Mと待ち合わせをし
由利本荘へライドオン。
前回のワンタンの衝撃を忘れることが出来なかった私は、この男を引き連れて再訪を。
事前にMには
・スープの醤油の切れと甘さ
・相性抜群の多加水麺
・そして鬼のワンタン
の情報を伝えてある。
ずいぶん早く集合してしまったので、開店時間に合わせて向かおうと思い、かなりマニアックな山道経由で向かう最中、Mから日頃の愚痴が出るわ出るわ。
「はぁ~マジでこの世はクソですよ・・・。」
攻殻機動隊stand alone complex第一話の少佐の名言でもブチかましてやろうと思ったが、ここは愚痴聞き役に徹することにする。
完全に病んでいるこの男はおもむろにスマホを取り出し、助手席で
「爆音で銀河英雄伝説を視聴」
すると言う危険な行為を犯し始めたので、放っておく。
店に到着すれば、客は我々のみ。
私は先日見た時から「頭から離れなかった限定の一杯」を食うしかなかった、と言う訳だ・・・。
・・・・・・・・・・!!!!
セリが・・・・セリが乱舞していらっしゃる・・・!!!
しかもこの根の長さは・・・間違いなく県内産三関のセリかッッッッ!!!
このクソ高級品を惜し気もなくブッ込んで来るとは・・・・・。
やはりこの店・・・ただ者ではない・・・・!!!
秋田県人は
セリ = 葉よりも根
と言う認識・・・・。
ありがたいぜ・・・・・!!!
ぬぬぬぬぬぅ・・・やはり醤油のキレが・・・
HA...N...PA...JA...ねえッッッッ!!!
染み過ぎるまさに魔法のスープ・・・。
ベースが複雑で、より醤油の感じが際立つ仕様になっているのが恐れ入る!!!
隣を見ればMは刮目。
そうなるのもしょうがあるまい・・・。
こんな美味い店を・・・ずっと見逃していたのだから・・・。
ムニュルルン系の多加水麺にこのキレのあるスープが最高に絡む。
スープは切れ味
麺は優しい味
この対比の威力が凄まじい、そう言う仕組みのラーメン・・・・・危険だぜ!!!
さて、セリ祭り、と参ろう。
根のシャキシャキ感と鮮烈さ、何よりこのスープに負けない味の濃さ。
まさに秋田の伝家の宝刀。
しかし、セリ自身はその味をスープに移すことはなく、スープがセリの味に浸食されることはない。
あれ・・・・今俺・・・・きりたんぽ食ってたっけ・・・、と言う錯覚が起こり得るのもしょうがのないことである。
通常ワンタンをトッピングした場合、3個しか入らないはずなのに、まさか4個・・・!!!
挙げ句「皮のみワンタン」が前回の3倍位入ってるじゃねーか!!!
別に大盛りにした訳でもないのに、あのMも「何らか盛られた」様で、チャーシューご飯を残り半分にして
「ヤバいっす・・・食いきれないかもしれません・・・・。」
と、まさかの泣き言発言・・・・。
なんて・・・恐ろしい店なんだ・・・・・・!!!
ごちそうさまでした。
何と言う完成度の高さ・・・。
セリ中華と前回食べた親鶏ワンタン麺。
スープのベースは同じで、セリを楽しめるのは非常にありがたい。
現段階でもっとも気になるのはまぜそば。
この醤油ダレがベースになったら・・・恐らくかなり危険な事態になるに違いない・・・。
また・・・・行かねばならぬッッッッ!!!
何とか休憩を挟んで完食したM。
先程までのイライラは既に解消され、店を出てから延々ラーメントークに華が咲く。
「過去最高のワンタンです。間違いなく。」
と、完全に私も同意見。
「麺抜きで、全部皮でも良いくらいです」
こちらも完全に同意見。
それ程までに美味いと思う。
「しかし、今の私の胃の容量は130%を越えています・・・。g13さん、コンビニに寄ってもらえませんか?」
Mがこんなに苦しそうに、そして途中で一旦箸を置いたのは、「陸王の豚ラーメン&白めし」以来。
ずいぶん珍しい光景だ。
まぁ我々も既に相応の年齢・・・。
油断は禁物ってことか・・・。
コンビニに入り、私は本日の酒を物色。
Mは既に買い物を終え、会計を済ませて外に出ている。
車に乗り込み、Mが手にしたモノはコーラのゼロキロカロリー。
一瞬で空にし、次に手にしたモノは・・・
コーラのゼロキロカロリー・・・・・!!!!!
結局帰りの車中で3本飲みやがった!!!
マジで・・・死ぬぞッッッッ!!!
Pちゃんさん!!!
とんでもねえ表情だったとのことです!!!
正直、裏のリズムは嫌いではないのですが、雰囲気を考えてないので困ります!!!
ふつ映さん!!!
全メンバー「両耳にイヤホン」をするしかありません!!!
本当に・・・迷惑でした・・・・!!!