丸井と陽一が揉めていると・・・
偶然味皇が入室。
その後、味皇の部屋に案内された二人ではあるが、丸井の怒りは収まることはない。
「私は味皇様の直弟子
イタリア料理部の主任!
その私への侮辱は味皇様自身への侮辱ですぞ!!!」
と、サッパリ意味の分からないことを言う丸井。
「お前の能力が低いだけだろう」と言う突っ込みは置いておいて。
そんな丸井の精神を逆撫でするかのように、味皇は淡々と話をする。
なんと味皇料理会に陽一を加える、と言うのだ。
「彼に・・・ゆくゆくは部門の一つを任せようと思っている。」
正直、私はこの発言を聞いて
「え・・・何料理部門・・・?!」
と多少の疑問を持ったが、まぁ良い・・・。
コイツらにいちいち突っ込んでいたら体力が持たない。
なにより、全19巻あるうちの、まだ「単行本1巻の第三話」なのだ・・・。
丸井が味皇料理会のイタリア料理部主任になるまで、苦労の紆余曲折を経て早20年・・・。
その20年の努力が
「定食屋のカツ丼一杯」
で凌駕されようとしている・・・。
そこで丸井は言う。
「この子供と・・・・私に勝負をさせていただきたい!!」
この段階で大人気ないのは十分理解頂けると思う。
自分の師である味皇が陽一の実力を認めているのにも関わらず、「恐らく生意気だから」と言う理由で陽一の実力を認めようとしないこの男・・・。
挙げ句の果て、である。
丸井は「我々読者にとって最高の一言」を放つのである・・・。
「勝負は一週間後‼
私の「「もっとも得意とする」ミートソーススパゲッティで」だ!!」
大人気ねぇッッッッ!!!
醤油・味どうらく・砂糖・ミリン・酒を沸騰させ、そこに手羽元と準備しておいた茹で卵を放り込む。
キッチンペーパーを被せ、ガンガンに煮ていき、取り出したモノがコチラ。
必殺、味仙の青菜炒めの元。
愛知で最高の中華、特に炒飯を出す店で有名だが、妻が昨年の愛知遠征の際に入手したモノだ。
今回は青菜を炒めようと思い、茎の部分と葉の部分にザックリ分けておく。
完成だ。
青菜の茎→葉の部分の順に炒め、強火で即ブン回す。
茎の表面に焦げ目が出来たら、葉を放り込み数回回す。
味仙のタレを投入し、絡めたらOK。
野菜も動物性タンパク質も同時に摂取出来るナイスな料理。
味噌汁は・・・忘れたぜ!!!
テメーの大得意料理で勝負すんなや!!!
相手は「子ども」なんだろ!!!
しかも町の定食屋の、そして中学生だぞ!!!
この伝説の「私のもっとも得意とする」コメントはミスター味っ子ファンの中でもただの
奇跡
とされている、場面の一つである。
しかも、丸井はこの勝負にボロ負けする・・・。
どう考えても丸井の方が美味いのに、だ。
次回、ミスター味っ子結局ヤベぇ。
Pちゃんさん!!!
本当に・・・まだまだ驚くべきラーメン屋があると思うと・・・!!!
この店は平気で「のどくろ出汁ラーメン」とかやっちゃう店みたいです・・・・!!!