「久々の仙台はどうですか?」
「おい、仙台って言うな。宮城って言え。」
何て言う会話から始まった数年前の旅行の相談。
残念ながら、Mの方が都合がつかず、一泊二日の短い期間。やはりそうなれば東北が良いと言う感じにはなる。
「お前、牛タン食いたいだけなんじゃ無いの?」
「まぁ、それは否めませんよね・・・。」
なんて気持ちの悪い返しをされるモンだから微妙に腹が立つのだが、実際宮城旅行をする場合、秋田の我々には
初日の昼→松島で海鮮丼
二日目の昼→仙台駅前で牛タン
辺りが鉄板と言えば鉄板である。
そこはある程度妥協せざるを得ないとして、問題は・・・
「宿泊先を何処にするか」
だ。
我々は以前、二泊三日の旅行の際、初日は松島、二日目は鳴子に宿泊。
しばし考えて、私は一つの結論に辿りついた。
「宮城では知られた温泉街があるんだけど、そこ行ってみる?」
「何を言ってるんですかg13さん、全てお任せしますよ。」
この男はマジでそう言う知識が無いので、事実私が決めた方が早い。
「当日まで何処にいくかは不明」と言う体で話をつけ、いよいよ当日を迎える。
朝の5:30。
大体3時間以上掛かるのと、中途半端に色々立ち寄るので、これくらいが丁度良い。
「よし、行くか。」
と、いつものセブンイレブンにて朝食を購入することにする。
このバカは血糖値が上がらないと使い物にならないので先に
「お前、コーラちゃんと買えよ。」
と釘を刺し、私は買い物を終え車で待機。
数分後、のことだ。
サンドイッチを頬張っていると「手ぶら」で戻ってきたMが、運転席の窓をコンコンと。
窓を開け、「何?どうした?」と尋ねると、やはりこのバカは旅のド頭から、しでかしてくれたのである。
「あの・・・g13さん・・・・・・・
財布を忘れました・・・・・・。」
「さっさと車に乗って下さい・・・・。」
まずは鶏天からのビールといこうじゃないか。
このサックサクの衣
ムニンムニンの鶏モモ
甘めのタレ
このトリオのケミストリーはまさにビール地獄。
おいおい・・・・・このサイズでこの量・・・・・!!!
ハモの天ぷら590円は安いでしょッッッッ!!!
既に隣にいる「妻の魔の手」を振り払うことは不可能である。
揚げたては正義、そう思うのだ。
こうなれば日本酒は「飲まざるを得ないモノ」と化す。ベタに天寿で十分、と言う訳だ。
何故寿司屋に
「冷やしおでん」
があるのかどうかはさておいて、大根の断面図からも
「シミッシミ」
であることはお分かり頂きたい。
早く食いたくて「雑に切った」のは妻であり、私はこんなに箸の使い方が下手ではない、と言うことを弁明・釈明したい。
ごちそうさまでした。
さすがに店長から
「あれ、g13さん、寿司食ってなくないですか?」
なんて直々に言われたら食うしかねえってことで頼んだコハダ。
コハダのサイズじゃねえッッッッ!!!!
「この時期バカでかいサイズになるんすよね。」
なんて言われて、ちょっと学習したってこった。焼酎ロックをかっ喰らいフィニッシュ。
しかし・・・・何でもあるな・・・あっぱれ寿司・・・!!!
マッハでMの家まで戻る間、無論二人は終始無言。
考えたら、あそこでMが会計をしないと「もう一度コンビニに寄らなければならない」と言うことに気付き、私の金で会計を済ます。
Mは気まずさが溢れだし、私に金を払うまで朝飯を食わない覚悟なのだろうが、腹の虫は隣で鳴りっぱなしである。
「オイ!!!オメーの腹がうるせえから、早く胃に何か入れろッッッッ!!!!」
「は・・・はい・・・・・・!!!!!!!!すいませんッッッッ!!!!!!」
そうこうしていると、Mの家に到着。
2分程で戻ってきたMが発言したコメントには
「私のこの男への殺意の増加」
のエッセンスがしこたま含まれていた、と言えよう。
「あの・・・g13さん・・・・・・・
鞄に入ってました・・・・・・・・・。」
まだ・・・・・結果的に出発もしてねえッッッッ!!!!!!!
Pちゃんさん!!!
妻は帰って、即寝だったとのことです!!!
良い店なんです・・・・・!!!!!
ふつ映さん!!!
いつもありがとうございます!!!
bollaさん!!!
なんでか・・・この店の魔力は異常なんです!!!
毎週一度は顔を出す私も相当のクレイジーですがね・・・・!!!!