「やんのかコラァ!アァァッッッッ!!!!」
「んだとッッコラァッッッッ!!!!!!」
振り返るとWとYKが互いに胸ぐらを掴み合い、殴り合いまで一触即発。
ミスター悪巧み一派かつ、あのカンニング野郎W。
そして、
ミスター人望不足かつ、ニンニク野郎YK。
お笑い番長Oさん(留年した)、
先日の酔っ払いヘルニア野郎G、
あの女好きの拉致野郎でお馴染みのクズ野郎F
ですら、止めに入っている。
私の2つ後のテーブルで突如始まった取っ組み合い。
「おい!お前ら!止めろ!」
「離せ!離せよッッッッ!!!」
何この面白い状況・・・・!!!!
最高学年ほぼ全員が、2人を止め、全ての後輩たちは固唾を飲んで見つめている。
「また例のドッキリか」等と思っていた後輩たちもいたようだが、あまりの2人の剣幕にドン引きしている。
そりゃそうだ。楽しい宴会が一瞬にして「怒号が響き渡る先輩同士の修羅場」になったのだ。
私もこんなに切れたW、YKを見るのは初めて。
私は「必死で止めている連中」をよそに、酒のお代わりを取りに行く。
こんなに面白い酒のツマミは無い。
缶ビールを開け、私はいつものバカっぷりを発揮する・・・・
「いいぞッッッッ!!!やれやれーッッッッ!!!!!!!
ウェーーイッッッッ!!!!!!!」
エビの下処理を。
殻を剥きワタをとる。
軽く塩・胡椒・例のスパイスを振っておく。
たまねぎ 1/2のスライス
ブロッコリー 何個か
を、多めのオリーブオイルとおろしニンニクで炒める。
ブロッコリーは事前に塩茹でをしておく。
ここでも軽く例のスパイスを振る。
水分は切っているが、極力強火で飛ばすように。
エビを投入し、半生くらいまで火を通しておく。
茹でたパスタ(110gくらい)。
乳化用にお玉一杯分。
完全に水分が飛んだら
醤油 適量
ヤマサ 少量
よく混ぜて・・・・
あ・・・・
オリーブオイルで炒めたたまねぎ、ニンジン、えのき。
水分が出てきて、蒸発手前で白菜の芯の部分を投入。
それもしんなりしてきたら、胸肉を入れ、表面に火が通ったら水を投入。
味付けは塩と例のスパイス。
仕上げに
ほうれん草をドカ入れ。
完成だ。
我ながら良くできたが、やはり夜の炭水化物は控え目に。
2人で100~130g位が妥当である。
しかも私はほぼ食べない。
スープがありゃあ十分だ。
「おい!g13!何やってんだ!お前も止めろッッッッ!!!!!!」
「ハッハッハッやれやれ! ハッハッハッ!!!!!」
「おい!テメーいい加減にしろ!」
「g13くんも止めてよッッッッ!!!!」
闘う2人。
止める大人数。
そして、1人煽動する私。
まさに阿鼻叫喚の地獄絵図がそこに繰り広げられた訳だが、私のあまりの斡旋振りに「真っ先に当事者2人が冷める」と言う「皆にとっては大事に至る」、私にとっては「オモチャを取り上げられる」状況が発生。
「クッソッッッッ!!!!!!」
YKが外へ飛び出していく。
靴を履く間際、YKは持っていた缶ビールを全力で「玄関兼台所」に放り投げる。
缶ビールは勢い良く叩き付けられ、乱反射。
隙間に入ったアルカノイドの様な状況になったが、未だに宴会場は沈黙のままだ。
「ちょっと俺行ってくるよ!!!!」
GがYKを追おうと、玄関へ向かう。しょうがねぇ・・・・。Wは強い奴、対してYKはメンタルが弱い、と言うか「無い」。
「G、俺も行くわ。」
と言う私のコメントが言い終わるか否か、Gの絶叫がこだました。
「あ゛あ゛あ゛ーーーーーッッッッ!!!!!!!」
「どうした?!G!」
「さっきYK君が投げたビールの缶が・・・・・
逆さになって俺の靴に入ってる・・・・・・・ビショビショだぁ・・・・」
ブッハッッッッ!!!!!!!!!!!
完全に場は和やか、否、一瞬で「宴もたけなわ」。
最早Wも笑うしかない。
とんだホールインワンもあったもんだ。
さすが「奇跡の男G」。
この男の奇跡は枚挙に暇が無く、何度もご紹介させて頂いているが、一番「ホッコリ」するエピソードである。
明日から2日間、ブログの更新は致しますが、皆様のブログを訪問できなくなります。
申し訳ないですが、ご容赦ください。