右下の奥歯とその隣の隙間が広がってしまい、食べ物が隙間に挟まりうっ血。その後100%で腫れを引き起こし歯を磨く際大出血。
と言う状況が一週間も続いた私はいよいよ歯医者に行くことにした。未だ一度しか行ったことが無いが腕は随分信頼できると思っている。
腕が良い。何とも安心する言葉である。スーパーDr.Kを彷彿とさせるその雰囲気に私は兜を脱がざるを得なかった。
その日私は予約の電話をした。
「3月中は予約で全て埋まっています」
え?!・・・・・・・・・・・・・
「KAZUYA」・・・・・・。
何てこった・・・・・・。
とんでもない人気。
しかし、応急手当処置であればねじ込んでくれると言う。ねじ込んでください!と言った私はその日の昼、随分下世話な食事をしていた。
何をもって「スタミナ」かは不明。スタミナの定義は人それぞれ。分かることはこの店のスタミナの定義は 「分からない」と言うことだ。
そう、スタミナは重要だ朝田の様に当分補給を怠ってはならない。これからバチスタがあなたを待っている。
伊集院と加藤、何より必要なのは阿部サダヲである。
もっと必要なのは「きっと払いますとも!!!」の一言だ。
シンプルにニンニク味噌ラーメン。そう、テレビで取り上げられることのないであろう町中華。いや、ファミレス。
ゴッドハンド等必要ない。
農家の四男坊がいればそれで良い。
具はにら、玉葱、キクラゲ、ゴマそして・・・・・・・
ホルモン乱れ打ちだ!!!!!!!!!
あれば良いと言うわけではない。とにかくスタミナ色を打ち出したかったのではないだろうか。この時点から私の歯茎は終着駅に向かっていたのかもしれない。
そう、「こっちは一人助けるだけで精一杯」なのだ。
私は知っていた。この店のラー油が古いこと。詰め替えられて間もなく、ですら古いことを 。
案の定であった。
よって七味を大量投入。
カプサイシンが足りない、と言うのは辛いもの好きには苦痛。
「一億出したって安い」ものだ。
さて、中途半端なホルモンを食べると、とにかく咬合力が必要だ。私の歯はそのときから死に向かっていたのかもしれない。
「それでも私は人を治す」、有難い話で話である。
ごちそうさまでした。
スタミナ=ニンニク=ホルモン。
この方程式も必然なのであろう。
飲み込むために数十回以上咀嚼しなければならないこのホルモンもいろんな忌みで味があるのであろう。
とにかく歯に詰まる。
結局私は当面の治療の宣告がなされ、患部に関しては・・・・・・
歯磨きしないでください
と言う斬新な治療法を飯渡される始末。
「ヤクザのちゃんばら」とはこのことだったか。
いずれにしろ歯の悪いとき・・・・・・・
ホルモンはやめましょう!