どなたと約束したかは失念したが・・・
如何に我々の大学時代がクレイジーだったかを確認するために、以前の記事を改変して再投稿させて頂く。
記憶がある方は読み飛ばして下さい・・・。
雪こそ降っていなかったが、
風の非常に強い2月の夜のことだった。
その日は大学の一つ上の先輩、切れ者Kさんの誕生日で、一旦Kさん宅に集合。
そこから皆で誕生会と言う名の飲み会を行うために、予約した店に向かう予定。
30分前、少し早いかと思ったが私はKさんのアパートに到着。
鍵は開いている、とのことだったので「お疲れっす」の一声と共にドアを開ける。
「おぉg13、お疲れ。」
奥のソファーで何やら作業をしているKさんに声を掛けられ、それと同時に同じ様な作業をしている、サークルのお笑い番長Oさんの姿も目に入る。
玄関で靴を脱いでいる途中、ソファーの前の床に見慣れないモノを確認する。
なにか、こう整然とされていない、しかし、面積は広い。
手前のソファーに隠れていて全体図を確認することはできないので、現段階で何かは分からない。
「敷物」の様に見えるが・・・。
気になったので反対側の靴を脱いでいる途中、聞いてみる。
「Kさん絨毯でも買ったんすか?」
「何言ってんだ、マックのハンバーガーだよ。」
・・・はぁ・・・!?!?!?!
「え・・・・・うわっ・・・。」
ソファーの前に広がるは、おびただしい数のマックの包・・・。
「これ・・・・・・一体何個あるんですか・・・?」
「ちょうど100個。」
・・・・・・・・・・!!!
大葉と小ねぎを大量に用意し、細かく切っておく。
豆腐は十分に水を切って食べやすい大きさにカット。
沸騰した湯に、鶏皮を食べやすい大きさに切って、豪快にブチ込む。
脂を根こそぎ分離させたら、豆腐の上に乗せて、その上から大根おろしを。
完成だ。
随分豪快な鶏皮ポン酢を作ってしまった。
味付けは勿論ポン酢と、隠し味に味どうらく。
全体的にサッパリと仕上がったので、酒のツマミにも最適である。
レタスとブロッコリースプラウトをマスタードとマヨネーズで和えたサラダもなかなか。
スープは妻が作った野菜スープ。
かなり・・・野菜メインだ・・・!!!
一体どう言う・・・・・・。
話を聞くと、マック好きのKさんの為にただただ100個をプレゼントだと言う。
今日の会費はハンバーガー代も込みらしい・・・。
まぁ・・・Kさんが食べたいって言ったのなら・・・まぁ良いか・・・。
時間が近づき続々と参加者が集まり、マック100個に対して各々のリアクション。
そうだろう・・・。こんな景色を見ることは、恐らく今後ないだろうから・・・。
面子が揃った頃合いでKさんとOさんから一人一つハンバーガーが配布された。
とりあえず、一個食え、だそうだ・・・。
いやいやいや、あんたの誕生日じゃねーか·······。
皆から総突っ込みが入るが、しょうがないから食べようする。
空きっ腹に酒を入れるよりかはまぁ良い。
しかし、である。
この2人が絡んでいると言うことは何かある・・・と言う発想に至らなかったのは、実に悔しいことであった・・・。
噛みきれない。
手渡されたハンバーガーの中に「一枚の紙」が入っていたのだ。
全員が気付いた頃・・・Kさんが言い放った・・・。
「紙に書かれてることを確認してくれ・・・
それ、今日の各々の罰ゲームだから。」
はァァァァーッッッッ??!!
俺らもやるから、と言ったKさんとOさんの手にも、やはり我々と同様同じ紙がある。
コイツら馬鹿か・・・。
ここで罰ゲームのルールを簡単に説明しよう。
1 明日の朝まで紙に書かれた内容を遂行すること
2 自分以外、その用紙は誰にも見せないこと
3 罰が完了したら周りの人間に伝え、その後用紙をその連中に見せること
4 終わるまでは何としてでもやり続けること
以下4点である。
ここに、特に罪を犯していないのに、我々は罰ゲームをする羽目になったのだ・・・・・・。