記念日はここで。
と言うのが、妻との約束である。
昨年も2回。
今日が今年の一発目。
随分金は掛かるがまぁ良い。「みかわ」に行くための貯金、なんかもポツポツしているし、何よりとんでもない満足感を得ることが出来る秋田有数の店。
しかもある種、人当たりの気軽さはここがナンバーワン。
秋田、値の張る三大巨頭と言えば、私個人としては
◼️f(エッフェ)
イタリアンレストラン。完全予約制だが電話番号非公開。直接訪問すると丁寧に断られる。
つまり「誰か、経験者の紹介なくしてはいけない」店。店内全てがシェフのDIYと言う徹底っぷりも然ることながら、何ヵ月予約待ちか分からない「秋田とは思えない超絶店舗」。
この店に行ったことのある知り合いがいないので、おそらく私のブログに登場する機会は無いだろう。
◼️すし匠
秋田最強クラスの寿司屋(らしい)。
まず値段が凄い。結構飲む人間2人でコースを予約すると、簡単に5万を超えるとのこと。
一仕事も二仕事もし、最早創作寿司と言わんばかりの一貫一貫は「江戸前と秋田前の融合」とも言われ、魚を米に乗せる、と言うモノとは確実に一線を画す。
寿司をコースで食べる場合の胃のキャパが無いので、おそらく私のブログに登場する機会は無いだろう。
そして、みかわだ。
食べログや口コミを見ると、みかわに低評価している方の意見として
「足りない」
である。
こう言う方は勝手に「てんや」に行って頂こう。
もしくは、一旦晩飯食ってから行けば良い。
評価の的が外れている評論家
程、醜い輩もいない、そう思うのだ。
以前幾つか写真はあげている、かつスマホを落とし過ぎて画質がバカになっているので、最低限のモノだけ見て頂こう。
アラの刺身である。
魚のアラではなくアラと言う魚。
美味しんぼで大原社主が大チョンボをしそうになったことでも有名な一品が先付けで登場。
体長は最大で1メートルにもなるが、その見た目とは裏腹に、大味ではなく実に繊細な白身。
九州では鍋にして、最も美味しい部分はその唇と目玉らしい。
滅茶苦茶美味い、以上だッッッッ!!!
何度食べても未だに原理が不明。
断面図を見れば中央は完全に
火が通った生
エビ汁がジュワっと口内に広がる様は、さながら果物を口にした際と同様の現象が起こる。
天ぷらを食べて、こんな表現を擦るのは些か五幣がありそうだが
瑞々しい、以上だッッッッ!!!
謎の技術パート2。
貝柱も北嶋店主の腕に掛かれば
「火が通った生」
になる。
ここの天ぷらはとにかく甘い。
素材の甘さの次元が違う。
それを引き出す店主の腕は、まさしく危険な領域。
最高に美味い、以上だッッッッ!!!
そして何時ものお家芸。
ウニの大場巻き。
今日はウニの増量期間か?と思う程投入されたウニ。ウニが甘いなんてことが・・・あるんです!!!
結果、火が通った生 = 最強
以上だッッッッ!!!
この日一番だったと言わざるを得ないオクラ。
何か糖分を仕込んでいるんじゃないか?と疑いたくなってもおかしくない野菜の甘さ。
そしてオクラのねっとり感。
そこをキンキンの日本酒で流し込むとどうなるか。
早々に酔っ払う、以上だッッッッ!!!!
昨年、ウニ大好きの妻がコレの虜に。
ノリの天ぷらの上に贅沢にウニをドン(去年の倍くらいウニが乗っているのは気のせいだろうか)。
追加注文して、恵比寿顔になっている妻が私から日本酒をスティールしたのはしょうがないことかもしれない。
〆には天丼を選択。
ご飯は茶碗1/3程度だが、これが良い。
かき揚げとは、しかも一回ツユに染み込ませているとは思えない程、エビがプリップリである。
もう一度言おう。
量が足りないだぁ?
バカかッッッッ!!!!!
定食屋の天丼を食えッッッッ!!!!!
コンセプトが違うのだ、以上だッッッッ!!!!
ごちそうさまでした。
秋田に旅行に来た際、男鹿や乳頭、田沢湖・十和田湖(最早青森や・・・)、仁賀保や小安や秋の宮に宿泊するのも一つの手ではあろう。
しかし、1泊は大町付近のホテルに宿泊し、みかわで天ぷらを食べて頂きたい。
今日は半分も天ぷらの画像を出していない。
キス・穴子はもちろんだが、オクラ並にビビったのは
アスパラ
太さで揚げ時間と衣の厚さを分け、二段階で提供させる様はまるで極楽。
穴子なんかは基本難しいが、原則秋田の食材しか使わない店主。
米も野菜も、専用の農家を自分の足で見つけ、直に仕入れる店主。
魚も同様で、市場ではなく「直接漁師に買い付けに行く」店主。
秋田の素材を「天ぷらと言う調理法」で美味しく変化させる店主のいるこの店にこそ、秋田が詰まっている、と思うのである。
是非、機会があれば・・・・・!!!!!
我々が最後の客。
もう客は居ないのに、北嶋店主がどんどん食材を揚げている。
はぁ、成る程。
賄いか、と認識する。一度ここの賄いをサービスで頂いたことがあるのだが(因みに今日はサツマイモを食べてサービスしていただいたのだが、超美味えし超甘え!!!)、はっきり言って次元が違う旨さだった。
我々の視線が気になったのであろう。店主から
「これ、天ぷらじゃなくてフライなんです。」
「は?そうなんですか?フライ?珍しいですね。穴子から、さっきのアラから野菜もたっぷり揚がってますね。」
「ええ、これ実は明日の娘の
弁当用で。」
超贅沢弁当だ・・・・・ッッッッ!!!!!!
この娘さんは将来「料理の鉄人みたいな番組の審査員になる」、と勝手に思ってしまったのは・・・・・・・マジで余談だッッッッ!!!!!
天機さん!!!!!!!!まさか・・・ご存知でしたか・・・!!!
PERSONZの名盤三部作(私が勝手に読んでいるだけ)から、「砂の薔薇」のシングル曲
「sayonaraは言わない」の登場とは・・・・・!!!!!!
やってくれますね・・・・・・!!!!!
まぁ・・・JILLはもう謎の女性、ですからね・・・!!!!!