「俺も行ってみたいです。」
「味には絶対に期待するなよ。」
もう、二十年以上も前のことだ。
「す○○な○郎」
なるバイキング形式の食べ放題の店が出来た、と話題になったのは。
先日先輩方で行ってきたらしく、それぞれ意見が異なる。
Oさん → 楽しかった
Kさん → とがかく種類は豊富
Hさん → はしゃぎに行く店
Tさん → 楽しかった
など、味に関しては誰も触れていない・・・。
もう二十年も前の話。
今では随分企業努力をされたようで、もう昔の面影はないらしいと言うことをここに明記しておく。
とにかく、だ。
1000円チョイの食べ放題で、何より楽しいってんだから金のない人間には朗報でしか無い。
問題があるとすれば、郊外にあるため車がないと厳しいと言うこと。
今週再度、人数を増やして行くと言うので、私も名乗りを上げたのだ。
「後は誰が行くんですか?」
「J。あいつ文句言いながら滅茶苦茶食うと思うぞ。」
J
私のブログにはたまにしか出てこないが、まずこんなに凄い声を持った素人ボーカルを私は今まで見たことがない。
などなど、洋楽のHRからHMまでも完璧に歌いこなし、声質はB'zのそれと似ている。
しかし、一番好きなのはヒップホップ系(ウータンクラン、パブリック・エネミーなど)と言う危険人物。
そして、忘れてはならないのが
超大食い
超酒癖悪い
この2つだ。
この男が本気を出せば、恐らく4kgなんて簡単に食える。
週末が・・・楽しみだ!!!
来たる土曜日、現地に到着しテンションはガンガンだ。
早速入店しとにかく片っ端から肉を焼く。
・・・・・。
なるほど・・・。
誰も味の感想を言わない訳だ・・・。
「どう?g13?」
「・・・何とも言えないっす・・・。」
「だな。まぁ楽しむ分には良いから、ゆっくり見て回って食ったほうがいいぞ。」
そんなアドバイスを受け、サイドメニューを物色した私は、好物かつ無難そうなの白身魚フライを発見。
ソースを掛けて席に着き食った瞬間・・・
「オエェェェッッッッ!!!」
「大丈夫かッッッッ!!!」
先日の肉詰めの際、調子に乗って買いすぎたピーマン。
食べやすい大きさに切っておく。
今日の食材の中ではダントツに火が通りにくい野菜だから、判断を見誤らないようにしたい。
事前に
の合わせダレも準備。
先にゴマ油をまとわせた牛肉から炒め、火が通ったらピーマンを投入。
後は火の通り具合を見ながら、順に投入していく。
中途半端に冷蔵庫に残っていたベビーコーンとレタスも入れて、仕上げに合わせダレを入れてブン回す。
完成だ。
甜麺醤パワー恐るべし。
コイツを入れりゃあ何とかなると言う、まさに優れものの一つと言える。
ただ、肉に火を入れ過ぎ、硬い&肉汁が出てしまったのは頂けない・・・・・・。
まだまだ甘いぜッッッッ!!!
私が口にした白身魚フライは完全に腐っていた。
一口目で理解でするあの不快感・・・。
紙ナプキンを先輩に取ってもらい、内密に処理する。
「どうしんたんだg13?」
と、諸先輩方に声を掛けられ、私は食べていたフライの自分が噛んだところを箸で切り取り、Hさんに臭いを嗅がせる。
「うわッッッッ・・・完全に・・・。」
さすが料理番長の顔も持つHさん。
先日の私のブログで「バカみたいなカレー作り」をした件で、記憶に新しい方もいらっしゃるかもしれない。
次々と臭いを嗅いでいく先輩方。
もう、あれだ。
私には同情の目が注がれるのみだ・・・。
開始10分も経たないうちに、自分で調整するソフトクリームに、餅に掛ける用のあんこを掛け既にデザートタイムに入ろうとする。
しかし、肉を全種類食った私は、今一度取り敢えずサイドメニューや寿司にでも着手しようと考えた。
焼きそば
たこ焼き
サーモンの寿司
穴子の寿司
到底焼肉を食いに来たものとは思えぬラインナップを手にし、食う。
うむ・・・まぁ焼きそばは食える・・・。
ソースが続くとアレだから、寿司・・・。
うむ・・・無難だ。
たこ焼き・・・
タコなんて入ってねーじゃねーかッッッッ!!!
今、現在のメニューを見たら、たこ焼きも焼きそばも当時のまま・・・。
今度確認しに行こうかな・・・。