常識と非常識。
文化が異なれば、勿論その価値観はひっくり返るないし別のものになるだろう。ミクロ視点で見れば、例えば家族でのルール、友だちの家で飯なんかご馳走になれば急に「天にまします我らの・・・」等と始まれば、箸を下ろすしかない。
ある芸人は「非日常の中の日常」という言葉をそのままコントに反映させている。「斜めの日」や「アトムより」なんかはその最たるものだと思う。
「暮らしの手帳」・・・・・・ 最高ですよ!
ある種、日常を描いている作品もたくさんある。テレビをキュウリの温室扱いにして、本当に受信料を取られないかは謎であるが面白い物は面白い。最近は「シャンパンタワーとあやとりとロールケーキ」のあやとりの件ばかり見ている。
個人的なベストは「モーフィング」ないし「ひよどり兄弟」。
しかし、私の周りにはラーメンズの話が出来る奴など殆どいないのです。今となっては古いのか?と思いながら、私は「sweet 7」を見てしまうのだ。
こいつのせいでちょっとanonymassが好きになってしまった。
いずれにしろ、常識では計れない物は存在するのだ。それは主・客問わずである。
例の上司と食事である。
数無い選択肢の一つだ。
町中華、と呼ぶには店内が広すぎる。その風情もない。なんせ
中華レストラン!
地元民に愛されているであろうこの店は、食後のケーキ、果てはパフェまで食えるもんだから女性陣の長居が絶えることはない。結局麺類をほぼ制覇してしまったが、何だか味の全貌がよくわからない。何時もファーストインパクトで翻弄されてしまっていた。どのラーメンも何かが違うような気がするのだ。
よってこの二週目で回収しなければならないと思っている。
出た。冠が付いたこのラーメン。Googleの評価はやたら高い。個人的には謎ラーメン。皆甘辛とか言っている。確かにそうだった。
謎ラーメンというか謎餡。
熱すぎて分析できません!
ん?
ようやく判明。
おそらく味噌を火にかけ、味醂か砂糖、或いは両方で緩くしたものに一味を合わせている。それを炒め肉野菜にブン回して餡にしている。
それを
on 醤油ラーメン......
流石だ。不思議な味が判明。餡が熱いので麺と混ぜながら食べると、
ただの甘味噌ラーメンだ!
私は辛いのに強い方なので、この量の一味では辛さは特に感じられないのです。
ということで投入。
多分辣油古い‼️
あの薫りはおよそ辣油とは呼べない。味は一応辣油だ!
ごちそうさまでした。
因みに...。
私はこのメニュー以外を見たことがありません。
そう、常に繁忙期なのです。
この店は不可解なラーメンが沢山ある。旨い不味いの話でなく、私個人の常識の外にあるのだ。
おそらく後に紹介するが、例えば上海ラーメンには多分大量の酒粕、そして長崎チャンポンのスープはファミレスの卵スープを全て餡にしたもの、という製作者の徹底したコンセプトが感じられる。
そう、この店に来れば予報に即して体を傾けなければならないし、適宜話し相手の電池交換をしなければならない。
私は襟を正して、食すのみである。この店の文化を受け入れるのだ。
ホコサキさん、違います!