チャー×3。
両方ともとろける系の食感なのは、お見事としか言えない。
何故・・・この店には米がないのか・・・。
チャーシューを増しても、煮たまごを乗せても、マジで米がねぇのが・・・。
因みにこんな店内。
完全に蔵。
待ち客が多いと、この奥のテーブルで待機するのことになる。
控えめに言って・・・やたらお洒落な店内。
夜はワインバーとなる、実に素敵な店である・・・。
ごちそうさまでした。
脈々と受け継がれるどりるまんの遺伝子は、何故か県南に偏っていると言う理不尽さはあるモノの、この味を尋ねにここまでくるのも悪くない。
実際、実家からは近いからな。
羽後町本店はメニューがバッチリ決まっている店なのに対して、蔵しこは限定を売りにしている店であるように感じる。
次回は、ノーマルメニューを食べないといけないな・・・。
ひねるタイプの蓋が取れなくなった、と母親が。
まぁ瓶タイプの蓋なのだが、厄介なのはそれがちょっとした機械で、まぁヴェイプ(電子タバコ)みたいな形状だ。
蓋をねじって開けようとすると、1センチくらい下の大元の部分も同方向に回ってしまう。
私の握力と腕力でも全く上蓋はピクリともせず、下の元の部分だけが回る。
こうなれば、必殺ラジペン・ペンチあたりの出番である。
母親からの頼まれモノ。
そう言えば親父が残したペンチ系は残っていないのか?
と聞くと、全部処分したとのこと。
「しょうがない、ホームセンターで買うしかねぇな。」
と言う私の一言に、母は何か気付いたのか・・・
「あ・・・もしかしたらラジオペンチってあれ?」
と言って私の前に差し出したのが・・・
ニッパーッッッッ!!!
この手の間違い・・・あると思います・・・!!!