雪囲いが外れただと・・・。
んなバカな・・・。
先日の強風とバカみたいに降る雪のせいで、実家の雪囲いが一つ吹っ飛んだとのこと。
木製の枠組みはそこまで重くはないが、吹っ飛ばされて雪晒しになり、水分を多く含んでしまっている。
私の母は完全に片膝が死にかけだから、「余計なことをするな」と言う私の言葉に従う。
仕事終わりで実家に向けてライドオン。
しかも前回はめきれなかった、書斎(漫画しかねぇ)の囲いもある。
今回は全部完璧にはめる、と言う目標の元、私は信号のまるでない、かつ異様に雪が積もっている山道を走り続ける。
何とか日没には間に合い、金槌片手に囲い完了。
大工バリに木を削り、ずらしてからの金槌と言う無駄なテクニック全開で仕事を終える。
終わった頃には空腹どころでない感覚。
であれば、だ。
大曲の老舗の一杯で「スタミナを補給する」と言う行為は、「ごく自然のこと」だったのかもしれない。
ご覧下せえッッッッ!!!
これが
「昭和16年(頃)創業」
と言うレジェンダリーラーメン屋のラーメンだ!!!
トッピングメニューなんてないが、親父さんに言えば何でもアリ!!!
大仙市、いや、大曲市のレジェンドは今日も全開!!!
ノーマルラーメンに「謎の茶色の肉」が乗っただけ、と思うことなかれ・・・。
ぬぬぬぬぅ・・・これぞ昭和からの・・・
P...R...I...D...E...だ・・・・ッッッッ!!!
煮干&節系の出汁の旨味が全体を構築し、至極丁寧に抽出されたスープは、昭和の味をハイブリッドに変換させている!!!
一本調子ではなく、店主夫妻の丁寧な仕事で現代風に昇華されたこの味・・・。
まさに危険・・・!!!
この「縮れではないところ」にも、ハイブリッドアレンジが見える。
親父さんの「自家製麺に対してのコメント」に目を通せば
「噛まずに喉で味わってもらいたい」
と言う、パワフルコメント。
その通り・・・とんでもねえ喉越しだぜ!!!
昨今のラーメン屋のメンマと比較すれば「色が白過ぎ案件」が発動しそうだが、このメンマのジューシーな味わいはそれこそ唯一無二。
味玉も見事な深い味付けがなされていて、ちょっと感動すら覚える。
よくこの歳で・・・感服します!!!
そしてこのラーメンを「スタミナ足らしめる」存在。
豚肉に
カレー粉・ニンニク・謎の味付けを施し、片栗粉でコーティングからの揚げ
と言う熱い調理をかましたスタミナ肉。
少しずつスープに溶け出したスタミナ味とスタミナフレーバーは、既存の出汁スープを加速させる。
卓上の無料天カスを揚物にトッピングすると言う愚行も、この店ならば許される、そんな感覚に陥るのだ・・・!!!
ごちそうさまでした。
時代に合わせて当時のベースのスープと麺をここまで進化させたご夫妻にはまさに脱帽。
しかも、チャーシュー・バラチャーシュー・メンマ・穂先メンマ・味玉等の基本具材の味も去ることながら、今回のスタミナ肉や天ぷらまでTP可能、と言う危険な状況。
なのにも関わらず、「何をTPしても味が壊れず、ただただ美味しくなるだけ」と言うのは、最早私程度の人間には理解不能である。
息子さんが経営されている支店も近くに存在する。
出来るだけ、長く続いて頂きたい。
そう思うのだ。
隣のテーブルでは、男女が座っている。
男性の方がカレーセットを注文したようだ。
因みにここのカレーは親父さん自身が「趣味で作っている」と豪語する謎のメニューなのだが、
中毒者を数多く産み出している危険なカレー
でもある。
あまりの良い香りと見た目に、女性が「一口頂戴」と「レンゲ」を伸ばしたその時、配膳を終えてまだ厨房に戻っていなかった親父さんの目が光った。
親父さんはそのテーブルに近付き・・・
「カレーの味で・・・
スープの味が変わっちゃうから・・・。」
と言い、そっと女性の方にスプーンを渡した。
スープへのこだわり・・・流石っす!!!
そして翌日家に帰ると妻の第一声・・・
「ニンニク臭ッッッッ!!!!!!」
店長夫妻・・・流石っす・・・・・!!!!
Pちゃんさん!!!
レモンと柚子・・・かなり悩ましい選択でしたが・・・相性はバッチリでした!!!
滅茶苦茶効きましたよ・・・!!!
だからといって・・・飲み過ぎには・・・注意します・・・・!!!